即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

LPSAの今までと今後

2007年07月31日 00時35分42秒 | 将棋
ものぐさ将棋観戦ブログの記事、
《土曜の日本女子プロ将棋協会(LPSA)等のイベントが終わって》
ご覧になりましたか?

ザ・たっちの片割れのshogitygooさん
将棋ブログの眞鍋かをり役として、
また、LPSAの外部広報担当として、しっかり活躍してくれています。

そして、関係各位のレポート。
それぞれの立場で、土曜日のイベントの様子を書いています。

解説を務めた渡辺竜王の記事、《日本女子プロ協会のイベント。》

片上五段の記事、《ついにここまで》

そして、当事者、石橋女流四段《大盛況御礼m(__)m》

同じく北尾まどか女流初段《ご来場ありがとうございました☆》

同じく、中倉彰子・宏美女流初段《ありがとうございました》

そして、LPSAスポンサーITベンチャー社長さん、別名魔人ブウ*さんの《"日レスインビテーションカップ"1回戦&設立記念パーティ》

スポンサーではあるものの、一般参加者としてのレポート、興味深かったです。
『立食パーティでも、こんなちゃんとしたものが食べられるんだ!』みたいな感想、いい感じです。

またどんどん参加者も増え、賑やかになってきた将棋SNSでは、解説会でのリアルタイムのかなり詳しいレポートも書かれています。

スポンサーになったり、将棋のSNSを立ち上げたり、というだけでなく、ほんと、社長のこれだけの行動力、頭が下がります。

ザ・たっちに比べて、(→比べるんじゃねえよ、って片割れが言ってますが。)
棋界への貢献度、すごいものがあると思いますよ。

羽生三冠の挨拶
中井代表の挨拶
ちゃんと、動画でアップされてます。
いいですね。このファン思いの努力。
その場にいなくても、雰囲気、よーくわかります。

片上五段もしみじみ、感無量、と言われてますが、ご本人たちの思いは、如何ばかりか。

去年暮れから、いや、もっとずっと前から、いろんなことありましたね。
実力実力、と、言われちゃうと、言葉を飲むしかない。
さんざん言われるばかりで、文句を言うわけにもいかず、じっとストレスを溜め、我慢我慢の日々。
じゃ、どうしたら、いいんだよー!?と叫んでも、誰もヒントはくれない。
そんな悩みを語っても、心から同調してくれる人は少ない。
うわべでは、そうだよね、そうしなきゃいけないよね、という雰囲気にはなるけど、じゃ、誰が先頭切って、局面を切り拓いていくのか、と言っても、誰もはっきりしたことは言わない。
何よりも対局があるし、将棋が第一、という逃げ道も立派にあるし。
弱いくせに、生意気なことうんぬん、みたいな話にもなりかねないし、これは結構複雑。
そして、いろんなボタンの掛け違えも含めて、苦渋の選択の毎日。
何も言わないこと、反論しないこと、でも、言わないと仕方ないこと。
大人のやりとり、双方削除して、鞘に収める。
まだまだお互いの気持ちの中に、いろいろ複雑なものはあるのでしょうが、一日も早く、すべての変な拘りとか、確執とかは、なくなって欲しいです。

ものぐさ将棋観戦ブログにも書かれてましたが、パーティでの羽生三冠の挨拶。
今回の独立を「将棋でいう勝負手」と言ってました。それから「私がここで挨拶していていいものか」と、いうフレーズ。なんかとっても本音っぽくて、いいですね。
こういうのとっても好きです。(多分片割れもそうだと思いますが。)
「いーーんです。」(川平慈英の口調で。)と僕も心から叫びたくなります。

中井代表の挨拶動画。
「本当に色々なことがあった。」
「いろいろ全部話したら、このパーティが終わってしまう。」
僕のレベルでもいろいろ思い出したら、泣けてきます。
ほんとよくここまで来ましたね。
皆さんのがんばり、尋常じゃないですよ。

そして、「口だけでなくお願いします。」と、しっかり一言言ってますね。

>この挨拶を聞いていると、中井さんのような人柄の方が団体のトップ、顔なので、LPSAもうまく行っているのだなあと感じてしまいました。どう考えても、いいリーダーですよね。

ザ・たっちの片割れの意見に同感です。

今まで、「独立」、という話になってからというもの、僕も初めは正義感から、こんなにいろんな記事書きました。

読み返してみると、あー、ここまで一生懸命前のめりになって、エールを送り続けてきたんだなあ、って思います。
我ながら、すごい!(笑)
びっくり。(笑)
(当然ながら「勝手に将棋トピックス」その他もっともっと真剣に深く考えていたブログはありますが。)
現状打破
新たな一歩
思いの力

卒業と自立
温度差
女流棋士独立に向けて
女流棋士独立に向けて・その2
卒業の季節なのに・・・
卒業の季節なのに・・・その2

卒業の季節なのに・・・その3
卒業の季節なのに・・・その4
違和感
女流独立派の対局

悲しいことです

中井代表の話を聞きながら、

涙無くしては語れない、ここまでくるまでの長い道のり。

よくここまで来ましたね。来られましたね。

がんばりましたね。グスン。

『いいよいいよ、話したければ、ずっとパーティ終わるまで話していたっていいんだよ。
なんか辛いことあったら、いつでも連絡するんだよ。
旅の空から、おにいちゃんはさくらたちの幸せを祈っているからね。』

馬鹿ですねえ、ほんとに。
ほんと、心から泣けるのは、中井さん石橋さんたち独立派の方たちなのだけど、
関係ないおにいちゃんも、もらい泣きです。

前にもさんざん書きましたが、古い体質の連盟。
よく思っていない人もまだまだいるんでしょうね。

今回の選挙での、岡山の「姫の虎退治」が少しかぶります。
力も権力もある旧体質の体制に対して、新しい力が予想以上に期待される。

まあ、そんな人達は気にしないで、今の調子で、明るく楽しんで、どんどん進んでいってください。

17人の方々の情熱、踏ん張り。
それを支える方々のたゆまぬ努力。

よくここまでやりましたね。
ほんと、偉いですよ。

そして、ここまでやってきたからには、もっともっと期待が集まっています。

さらに大変な局面です。

今までよりも難しくなるのは必至です。

でも、皆様方の情熱、将棋に対する愛情、があれば、どんな局面になってもうまく行きます。

やっとここまで来ましたが、これからが本当のスタートです。

頑張ってください
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3 コメント

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嬉しいことですね (指さない将棋ファン)
2007-07-31 11:32:14
 初めて書き込ませていただきます。
 「よくここまで来ましたね。来られましたね。」というnanapon_001さんのお言葉に、全く同感です。LPSAのはつらつとした活動ぶりは、見ている者を嬉しく元気にしてくれます。ファンを喜ばせ、楽しませることで仕事を拡大していこうとする姿勢が徹底しているところも素晴らしい。中井代表の挨拶にみられるように、恨みつらみを(少なくともファンの前では)引きずらず、分裂した女流棋士や連盟とも建設的に協力しようとしている点も気持ちがよい。本当によかったと思います。
 LPSAの予想以上の活況は、日本将棋連盟にも相当の刺激を与えているようで、その点もファンとして大歓迎です。
 しかし、「やっとここまで来ましたが、これからが本当のスタートです。」というご意見も、全くその通りだと思います。少人数の団体にとっての最大の問題は、「出しもの」がマンネリになりやすいということでしょう。メンバーの実力差により、棋戦の上位者がいつも同じ、というようなことにもなりかねません。こうした課題を乗り越え、今の盛況を長続きさせるための、これからの工夫が本当の勝負でしょう。
 たとえば、(1)メンバーの拡大は当然の目標として、(2)棋戦以外の「出しもの」の充実(棋戦が一番マンネリ化しやすいと思います)、(3)あまり強くないファンへの普及活動の充実(たとえば、将棋は、碁に比べて、初級者に序盤の指し方を理屈を明確に示して解説した本が少ないのではないでしょうか。私が将棋を「指さない」ままでいるのも、将棋に「初級者フレンドリー」な本が少ないのが最大の理由かもしれません。この点にアタックしてみるだけでも、新たな「市場開拓」ができるのでは)、(4)あまり強くないファンが、個人戦で真剣勝負を経験できる全く新しいアマチュア棋戦の創設(勝負事を趣味にしている以上、ファンは誰でも、真剣勝負をしてみたいという願望を抱いていると思います。中級者や初級者でも、段級位認定大会だけではなく、名誉をかけた試合に出て勝つチャンスがあるということになれば、ファンの将棋に向ける熱意が違ってくると思います)、(5)一部棋戦への駒落ち対局の導入や、指し込み制の採用、あるいは人気棋士どうしの十番勝負など、全く新しい棋戦方式の導入(1 Dayトーナメントはまさに全く新しい棋戦がファンの注目を集めた例ですね)、などが考えられるのではないかと(勝手に)思っています。
 しかし、とにかく、LPSAの現在の活気は本当に嬉しいことですね。
返信する
こんなに素晴らしい記事は書けないけど… (Dancho)
2007-07-31 20:59:07
nanaponさん、こんばんは。

こんなに素晴らしい記事は、小生には不勉強すぎて書けないですが、応援する気持ちは変わらないです。

山口に住んでいるので、イベントに参加できない歯がゆさはありますが、渡辺竜王のブログの記事などでも、その盛況ぶりは想像に難くはないです。

これからも、応援していく気持ちに変わりはないですし、苦労は今まで以上にあると思いますが、安倍内閣と違って、方向舵をなくしたわけじゃないですから、きっと、厳しい航海中に嵐がやってきても、乗り切れると思います。

また、そんな力を分けられるような気概を持って、応援していきたいと思います。
返信する
コメント、ありがとうございました。 (nanapon)
2007-08-03 19:47:18
遅くなりました。

☆指さない将棋ファンさん、こんばんは。

>初めて書き込ませていただきます。

はじめまして。コメント、+かなり具体的なご意見、ありがとうございます。

>LPSAのはつらつとした活動ぶりは、見ている者を嬉しく元気にしてくれます。

そうですね。同感です。
はつらつ、楽しそう、元気、明るい、一生懸命、ってワードが思い浮かびます。

>中井代表の挨拶にみられるように、恨みつらみを(少なくともファンの前では)引きずらず、分裂した女流棋士や連盟とも建設的に協力しようとしている点も気持ちがよい。本当によかったと思います。

そう、そして、おおらか、大人、前向き。

>少人数の団体にとっての最大の問題は、「出しもの」がマンネリになりやすいということでしょう。メンバーの実力差により、棋戦の上位者がいつも同じ、というようなことにもなりかねません。

はい、もちろんわかってるとは思いますが、言うは易し行なうは難し、ですね。

>たとえば、(1)メンバーの拡大は当然の目標として、(2)棋戦以外の「出しもの」の充実、(3)あまり強くないファンへの普及活動の充実。(4)あまり強くないファンが、個人戦で真剣勝負を経験できる全く新しいアマチュア棋戦の創設、(5)一部棋戦への駒落ち対局の導入や、指し込み制の採用、あるいは人気棋士どうしの十番勝負など、全く新しい棋戦方式の導入

素晴らしいアイディア、ありがとうございました。LPSA担当者に成り代わりまして、お礼を言いたいです。(笑)LPSA担当者の方、ちゃんとメモしましたね?
そのうちまた指さない将棋ファンさんのアイディアも含めて、記事にしたいと思っています。

> しかし、とにかく、LPSAの現在の活気は本当に嬉しいことですね。

はい、申し分ない現状です。残留派、じゃない、女流棋士会もかなり刺激になっているはずです。

☆Danchoさん、こんばんは。

>渡辺竜王のブログの記事などでも、その盛況ぶりは想像に難くはないです。

よくここまでやったな、と思います。ほんと、感心とともに、感動しちゃいますね。

>きっと、厳しい航海中に嵐がやってきても、乗り切れると思います。また、そんな力を分けられるような気概を持って、応援していきたいと思います。

そうですね。こういう風に思うファンの気持ちを掴んで離さなければ、きっとうまく行くと思います。
返信する

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