即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

アイディアの化学反応

2007年07月31日 22時28分49秒 | 
考えないヒント―アイデアはこうして生まれる
小山 薫堂
幻冬舎

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この本、いろんな共感ポイントがあったので、再度取り上げます。
****************************************
一つのことだけやっていると、その世界の枠組みの中でのアイディアしか思い浮かばない。

なので、いろいろ複数のことをやる、考える、ことが大切。

いろんなチャネル、世界、興味、人脈を持っていることで、違うものが結びつくことで、新しいものが生まれる。

アイディアの化学反応が起こる。

アイディアは、人そのもの。

なので、広く浅く、いろんなところに首を突っ込んで、多種多様な人と会うこと。

いつも第三者の目線で面白いものを探していたい。

一番の理想は旅人のような生活。

一つのところに根を張りたくない。
アイディアがそこで固まってしまう。

不安定だけど、落ち着かないほうがいい。

座り心地のいい椅子に座ると、どっしりしてしまい、筋肉を使わなくなる。
*********************************

小山さんのこの話、とっても共感しちゃいます。

どれだけできているかは別として、僕もほんと、ずっと前からそう思って暮らしています。

どっぷりつかるのはいや。

固定された頭で考えていると、何かが見えなくなる。

新たな、自由な、フレキシブルな、発想や判断ができなくなる。

この年齢の人だから、多分こういう考えだろう。
この会社の人だから、こういう人に違いない。
営業マンだから、こんなことは当たり前。
都会に住んでいるから、こうなんじゃないか。
この学校出たのなら、こういう人だよね。
家庭があるのなら、こういう生活なはず。
スポーツが趣味だったら、これも好きなはず。

単純にこういう発想をしたくない。

すべてのこういうことに、あまりあてはまりたくない。
いい意味で期待や予想を裏切りたい。

帰属したくない。
群れたくない。
自分は自分。

疑ってみる。
反対から見る。(加藤一二三流?)

違うものをつなげてみる。
相手の立場、人の立場で考えてみる。

好きだったドリフの「もしも○○だったら」コーナーってあったけど、
あれですね。

もし、自分が10代で、高校生だったら、この商品について、どう思うだろうか?

もしも、自分が若い女性だったら、このレストランに来るだろうか?

もしも、自分がいっぱいお金があったら、この車欲しいだろうか?

もし、自分が経営者だったら、こういう判断をするだろうか?

○○の立場だったら、どう捉えるのか、どう感じるのか。

極力、頭の中で、シミュレーションしてみる。考え抜いてみる。

新たな視点。違う角度の見方。新発見。


昔、設定ごっこ、したことあります。
(くだらない遊びではあるけど、ある意味トレーニング。
タモリも昔仲間とよくやったって、聞いたことあるけど。)

何かの設定をして、それになりきって、できるだけ想像力を働かす遊び。

例えば、誰かと飲む時。

今日は、中学の教員になって、いじめについて真面目に話し合っている、同僚、という設定。

と決めたら、完全になりきって、話しをする。
(まわりに聞こえるように。)

『nanapon先生、そっちのクラスはまだいいけど、うちのクラスはねえ、
あの鈴木ってやつ、知ってます?あいつはね、悪い奴じゃないんだけど、やっぱり、父親がいろいろあってね。』
『鈴木って、背の高い緑町の奴ですよね?やっぱり家庭の問題があるんですか。』
『いつもイライラしている感じで、成績も前から見たらかなり下がってきてるしね。』

なんて、やるわけですね。
想像力が豊かでないと、会話が進まない。

これは酔っ払った方がうまくいく。
こんなにまで膨らんだ会話ができちゃって、すごいな、俺たち、みたいなことになれば最高。

そして、ここに、聞いていたまわりの人が絡んできたら、さらに盛り上がる。

もうひとつ、カニングアウトってほどでもないけど、
昔、本当に馬鹿なことしました。(あー恥ずかしい!!)

ほんと、若い頃、大学の頃かな、

仲間と、『はとバスって、乗ったことない、一度乗りたいね。』

ってことになって、希望者多数、皆で乗ることになった。

普通に大勢で乗っても面白くないので、

《青森から出てきた青年団の東京見物。》という設定にした。

いわゆる、田舎っぺツアー。

もっと細かい、設定、
下北の脇野沢村の青年団で、誰が団長、とか、昨夜の○時発の夜行で来た、とか、今夜はどこに泊まる、とか、
細かい設定も全部決めて、

仲間20人は、はとバスに乗った。

当然、ファッション、持ち物、言葉使い、などなど、

各自の想像力の勝負。

ハンテン、とか、綿入れ、とか、おじいちゃんから昔の背広借りてきたやつ、とか、各自思い思いのアイディア満載で。

当然、方言は勉強して。

これも、
もしも自分が田舎っぺで、はとバスに乗ったとしたら、

って、あのシリーズの発想の実践です。

こんなことをしたりしてると、知らないうちにアイディアの化学反応が起こるのだ、と、いまだに信じています。
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LPSAの今までと今後

2007年07月31日 00時35分42秒 | 将棋
ものぐさ将棋観戦ブログの記事、
《土曜の日本女子プロ将棋協会(LPSA)等のイベントが終わって》
ご覧になりましたか?

ザ・たっちの片割れのshogitygooさん
将棋ブログの眞鍋かをり役として、
また、LPSAの外部広報担当として、しっかり活躍してくれています。

そして、関係各位のレポート。
それぞれの立場で、土曜日のイベントの様子を書いています。

解説を務めた渡辺竜王の記事、《日本女子プロ協会のイベント。》

片上五段の記事、《ついにここまで》

そして、当事者、石橋女流四段《大盛況御礼m(__)m》

同じく北尾まどか女流初段《ご来場ありがとうございました☆》

同じく、中倉彰子・宏美女流初段《ありがとうございました》

そして、LPSAスポンサーITベンチャー社長さん、別名魔人ブウ*さんの《"日レスインビテーションカップ"1回戦&設立記念パーティ》

スポンサーではあるものの、一般参加者としてのレポート、興味深かったです。
『立食パーティでも、こんなちゃんとしたものが食べられるんだ!』みたいな感想、いい感じです。

またどんどん参加者も増え、賑やかになってきた将棋SNSでは、解説会でのリアルタイムのかなり詳しいレポートも書かれています。

スポンサーになったり、将棋のSNSを立ち上げたり、というだけでなく、ほんと、社長のこれだけの行動力、頭が下がります。

ザ・たっちに比べて、(→比べるんじゃねえよ、って片割れが言ってますが。)
棋界への貢献度、すごいものがあると思いますよ。

羽生三冠の挨拶
中井代表の挨拶
ちゃんと、動画でアップされてます。
いいですね。このファン思いの努力。
その場にいなくても、雰囲気、よーくわかります。

片上五段もしみじみ、感無量、と言われてますが、ご本人たちの思いは、如何ばかりか。

去年暮れから、いや、もっとずっと前から、いろんなことありましたね。
実力実力、と、言われちゃうと、言葉を飲むしかない。
さんざん言われるばかりで、文句を言うわけにもいかず、じっとストレスを溜め、我慢我慢の日々。
じゃ、どうしたら、いいんだよー!?と叫んでも、誰もヒントはくれない。
そんな悩みを語っても、心から同調してくれる人は少ない。
うわべでは、そうだよね、そうしなきゃいけないよね、という雰囲気にはなるけど、じゃ、誰が先頭切って、局面を切り拓いていくのか、と言っても、誰もはっきりしたことは言わない。
何よりも対局があるし、将棋が第一、という逃げ道も立派にあるし。
弱いくせに、生意気なことうんぬん、みたいな話にもなりかねないし、これは結構複雑。
そして、いろんなボタンの掛け違えも含めて、苦渋の選択の毎日。
何も言わないこと、反論しないこと、でも、言わないと仕方ないこと。
大人のやりとり、双方削除して、鞘に収める。
まだまだお互いの気持ちの中に、いろいろ複雑なものはあるのでしょうが、一日も早く、すべての変な拘りとか、確執とかは、なくなって欲しいです。

ものぐさ将棋観戦ブログにも書かれてましたが、パーティでの羽生三冠の挨拶。
今回の独立を「将棋でいう勝負手」と言ってました。それから「私がここで挨拶していていいものか」と、いうフレーズ。なんかとっても本音っぽくて、いいですね。
こういうのとっても好きです。(多分片割れもそうだと思いますが。)
「いーーんです。」(川平慈英の口調で。)と僕も心から叫びたくなります。

中井代表の挨拶動画。
「本当に色々なことがあった。」
「いろいろ全部話したら、このパーティが終わってしまう。」
僕のレベルでもいろいろ思い出したら、泣けてきます。
ほんとよくここまで来ましたね。
皆さんのがんばり、尋常じゃないですよ。

そして、「口だけでなくお願いします。」と、しっかり一言言ってますね。

>この挨拶を聞いていると、中井さんのような人柄の方が団体のトップ、顔なので、LPSAもうまく行っているのだなあと感じてしまいました。どう考えても、いいリーダーですよね。

ザ・たっちの片割れの意見に同感です。

今まで、「独立」、という話になってからというもの、僕も初めは正義感から、こんなにいろんな記事書きました。

読み返してみると、あー、ここまで一生懸命前のめりになって、エールを送り続けてきたんだなあ、って思います。
我ながら、すごい!(笑)
びっくり。(笑)
(当然ながら「勝手に将棋トピックス」その他もっともっと真剣に深く考えていたブログはありますが。)
現状打破
新たな一歩
思いの力

卒業と自立
温度差
女流棋士独立に向けて
女流棋士独立に向けて・その2
卒業の季節なのに・・・
卒業の季節なのに・・・その2

卒業の季節なのに・・・その3
卒業の季節なのに・・・その4
違和感
女流独立派の対局

悲しいことです

中井代表の話を聞きながら、

涙無くしては語れない、ここまでくるまでの長い道のり。

よくここまで来ましたね。来られましたね。

がんばりましたね。グスン。

『いいよいいよ、話したければ、ずっとパーティ終わるまで話していたっていいんだよ。
なんか辛いことあったら、いつでも連絡するんだよ。
旅の空から、おにいちゃんはさくらたちの幸せを祈っているからね。』

馬鹿ですねえ、ほんとに。
ほんと、心から泣けるのは、中井さん石橋さんたち独立派の方たちなのだけど、
関係ないおにいちゃんも、もらい泣きです。

前にもさんざん書きましたが、古い体質の連盟。
よく思っていない人もまだまだいるんでしょうね。

今回の選挙での、岡山の「姫の虎退治」が少しかぶります。
力も権力もある旧体質の体制に対して、新しい力が予想以上に期待される。

まあ、そんな人達は気にしないで、今の調子で、明るく楽しんで、どんどん進んでいってください。

17人の方々の情熱、踏ん張り。
それを支える方々のたゆまぬ努力。

よくここまでやりましたね。
ほんと、偉いですよ。

そして、ここまでやってきたからには、もっともっと期待が集まっています。

さらに大変な局面です。

今までよりも難しくなるのは必至です。

でも、皆様方の情熱、将棋に対する愛情、があれば、どんな局面になってもうまく行きます。

やっとここまで来ましたが、これからが本当のスタートです。

頑張ってください
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人の目を感じること

2007年07月30日 23時40分07秒 | 外食
週末、スポーツクラブに行って、久しぶりに目一杯汗をかいた後、
近くのファミレスに食事に行きました。

そこで・・・。

終始子供がぐずっていて、すごーくうるさかった。

当然、回りの人たちも皆、迷惑そうで、

何でこんなにうるさいんだろう。
どんな子供だろう。
親はどんな顔してて、どういう対応をしてるんだろう。
いつになったら静かになるんだろう。

っていう目で、いやっと言うほどの視線攻撃をしているんだけど、

全く、気づかない。意に介さない。

視線に気づく気づかない、というよりも、
その手前で、
子供があれだけ大声発しているのに、

『こりゃ、まずいな、何とかしないといけないな。
やばいやばい、静かにできないと、いたたまれないな・・・。』
って、気持ちがない。
ハラハラしてない。

パブリックであることを全く意識してない。

まわりなんかよりも、自分の子供が大事。
家にいるのと同じ。

聞いてると、
小さな声で、一応は、『静かにしなさい。』と言ってはいるようだけど、
別に強い口調でもないし、普通に一家四人で、淡々と食事している。

3人(両親・5歳くらいのお兄ちゃん)は普通で、下の男の子(2歳くらいか)一人だけ、ぐずって騒いで、大声出している。
ほったらかし。親は責任も何も感じてない。

子供なんだから、騒いでも仕方ないでしょ、つべこべ言われる筋合いじゃないよ、って居直ってるってことなんだろうか。


最近ほんといつも思うことだけど、

車内などの公共の場で、人目を気にする人が少ない。

携帯で大声で話しているから、じっーと怖い目つきで、これでもかってほど、見つめてやる。
(小心故、うるせーよ!と言えず。)
隣に座っている人のイアフォンからこぼれてくる音楽の音がうるさいので、顔を覗き込んで、迷惑じゃあ!という顔つき、視線を送る。
(怖そうなおにいさんなので、顔つき+視線にとどめておく。)

しかーし、何も効き目はない。

回りは一切気にしてない。

自分(あるいは自分たち)だけの世界。

傍若無人。傍らに人がいないが如し。

人がいても、その人がどういう人で、どう思っているか、など、何も関心がない。

モノと同じ扱い。

完敗です。

ここが信じられない。

よく人前で話をする時、緊張しないために、客をカボチャと思え、とかあるでしょ。

カボチャと思おうとしても、なかなか思えないものだけど、
こういう人たちは、ハナから人間と思ってない。
相手はモノだから、緊張も、ハラハラも、申し訳ない、も何もない。

いいな、そういうのって。

鈍感力?

鈍感を通り越して、不感症。

異人種。宇宙人。

こういう時代における、
しつけ、教育、モラル、規律など、考え直さないといけないです。
今までの常識はまるで通用しないです。

難しい局面になったものですね。
政治として、社会として、これを打開する次の一手、悩ましいです。
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女流の今後

2007年07月28日 01時08分14秒 | 将棋
以前より、いろいろ議論されていた、この話。

最近の片上五段の女流のレベルという記事、そして、ものぐさ将棋観戦ブログの、石橋女流四段 朝日杯で二連勝と言う記事(+その後の関連記事も)、面白かったです。

将棋脳―これであなたの脳はよみがえる
中原 誠
サンマーク出版

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この中原永世十段の本に、女流のレベルについての表記があるので紹介します。
**********************************
なぜ、強い女性が少ないのか。
今、棋士全体では、女性(女流)は25%しかいない。

マイナス面:
女性の特徴を考えると、空間認識が苦手。
感情的になることが多い。

反対に、プラス面:
男性と違う感性を持っている。
→わなに乗ってこない、信じられない手を平然と指す。
ミステリアス!

分析としては、プラス面もマイナス面もあり、現状(差があるの)は単に人口の少なさ故のことで、人口がどんどん増えれば、逸材も出てくることだろう、
という見解です。
************************************

次に、今年の将棋世界1月号で、先崎八段が言ってます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『女流にかなり期待している。女流が将棋界を支えていると言っても過言ではない、と思っている。

大事なことは強くなること。

女流制度はいずれ解体するだろう。
なぜって、将棋は頭脳ゲームなので、男女の差はないはず。
女流ががんばれば、自分から垣根をなくすことができる。
そう自分から垣根をなくしたい、と言い出して欲しい。
自分が頑張れば、何十年後には男女の垣根がなくなるんだ、と思って強くなって欲しい。』
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

今、歴然とした実力の差があるのは、他の要素もあるけど、単純に裾野の人口の男女差、ということが一番大きく左右しているのではないでしょうか。

感情的であるとか、女性の特性に関する分析については、いろいろ意見が分かれるところではあると思いますが、男女の人口差ということについては、絶対に大きな要素ではあると思います。

そして、片上五段の意見、『長時間互角のまま局面が推移していく、そういった経験がないのが大きいと思うのです。』『時間がたくさんあるからこその悪手、あるいは時間が「少なくなってきた(もともとはたっぷりあったのに)」ゆえの悪手というのも、プロの将棋にはたくさんあるのです。』というところで言うと、将棋の経験値の差、というのもあるのだと思います。

また、現状で明確な力の差があるというのは、誰もが認めざるを得ないことから言うと、ハナから、甘く見られている、気楽に普通にやれば勝てる、という男性側の自信というのも起因していると思います。
力の差があることゆえの影響。

明らかに自分より力が上の棋士に対するときは、最初から蛇に睨まれた蛙状態。
同じくらいの力の相手とやる時と、違ってしまう。
自分には思いつかないような、羽生マジックのような手が、いつ出るかいつ出されるか、って不安がいつもつきまとい、その結果、疑心暗鬼になり、躓かなくてもいいところで勝手に躓き、本来の力が出せず、自信がどんどん薄らいでいく。

このような大きく言って3つの要素が絡み合って、現状の差になっていると考えるのが妥当ではないでしょうか。

どちらにしても、今後、女性の裾野が増え、女流棋士の人口が増え、もっといろんな修羅場も含めた経験を積んで、少しずつ差が縮まり、自信もついてくれば、勝つことはそんな大変でない、勝ってもニュースにはならない、普通に力を出せば勝てる、というような流れになっていくんじゃないでしょうか。

さあ、明日、女流棋界は、大変な日ですね。
記念すべき日とも言えます。

LPSAは、設立記念パーティ"日レスインビテーションカップ"1回戦開催

あの辛かった頃からここまで来れたのは、涙ぐましいほどの皆様方の努力。
まわりの方々や、スポンサーの方、これだけのそうそうたる発起人・応援者の方々、そして何よりも暖かいファンの人達の励まし、応援。
単に独立して、何とか新法人を作った、というだけでない。
まだ間もないのに、これだけイベントを実施し、普及活動もレギュラー化し、広報も情報開示も、ほんとにここまでしっかりやるとは、期待をかなり上回っています。素晴らしいスタートだし、これからがますます大変ではあるけれど、さらに大きな期待が持てます。
ほんと、拍手です。ほんと、心から祝福したいと思います。
(ほんとは、直接お祝いの言葉を言いたいので、行くつもりでしたが、残念ながら、ザ・たっちの片割れsyogitygooさんと同じで、行けなくなってしまいました。残念です。

そして、連盟の方は、王座戦・女流対男性プロの一斉対局+女流棋士会の「せんだがや・天童交流まつり」
これも大注目、話題性十分のイベントです。
特に最近、清水女流二冠、石橋女流四段が、対男性2連勝、と女流にとってはとってもいい流れで来ています。
その流れに乗って、ここはぜひがんばってくれるのではないかと、期待してしまいます。
難しいとは思うけど、思い切って2勝以上やってください。
あー、いいところまで行ったけど、やっぱりね、結果男性が4勝、順当だよね、
ってことになると、今の勢いが切れてしまいます。
女流の力が見直されるいいきっかけにしてください。
ここで、2勝以上というような結果が出ると、上記のいろんな女流のイベントが更に話題性を増し、マスコミにも大きく取り上げられます。
明日、しっかり応援していますよ。

そんな明日。
女流にとって、棋界にとって、
明るい将来のために、歴史に残る素晴らしい日になりますように
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視聴率8%の幸せ

2007年07月25日 20時47分21秒 | 将棋
考えないヒント―アイデアはこうして生まれる
小山 薫堂
幻冬舎

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この本、とっても面白かったです。
とってもお薦めです。

この著者の小山薫堂さんって知ってますか?

放送作家として『カノッサの屈辱』『料理の鉄人』などを手がけた人。
ラジオのパーソナリティ、エッセイスト、脚本、作詞も手がける多才な人です。

たくさん共感した部分、あったのだけど、
そのうちの一つ。(別のことも書きたいことあるので、また後日。)

TVの仕事で、一番面白いと思うのは、視聴率8%くらいを狙う、ということ。

たくさんの人に観られようとすると、内容はゆるくなりつまらなくなる。

マニアに絞って作ると、内容の濃い面白いものはできるけど、多くの人には観てもらえない。

ちょうど8%くらいのところが、制作サイドとしても、一番やりがいがあるし、完成度の高い番組作りができる。

前に、いろんな番組のこと、いろいろ書きました
スポーツ中継に何でアイドルが出て賑やかしする必要があるのか、などなど。

これと同じ話ですね。

将棋の番組とか、先日書いた観戦記についても同じこと。

狭く深く、上級者、マニア向けにするのか、
はたまた、浅く広く、初心者、多少興味のある人、向けにするのか。

今は普及に重きを置く時期ということは異論がないと思うので、
以前よりも、浅く広く、にシフトすべきとは思うけど、
あんまり広くしすぎて、薄っぺらな内容になっても意味がない。

タレントで引っ張られて番組を見た人が、
少しでもバレーボールに興味を持つようになってくれているのか。

視聴率はよかったとしても、単にタレントを見て満足で、
バレーボールに対する興味は全くなかった、育たなかった、というのでは、あまり意味がない。

そのバランスが肝心。

そこで8%という具体的な数字が出てきたのだと思う。

多すぎても、少なすぎてもダメ。

どちらにしても、その番組企画、観戦記企画、イベント企画の、
制作意図が明確で、その構想どおり、思惑通りになる、ってことが重要。

上級者もある程度楽しめ、そして、新規のファンも少しずつ取り込んでいける。

あるいは、いろいろな手が複数打てるのであれば、
これはこのターゲット向け、こちらは、別の層向け、
と、バランスよく組み合わせていける、というような。

いわゆるメディアミックス、プロモーションミックスを行って、
トータルバランスの中でものごとを進めていく。

そして、流れを見ながら、少しこっちの方向を厚くしようとか、
修正を加えつつ、やっていく。

そういう意味では、連盟、LPSA、新聞社、スポンサー、
そして、アマチュアの連盟や支部、町の道場に至るまで、
将棋の普及や情報発信に関わるすべての人たちが、
きちんと役割分担し、
戦略的に裾野を広げていけるような体制作り

もっともっと知恵を絞って、汗を出して、
協力してやっていかなければならないと思います。

将棋、って面白いよ、
ぜひ一度やってみようよ、
もっとうまくなろうよ、
って、将棋関係者だけでなく、
僕ら一般ファンも、回りに声かけて、誘い込んで
一人が一人ずつファンを増やしていく、って、活動をしないといけないとも思います。

そういう意味では、こんな記事を書いてることも、その一助になってるかもしれないし、地道に少しずつでも、自分のできる範囲で貢献していきたいな、と思っています。
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妻の呼び方・その2

2007年07月24日 22時06分43秒 | 雑感
この話の続きです。
風屋さんの記事、文化人類学 でもいろいろコメント寄せられましたね。

皆、人前で何て呼んでるんでしょうか?

とりあえずいつも見てるブログでは、

渡辺竜王は、「嫁さん」です。
そして、妻の小言。では、「旦那」と呼んでいます。

片上五段は、「嫁」。
北尾まどか女流初段は、「ダンナ君」。

いいな、これ。若い感じで。

「うちのダンナ君がね、」なんて呼ばれていたとしたら、結構いいかも。

この話は、自分がどう呼ぶか、ということもあるけど、どう呼ばれたいか、というのも、ひとつの大きなテーマだと思います。
(実際に呼ばれている名称と、呼ばれたい名称のギャップ。)

例えば、嫁と呼ばれたくない人もいるでしょうし、呼ばれたい人もいるはず。

それから、その場にいる時といない時で変化している場合もあるのではないかと思います。
例えば、僕がいる時は、夫、と言うのに、いない時はダンナという、みたいな。

それから、呼び方の相性、法則みたいなこともあるかもしれない。

妻と呼んでいる人の80%は、主人と呼ばれている、みたいな。

家内と呼んでいる人は、決して、亭主とは呼ばれていない、とか。

こういうの、調べたら本当に面白いんじゃないかと思います。

日本人の、夫婦観、家庭観、がいろいろと分析でき、新たな発見ができそうな気がします。


先週、数年ぶりに仕事で、ランキングで有名なO社の方に会いました。

音楽とか、映画とか、そういうのはもちろん有名だけど、最近は、RANKING NEWS<日本最大級のランキングポータルサイト>も運営しているとのことで、エステとか、スポーツクラブ、とか、英会話スクールのようないろんな分野の人気ランキングも出ています。

そして、いろんなランキングコンテンツを拡大していこうとしている、
との話を聞いたので、思わずこの話をしたら、受けました。
『それ、いただいてもいいですか?』ですって。

そして、どんどん話は広がって、
先日、前派・後ろ派の記事で、書いたことも含めて、単なるランキングでなく、地域だったり、血液型だったり、購読新聞だったり、いろんな特性によって、同じランキングでも、ずいぶん魅力的なコンテンツになるんじゃないか、という話にもなりました。

単純に毎週、「今週のランキングは・・・・」というだけでなく、

その時々で、旬な特性をとりあげ、その人たちの中でのランキングを発表する。

例えば、今は選挙ですね。

では、各党支持派別の「好きな音楽ジャンル」ランキング。

同じ地域の同じ性別・年代の人で、調査して、

自民党は、演歌、で、民主党は、ニューミュージック、みたいな結果になるのかならないのか?
これは極端だけど、全く差がないってこともないと思うので、党によっての特徴はあるのかないのか。

共産党支持は、どんな音楽が好きなのか?

面白いでしょ、これ。

例えば、生まれ月別の「好きなアーティスト」。

夏生まれの人の方が、冬生まれの人よりも、チューブやサザンが好きなのかどうか?

とまあ、こんな話題で昼から盛り上がって、

もしも今後、O社のランキングで、こんなのが、出ていたら、

あー、これは、nanaponさんのアイディアだな、って思ってください。(笑)
(まさか、前派・後ろ派、は取り上げないだろうけどね。)
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命の重さ

2007年07月21日 18時35分14秒 | 雑感
いつも見ているNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」

先日の、外科医、幕内雅敏さん編、すごいインパクトでした。



がん治療の世界的権威。
血管が複雑に入り組み最も手術が難しい臓器、肝臓。
その肝臓がんの手術を年間200日も行う。

他の病院では手の施しようがないと言われたがん患者が次々と訪れてくる。

「自分が最後の砦」。
自分しかできない。自分がやらないで誰がやる。
気負いではなく、単に「命を救い続けてこそ、医者」という強い信念。

腫瘍(しゅよう)が肝臓全体に広がっていて、その数は70を越えるケースも。

そんな数の腫瘍を一つ一つ除去していくのは、すごい集中力。
そして、朝から始めた手術は、延々12時間を越え、深夜にまで及ぶ。
患者の体力、と、医師たちの集中力。
気力、というより、ただただ淡々と、一つ一つ取り除いていくだけ。

命の重さ。

医者の使命。

使命とは、命を使うこと。

すべては、助かった患者の笑顔のため。

その時、その瞬間が救い。

『365日、24時間、医者であれ。』

60才で、年間200をこえる手術をし、手術が終わっても勉強を怠らない。
週末も休まない。

「医学は日進月歩。学び続けることが、明日の患者を救うことになる。」

「宿命です。患者さんが助かるために仕事をしている訳で、その他のものではありませんからね。」

こんな生活、こんな集中力、こんな強い信念。

僕にはとてもできそうにない。

命の現場の迫力。

とてもシンプルだと思う。

人を助けたい。命を救いたい。

笑顔を見たい。

経済とか、政治とか、人間関係とか、
お金とか、哲学とか、仕事とか、
関係ないですものね。

いまだに余韻が覚めやらぬ、
ちょっと打ちのめされた番組でした。
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地震台風火事お詫び

2007年07月21日 01時02分10秒 | 雑感
先週の台風、及び、新潟県中越沖地震で被災された方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

16日、台風が通り過ぎた翌日、
一回目の地震が起き、大騒ぎになっている中、軽井沢に行きました

関越を、猛スピードで駆け抜ける新潟ナンバーの車。

先々週新潟に行ったばかりでした。もし1週間ずれていたら・・・。

新潟のスポーツクラブの仲間にすぐメールしたところ、
皆大丈夫とのことで、一安心。

軽井沢でたまたま会った人の話。

車を停車中に一回目の地震。

車が前のめりになり、走り出しそうになったって。

軽井沢でもそうなのだから、新潟では。。。

テレビでは、

家がペチャンコ。土砂崩れ。地割れ。

ぐしゃぐしゃになった家の中を片付ける人の映像。

避難所生活を余儀なくされた人達の不安の表情。

今夜は乾パンと水だけ。

前回の地震よりもすごいかも、という印象。


そして、柏崎原発の火事。

これは、かなり心配だった。

「ご心配をかけた」と謝罪/謝罪する高橋明男所長ら 記者会見で謝罪する東電柏崎刈羽原発の高橋明男所長(右から2人目)ら=20日午後、新潟県柏崎市


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
新潟県中越沖地震で、東京電力・柏崎刈羽原発の使用済み核燃料貯蔵プールの水が海に流れ出した事故は、電力会社の想定を超す強い地震が発生した場合の原発の安全性について、あらためて問題を提起した。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

前もあれだけの地震があったわけなのに、なんで想定を超す強い地震、ということになっちゃうんでしょうか?

想定しとけよ!

ってことだと思うんですが・・・。

想定はしたけど、その対応策が取れなかった、のならまだ百歩譲ってわかるけど、
想定を超す、って簡単に言わないで欲しい。

なんで前にも起こっているのに、学習しないんでしょうか。

普通の施設や、建造物、と違うんだからね。

世間にどれだけの影響力を及ぼすものなのか、認識してるの?

簡単に、想定を超す、なんて、どんなイマジネーションしてるのか。

わからないです。
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観戦記について

2007年07月19日 21時24分34秒 | 将棋
渡辺竜王ブログ最新記事で、観戦記のことが書かれてました。

以下引用させていただきます。
***************************************
そこで話題になったのは観戦記者について。観戦記者というのはプロの将棋を観戦し、取材して新聞や専門誌に記事を書く人のことです。
ここ数年、いやもっとかもしれませんが、新顔は数人しか出てきていませんし、20代の観戦記者は数えるほどしかいないはずです。
そもそも、どうやったらなれるのかということを考えてみましたが、資格や養成機関があるわけでもありません。元奨励会だとか、関係者と人脈があるとか、何らかの縁が必要になっていて「目指すにも何をして良いのかわからない」という状況です。
インターネットの普及によって、ある程度は自己アピールができる時代ですが、その効果はそんなに期待できるものではありません。
僕が毎週買っている競馬雑誌では「エッセー大賞」という企画があって読者からエッセーを募集しています。思わぬ人材の発掘につながるかもしれませんし、将棋界でも同じようなものをやってみればと思うのですが。
*************************************

ほんと、その通りです。
もっとオープンにして、やり方はともかくとして、広く遍く一般の人材を活用すべきです。
新しい企画、どんどんやっていきましょう。

もしそんな機会があれば、(僕もそうだけど)ぜひ書きたいなあ、と思う人たくさんいるはずです。

観戦記に関しては、以前、daichan's opinionでも取り上げられていましたし、そこで紹介していただいた名人戦問題の今後という記事で、僕の意見を書いたりもしました。

片上五段はこのように書いてます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
最後に改めて、この稿で一番言いたかったことは「即時性を自然と備えていた時代と同じやり方をしていてはだめだ」これに尽きます。その点がしっかり伝わっていればと願います。
 これまで観戦記の世界は、外部との接点でありながら、将棋界の中でも特に閉鎖的だったのではないか、と僕は感じています。それをすこしづつでも変えていくきっかけになれば、と思っています。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++

要するに、対局中の観察レベルのことや、感想戦での技術的な結論、その場の雰囲気をありのまま伝える、というのでなく、時がたってからでなくては得られない情報が盛り込まれていないといけない、そしてその上で、その書き手でなくては書けない「味」が出ていなくてはいけない、と言っています。

即時性うんぬんの話とは違いますが、
スポーツ番組の解説とある意味似てますよね。
そのスポーツの醍醐味を伝え、あまり知らなかった人にも、あっ、面白いなあ、って思ってもらうような解説。
その解説者ならではの視点があり、情報の料理の仕方があれば、味のある解説になる。
(実際は、そんな解説あってもなくても一緒、むしろ、うるさいだけ、っていうの多いです。)

副音声で、タレントが出たり、完全にどちらか一方に肩入れしちゃう、なんていうのもヒントになります。

今までの狭い意味の、将棋界の常識としての観戦記、もう止めませんか?
(いや、減らしませんか?)

新たな発想による、チャレンジ的なこと、どんどんしましょうよ。

基本は初心者・初級者向け。
技術論は抑え目で(上級者でないとわからないような解説は抑えて)、
いかにして将棋の楽しさを伝えるか。
独自の面白い視点や文体、ああ、こんな見方もあるのか、というような。
ふーん、将棋をこんな風に料理しちゃうのか。

読み物として楽しくて、将棋の面白さ、醍醐味が伝わる。

「エッセー大賞」もいいですよね。

グランプリの人は、賞品とか賞金とかもあるけど、
タイトル戦の観戦記を書いてもらう、という特典。

こんな名誉はないです。

文才があって、将棋が好きであれば、責任は重いけど、誰しもやってみたいと思うはず。

もちろん素人に任せっぱなしでは、という意見もあるだろうから、
通常の今までのような観戦記と、両方載せるとか。
上級者向けと、初級者向けに役割分担するとか。

タイトル戦では無理だろうけど、例えば、達人戦、とか、銀河戦とか、LPSAの1dayトーナメントとか、などであれば、5人とか、10人とか、予め選んだ人に観戦してもらい、競作してもらう、というのも面白いかもしれない。

また、一般から募集して、というのでなく、
観戦記を、将棋好きのタレント、有名人、作家などに依頼してみる、
ということでもいいかもしれない。
(よくわかりませんが、将棋ペンクラブの会員の方が書いたりしてるんでしょうか?)

なにしろ観戦記者の選択肢を広げる、新たな発想の観戦記者を作る、ということをしていくべきだと思います。

そうなっていけば、いつも限られた同じ人に頼んでいる、というのが、競争原理も働き、今回は誰に頼もうか、どういう切り口で書いてもらおうか、という編集サイドの選択肢も増え、活性化していく。

そんな風に観戦記が変わっていけば、
読んだ人も、こんなのなら、自分でも書ける、書きたい、となるかもしれないし、あー、将棋って、なんか簡単で楽しそう、って思う人も増えるだろうし、
普及という意味ではいいことづくめ間違いなし。

週刊将棋契約レポーター、朝日新聞社外契約観戦記者、LPSA専属ライター、フリーの将棋エッセイスト、みたいな一般人がどんどん増えてくる。

当然それぞれのwebでの活躍の場もたくさんある。

週刊将棋のサイトのワンコーナーに、レギュラーコラムを書く。
LPSAのサイトに、女性ビギナーのリレーエッセイを載せる。

これだけインターネットの時代になったのだからこそできる新たな可能性の数々。
そんなお金かかるわけでもなく、やらない手はないです。

ファンの視点で、ファンを巻き込んで、ファンと一緒に、
将棋界は進んでいってほしいです。

マニアや上級者やタニマチ的な方だけの、将棋界になってしまっては、
高齢化のこともあり、明日はないですよ。
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妻の呼び方

2007年07月18日 21時38分58秒 | 日記とニュース
そうなりたいわけでは全然ないのですが、《できるサラリーマンへの道》、というサイト見つけました。

その中の、人の呼び方、というところ。

『人の呼び方って時々分からなくなりませんか?
間違った呼び方をすると非常に失礼になってしまうので、失礼のない呼び方を身に付けましょう。』

■自分と自分の家族の呼び方

自分のことは「わたくし」と言いましょう。 「ぼく」「おれ」「あたし」は使ってはいけません。
自分の同僚や部下や後輩に対してであれば構いませんけど・・・
また、自分の家族を他人に言うときは、「父」「母」「兄」「姉」「夫」「妻」と呼びましょう。

というご指示です。

ここでは「妻」が正解のようですが、
風屋さんの最新記事「文化人類学」で、僕の高尚な研究テーマについて取り上げていただいてます。

それとともに、下記コメント、ありました。
*************************************
実は私は男が自分の妻を「嫁」と呼ぶことに抵抗がある。
TVで芸人さんたちが「うちのヨメは・・・」などと言うのを聞き、
何となく所有物のような響きを感じてしまう。
別にそういう言い方が悪いと言うつもりは毛頭ないし、
気にし過ぎかも知れないけど
少なくとも私はその言葉を使うことはないな。
その辺の価値観も個人差だと思うけどね。
***************************************

人の前で妻のことを呼ぶのに、こんなにいろいろありますよね。
多分まだまだあります。

家内・嫁・嫁さん・嫁はん・奥さん・奥方・愚妻・女房・うちのやつ・うちの・家人・かあちゃん・かみさん・相方・連れ合い・おっかあ・かかあ・さいくん・ハニー・ワイフ(いまどきいないか?)・・・。

どれがしっくりくるか、いつも迷います。

ほんと、これ、人によって違いますね。

上記、風屋さんご指摘の、うちの「嫁」っていうのは僕もしっくりきません。

日本語教育新聞にこんな調査が載っていたようです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
“第三者に自分の配偶者のことを何と言うか”H17年に調査したもので、
第三者がまず目上の場合、自分の配偶者のことを
既婚女性は、1. 主人(68%)、2. 夫(16%)、3. 旦那(6%)といい、
逆に目下に対しては1. 旦那(29%)、2. 主人(21%)、3. お父さん(15%)と言うと結果が出ました。
こうしてみると「主人」は改まった言い方で、目上に対する丁寧表現として実際には使われているようですね。
一方、既婚男性が希望する呼び方は、目上に対しても目下に対しても「主人」と言って欲しいという結果でした。

では、逆に女性の呼称の場合はどうでしょう。
目上に対しては、1. 家内(35%)、2. 妻(23%)、3. 女房(12%)、4. 嫁(11%)で、この結果の1. 、2. は女性が希望する呼び方と同じでしたが、3. 、4. はわずか4%と男性の考えとは違っていました。
さらに、目下に対しては、使用する呼称と希望する呼称が全く合っていなかったのです。女性の希望する呼称で一番多かったのは「名前」で、女性の社会進出が増えた昨今、「個人」として考えて欲しいという思いがあるようです。昔とは異なり、様々な夫婦の関係が生まれています。それぞれの夫婦が合った呼び方が一番いいのでしょうね。
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男性が使っている呼び方ランキング。
女性が使ってほしい呼ばれ方ランキング。

その男女の感覚の違いも面白いです。

こういうことって、時代による違いも含めて、どこかの研究所で、ちゃんと研究してるんですかね?

時代とともに、ランクアップしている呼び方。
ランクダウンしている呼び方。
赤丸急上昇の呼び方。

年齢によって、地域によって、職業によって(刑事はかみさん、だったりして!)、収入によって、宗教によって、支持政党によって(例えば自民党支持はさいくんが多い、なんて)などなど、分析できてるんですかね?

面白いなあ、知りたいなあ・・・。

前派・後ろ派の研究と同じように、この研究からいろんなことが分析できると思います。

呼び方占い、って本が書けますね。

また研究テーマがひとつ、増えました。

年取って、リタイアしても、僕の人生、退屈しないだろうと思います。
コメント (6)
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