即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

悪漢列伝

2007年01月29日 22時50分22秒 | 将棋
ちょっと古いけど、将棋世界1月号の巻頭カラー特集は
<悪漢列伝>。

升田、花村、米長、などなどそうそうたる有名棋士が紹介されているけど、
一番ページを割いての、悪漢インタビューで大きく取り上げられているのが、
新人王、糸谷四段

現在、勝率、連勝、ともにダントツ一位。
今年度のタイトルはほぼ間違いなし。

悪漢棋士、ヒール、と呼ばれる理由は、

☆現役高校生で、なおかつ、三段陣からの参加で新人王になる。
その受賞式の挨拶で、『今の将棋界は斜陽産業だ。』と。

☆記録係をやらない。
従来の常識としては、現場の空気を吸う、とかの意味もあり、皆やっているけど、
『記録係の価値はない。自分は経験を知識で埋めることができると考えている人間。』
と言い切る。

☆人(相手棋士)のオーラは感じない。
人間は間違えるものと決めてかかっている。

☆京大の哲学科を目指している。
人生の究極の真理を見つけたい、と。

☆子供の頃からのすごい読書量。
5歳で将棋の本(漢字)を読む。
小学生低学年でアガサクリスティなどの推理小説を読む。

今までの棋士にはあまりない、上記のいくつかの要素が、立派な悪漢棋士と呼ばれる素となっている。

それから、意外だったんだけど、
ブログですっかりファンになった渡辺竜王も悪漢の一人、として取り上げられている。

先週の竜王就位式の様子、謝辞、など囲碁将棋ジャーナルでも見ましたが、特に悪漢イメージはなく、良きパパぶりも含めて、谷川・羽生の流れを組んでいるようにも感じる。

どこが悪漢イメージなのか。
天才肌、物怖じしない。人気ブログでストレートな物言い。
あの羽生の指を震わせた唯一の男でもある。
ってことなのだろうか。
本人はどう思ってるんだろうか?

まあ、見方によるけど、今までのスタイルの優等生的ではないのかも、とも思う。
新しいスタイルのトップ棋士とも言える。

竜王が悪漢であるかどうかはともかく、
昔のプロレスでもそうだったし、スポーツの世界でも何の世界でも、
エリートとか、八方美人とか、優等生ばかりでは面白くない。
典型的なヒールキャラがいると、世界が立体的になり、奥が深くなる。
いろんな楽しみ方の幅が増える。

常識から外れた発想、嫌われることを気にしないでやりたいようにやる性格、刺激的な言動で良くも悪くもその世界を活性化させる人材。

以前DNAの違いという記事でも書いたけど、今、ビジネスの世界でも、悪漢が求められている。

優等生は、組織の中で、歯車としては、支障なくこなして、無難な奴。
安心できる奴。これはこれで必要ではある。

しかし、常に耳の痛いことを言う存在。
何にでも懐疑的でいることの意味。

村上龍が言ってます。
『異端が文化を作る』と。

体制に順応するのは楽だけど、反抗するのは大変だし、疲れる。
それでも異端でいるというのは、その社会にとって価値があるし、それを潰してしまっては、新たな文化ができない。

最近、こいつ、ちょっと変わっているけど、なんか面白いこと、でかいことやりそう、って人が少ない。
サラリーマン的、優等生的な人は、今のような変化の求められている時代には向いてないとつくづく思う今日この頃。

若手悪漢棋士お二人の今後に心から期待しています。
そして、一将棋ファンとして、棋界をますます盛り上げてくれるものと信じています。
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すごい顔

2007年01月28日 14時01分30秒 | 雑感
アパグループ所有のホテルで構造計算書の偽装=国交省(ロイター) - goo ニュース

前に幕張のホテルのこと、書きました。

二度と行かない、って思ったところです。

こんなことで名前が出て、あの派手なおばちゃんが、盛んにテレビに登場しています。

やっぱりなあ、なんて思っちゃいます。

さもありなん、って思っちゃいます。

ホテルの従業員の目つきが怖い、なんていう主観的で一方的なことで、決め付ける、なんてこと本当はよくないんでしょうが、これはもう勘ですね。

同じように、あのおばちゃんの顔をテレビで見ちゃった時は、
あ~、見たくなかった、
見てはいけないものを見た、
今日一日、運が悪い、
って感じます。

他の人のブログ見てたら、
『朝起きてテレビをつけたら、画面いっぱいに号泣するAPAホテルの女社長の顔が出てきて驚きました。
朝からスゴいもん見てしまいました。』

ほんと、よくわかります。

15億?の豪邸を自慢げに紹介しているワイドショーもやってました。

いろんな見方はあるんでしょうが、
終わってますね。

幕張のホテルの従業員の目つきが、あの頃よりさらに怖くなっているかどうか、ちょっと確かめたくなっている今日この頃。
全然興味ないしどうでもいいんだけど、好奇心の成せる業、いわゆる性(さが)ってやつですね。
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納豆問題

2007年01月28日 13時02分51秒 | メディア
今回のことの発端は、「納豆ダイエット」に関して疑問を持った『週刊朝日』が質問状を関西テレビに送ったところから始まったとのことです。
疑問を持ったことからの大スクープ。

週刊朝日編集長登場、見てください。
その顛末、裏話がポッドキャスティング配信されてます。

記者が、なんで疑問を持ったか、そして、どのようにその疑問を解き明かすために行動したか、具体的にわかってとっても面白いです。
そして、関西テレビのいい加減さが、さらに浮き彫りにされます。

ダイエット関連の取材をしょっちゅうしている、神田記者。
納豆がダイエットに効くって、本当にそうかな、と単純な疑問を持ち、各方面に調査したら、怪しい部分が続出。
関西テレビに質問状送付。
事実に基づいたことで、問題なし、との回答。

そして、取材は続き、アメリカのデータや教授のことも調べたけど、インチキが判明。
さらに判明したことを質問したら、調査中、とか、あいまいな返事。
ノラリクラリ。
何か調べる毎に、また疑問が大きくなり、また質問、電話。
そして、何度も核心に迫る質問が来て、もうやばくなったのでしょう。
記者からの電話に『これから会見をします。』ガチャン!

なんですって。

頭来たので、『いきなりガチャン!はないでしょう、広報対応どうなってるのか?』
と文句言ったら、
『こっちだって大変なんだから。』
って逆切れ!されたとのこと。

ほんの3、4日の取材で、全部バレバレになるような捏造。
でっちあげにしても、あまりのレベルの低さ。

あきれちゃいます。
これほどまでにいい加減で、めちゃくちゃなんですね。

でも、ここまでわかると、今までの回で取り上げたことも全部でっち上げ、大げさ、演出過多、じゃないか、って思えちゃう。
いや、あるある以外の他の番組も、似たりよったり、じゃないか、って。

今回のことで絶対に言えること。

今回が初めてではない!!

何度も今のテレビ番組のこと制作スタッフのこと、書いたけど、根本的に考え直した方がいいですね。

まず、ゴールデンの番組は、視聴率の呪縛っていうのがある。
視聴率を取るにはどうしたらいいか、って発想で番組の企画が始まる。

でも、深夜番組は、自分が作りたい番組を作れる、作っていられる、ってことがある。
それで、面白い番組ができる。

今の『トリビアの泉』もそうだし、ずいぶん深夜の番組がゴールデンに格上げされている。またそうなると駄目になっていくんだけど、そもそもの、やりたいことやろうよ、って発想の深夜番組は、マニアックではあるけど、面白いものが多かった。

昔やってた、カノッサの屈辱、好きだった。
忘れちゃったけど、その他にも結構面白い番組、ありましたよね。

つまり、スポンサーの意向、局の編成の意向など無視して、
自分が見たい番組、自分が絶対に面白いと思う番組
作ってくださいね、制作マンの方々。
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レディースオープントーナメント第2局

2007年01月26日 22時23分26秒 | 将棋
レディースオープントーナメント第2局が昨日行われました。

もう後のない矢内女流名人が、貫録勝ち、というか、踏ん張って、1勝1敗に。
プレッシャーもあり、またまた挑戦者にすごく注目が集まっていて、やりにくい状況の中、女流名人としての意地を見せました。

さあ、いよいよ第三局が面白いです。

それにしてもすごい取材陣です。
負けた里見一級が、TVカメラ5台をはじめとした報道陣に取り囲まれ、共同記者会見。
瀬川フィーバーを彷彿とさせる盛り上がり。
ちょっと異常なくらいですね。
ニコニコして、自然に答えているようではありますが、弄ばれているような気もして、なんか可愛そうです。

将棋の普及にとっては、それから、女流棋士会の今後にとっては、歓迎すべきこと
なんだろうけど、勝手で自分本位なマスコミに翻弄されている感もかなりあります。

かといって、そんなに来ないで、騒がないで、とも言えないので、ここはいい意味でうまく利用しないといけない。

2月22日の最終局は、さらに注目が集まることは必至です。

でも2局と3局の間、開きすぎていて、気持ちのコントロールが難しいですね。
意識しすぎて、1ヶ月もずっと張り詰めた気持ちでいたら疲れちゃうし、かといって、すっかり忘れて普通に生活する、というのもどうなのか。

このあたりの気持ちと体調の管理と、当日までどう少しずつ上げて持っていくか、が勝負の一つの大きなポイントですね。

またその間にも、里見一級にはかなりの取材依頼があるのでは、と思います。
それにどう対応するか。
チヤホヤされて、スター気取りになったらお終いです。
でも今までそんなことなかった中学生が、急にそういう状況になり、今までのような精神状態でいられるのか。
もし自分だったら、絶対に難しいなあって思っちゃいますね。

そういうことも含めて、最終局の行方、とっても気になるし、楽しみです。
どちらが勝っても、将棋界にとって、将棋の素晴らしさ、楽しさ、という面を強く広く情報発信できれば、と願っています。
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ken's blog

2007年01月26日 22時18分09秒 | 
このWeb2.0がすごい!

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ウェブ2.0を理解するには何が必要か。
それは体験すること、と言い切ってます。

ブログもSNSも、ウィキもポッドキャスティングも、そしてYou Tubeも、体験してみて、自らが情報発信者になる。
それぞれの言葉の意味や理屈などよりもそれが肝心だし、第一歩だと。


このブログがすごいBLOGや、本で、毎年このブログがすごい!ランキングを発表している。
ほんと、こんなのあるんだ、へ~、ってものばかり。
いろいろ見に行って、楽しみました。

ちなみに紹介されている2007年1位は、このブログです。
上位で面白かったのは、動物チラリズム、とか、街で見かけた書体

それから、このエントリーがすごい!ランキングもある。

この部門で2位になった、志村けんさんのブログある日の記事
優しく暖かく語りかける口調がなんとも言えない。

自殺を考えたというコメントを寄せた人に対して:

『彼氏と別れて自殺? というコメントありましたが 大丈夫?ダメだよ。人は出会いと別れでより大人になるらしい。 無理かもしれないけど  時間がたつと良かった、有難うの気持ちになるよ         今好きな言葉 ありがとう 一日10回言いましょう会を皆でやりましょう  親に友達に お茶飲みに入ったらコーヒー持ってきた店員さんに ありがとう  誰も悪い気はしません  コメント入れてくれた皆 ありがとう 』

そして翌日の記事。

『今夜中の四時 661件のコメント読みおわったよ  昼間も読んだけど 何件か読みながら涙が自然に落ちました。 私みたいなブログで少しは共感して貰って・・  人が好き、生きてる事が好き、自分の嫌なとこもある せめて自分だけでも自分を好きになってやらないと 他人は自分の事を好きにならないよ    また生意気な事言ってる志村です  昨日朝方  駅 スティション 見て泣いたよ。』

いいでしょ、泣けますね。

今回のあるある大辞典のこと、残念です、と書いてます。
現時点で2000ものコメントがあり、皆、志村さんを応援しています。

ほんと素朴な素敵な人なんですね。
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DNAの違い

2007年01月26日 00時27分25秒 | 仕事
先日、オーナー系某クライアントの上層部3人(50代)と別々に会って、いろいろ話しました。

3人とも共通して言ってたこと。

今の30代以降の社員は、自分たちとは全然意識が違う。
これをなんとかしないと、この会社の先はない、と。

自分たちは今までこの会社で30年くらいの間、どろどろになってやってきた。
それはまだ会社も出来立てで、システムもマニュアルも何もできていなかったから、全部自分たちで考えて、工夫して、試行錯誤でなんとか軌道に乗せてここまできた。

今の若い世代は、すっかり大企業となったこの会社に入社した。
しっかりした、システム、マニュアル、企業の方向性のもとで、ひとつの歯車として、機能する、その中で動く、ということでやっている。

何かイレギュラ-なことやトラブルがあった時、マニュアルにはない事態、には、対応できない。
うまくいってる時は支障なくなんでもこなせる優秀なサラリーマン。

でも何かの歯車が狂った時、自分で考えて局面を打開する、という仕事の仕方ができていない。そういう時の対処の仕方がわからない。

これをなんとかするのが、今後の大きな課題。
そのためには、やはり、創業理念とか、どのような過程を経て発展してきたか、など、今まで自分たちが、真剣に、愚直に、身を粉にしてやってきたことを受け継いでいく、語り継いでいく、という作業が肝心。

やはり、子供の頃から、何でも欲しいものが手に入り、大型テレビも、ゲームも、携帯も、ipodも、PCも、当たり前のような時代に育ってきた人は、当然ながら、価値観、仕事観、など違うのは当たり前。
全く異質なDNAを持っている。

そこをどう繋ぐか、意識共有できるか、価値観やイデオロギーの共有ができるか。

うーん、多分いろんな会社に当てはまることですね。

そして、これがうまくできるかどうか、が、これからの変化の時代に対応していけるかどうかのキーになる。

このDNAの違いを意識して、どうしたら共有・共感できるのか、それをひとつひとつ地道に潰していけるのかどうか、で企業は大きく変わるだろうと思います。
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お詫び放送・こういうの最近よくあるある

2007年01月21日 21時12分47秒 | メディア
今やってました。

なんでですかね、こんなにたくさん捏造箇所。

一つだったら、まっいいか、ってこともあるけど、

一つの番組内で、これだけいっぱいあるとなると、

やけくそ?

やる気なし?

どうでもいい?

これじゃあ、どうやっても、バレるでしょ?

バレて当たり前じゃないの?

早晩バレるってこと、なんでわかんないのかな。

そこがわかんない。

本当の現場の一握りの人だけなのか、もっと上までが絡んでるのか、そこも重要。

極端だけど、テレビで言ってること、いや、マスコミからの情報、もう何も信じられないね。

じゃあ、何が信じられるかって?

周りの人、信じられる人の意見・情報、
そうブログも含めて、どんどん集合知の時代になりますね。
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もしかして・・・さもありなん

2007年01月21日 20時00分45秒 | 雑感
テレビ局の相互浸透マスコミの横暴、と、今のテレビ局の番組制作スタッフや制作会社のことを書きました。

そして、先ほど、納豆ダイエット捏造で、もしかして・・・ という記事を書いたのだけど、ニュースによると、

「アメリカでの取材が難航し、期待していた教授に取材ができず、制作サイドが追い詰められたため、」

とあります。

詳しいことはわかりませんが、孫請けの制作会社のスタッフが、アメリカまで取材に行って、予定通りにことが運ばず、メインのその取材ができないと、全体構想にまで影響しちゃうので、えらいことになる。(事前の調査の質の問題ももちろんあるけど。)

制作費も嵩むし、スケジュール的にも間に合わなくなる。
別の企画を立ち上げて今から間に合わせるのは不可能に近い。
このままじゃ、大変だ。
始末書どころか、もう取引停止、出入り禁止になるな。
いや、損害賠償だな。
そうなると、自分たちはクビになるかも。
懲戒免職、だけではすまない、もっとえらいことにもなりかねない。

ほんと想像だけど、こんな状況が想定できます。

制作者としての技術、とか、志向もあるだろうけど、
この局面では、勇気、ですね。

それと、その会社の組織、とか体制、受発注全体のメカニズム。

今の世の中は、誰しも、保身だけを気にしている、
小さなサラリーマンが目立つ。

こんなことしたら大変だ、ことを穏便に。
うちうちだけで内密に処理して・・・。

お役所じゃないんだからさあ。

『すみませーん、失敗しましたぁ。
いろいろ動いたけど、うまく行かなかったんです。
申し訳ないでーす!』

って言うしかないですよ。

その一言が言えないから、
そこで、路頭に迷う、とか、子供が受験で、とか、
考えちゃうから、大事(おおごと)に。

リスクマネージメント、なんて言葉が思い浮かびます。

こんなことが起こっても不思議でないような図式は、
関西テレビだけでなく、
どこの局にもあるんじゃないかと思いますけど・・・。
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価格競争は誰のため?

2007年01月21日 16時51分35秒 | 雑感
あの頃は、全体的に、徹底的な価格戦略、価格競争が主流。
完全にデフレ対応商品だったのが、ここ2年くらい、それでは立ち行かなくなった。
そして、全面的な見直し、再構築のための投資をし、新たな価値を作らなきゃ、という時代になってきたようです。

ファミレスのガストが、スパゲッティ280円、ハンバーグ380円とやったのが、最初だったかどうかわからないけど、価格破壊、という言葉が横行し、皆右へならえで、市場全体が価格戦争にのめりこんでいった。

ファーストフードも39セットをやれば、380円で対応、みたいにほんと、泥仕合。

そして、どうだ、ここまでやったらついてこれないだろう、みたいに、どんどん突き進んでいったマック。

その頃、皆噂していた。
『ひどいねえ、あそこまでやったらもうだめだよね。
あんなに隆盛を極めたのに、奢る平家は久しからず。』と。

値引きキャンペーンは麻薬注射。

なかなかやめることができない。
なぜって集客が落ちるから。

でも、これって、誰のため?

一般消費者はそんなにまで望んでないです。
ハンバーガーは50円じゃなきゃ買わない、なんて、思ってないですよ。

商品の価値というのは、その大半が価格なの?
価格が安いこと以外には、何の価値があるの?
それはどうなってるの?
一生懸命追求しようとしてないの?

ランチに50円バーガーほおばってるお父さんが、
『これは助かる、倹約になっていい、生活のためには、ありがたい。』
なんて、テレビのインタビューで答えたりして、マスコミもその部分だけをあおる。

あのころの固定電話や初期の携帯、プロバイダーもそうだった。
0088は、
0.何円お得、みたいな。

それから、スポーツクラブの入会金だってゼロ円が当然。

でもね、必要なら、コストがかかっているのであれば、
それを消費者に納得させて、
ちゃんと取ればいいじゃん。
取れるものなら。
買っても納得してもらえる価値がちゃんとあるものならね。

なんでも価格価格。
安くなきゃ売れない。
今の客は安くないと買わない。

自分で価値を放棄してるから、そういう惨めなことになる。
本末転倒なことになる。

何がその商品(サービス)の価値か、しっかりと考えて、
その価値をちゃんと作りましょうね、企業の皆様。

消費者としても、その方がうれしいです。
僕たちがほしいもの、作ってくれれば、別に無理に安くなんかしなくてもいいですよ。買いますから。
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運を強くするには

2007年01月21日 16時22分10秒 | 雑感
米長さんの本、『運を育てる』の記事、書きました。

それの続き。

星野仙一さんの言葉です。

ある新聞のインタビューで。(監督時代のこと)
『なんでこんなにうまくいったんですか?』
『運でしょうね。』
『では、運を強くする方法は?』
『人を大事にすることですね。』

『人との出会いを大事にし、身近にいる人を大切にする。
感謝すること、そして、その人のことをできる限り真剣に考える、そしてその人のためにできることをする、ってことですかね。』

『そこから運が開けて来るような気がする。』とのことです。

これもなかなかできないことですね。

この話をビジネスに置き換えると、

クライアントのことを真剣に考える、
クライアントの課題解決をするにはどうしたらいいか、
別に、仕事になる、ならないは関係なく、
一緒に悩んで、一緒に考える。

その結果、仕事が発生して、売り上げにもつながれば尚良し。

でもビジネスのことよりも、
自分の喜びとしては、
クライアントの課題を解決するために役にたつようなことができた、
ってことの方が、ずっと大きいし、
それをまた認めてもらって喜んでもらえたり感謝してくれたら、もう言うことはない。

運を強くするって難しいけど、そう考えればとってもシンプルですね。
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