昨日、文楽の普及活動という記事を書きました。
このイベントはとても楽しめたし、文楽初心者が参加するにはぴったりの素晴らしいイベントでした。
その内容とは別に、かなり驚愕の事件があったので書きます。
ステージの左隅に、大きな花が飾られていたことが事件の発端。
勘十郎さんが話していた時はよかったのだけど、後ろの大きなスクリーンにビデオが流れた時、事件は起こった。
つまり左側の前の方に座った人は、その花が邪魔してスクリーンの左下部分が多少見えなくなる。
僕らもその辺に座っていたので、見にくいなあと思っていた矢先、勘十郎さんが説明している最中だと言うのに、そんなことは気にせず、
「見えない見えない。その花邪魔だからどけて!」
という声。
振り返るとすぐ後ろに座ったオババの二人組。
これは強力だった。
低くしゃがれた声で、見えない、邪魔、を連呼。
係員がヒタヒタと駆け寄り二人をなだめようとするが、聞き入れない。
「早くしろよお。何やってんだよ!」
ステージでは勘十郎さんが、笑顔で一生懸命に文楽の説明をしているというのに。
「みんな見えないじゃないか。なんとかしろ!」
うるせえなあ、見えなきゃおめえが席替わればいいじゃないか。
空いてる席まだあるし。
かなりの観客は、何を騒いでいるのかとこっちを見ている。
会場中がざわざわしてきているというのに、強力なオババたちのパワーは一向に衰えず。
というか、まだまだ勢いを増す。
なんと、 「バカヤロー!!」 、という声まで聞こえてきた。
久しぶりだな、バカヤロー!なんて罵声。
「ひでえなあ。だから早稲田はだめなんだよ。」
早稲田まで悪者にされたぜ。
関係者が動揺しつつオババたちに近寄りひそひそ声で説明にしている。
オババたちは、大きな声で係員に文句を言う。指示を出す。
係員はスゴスゴと様子を見ながら仕方なくステージに上って、大きな花をどかし始めた。
多少時間はかかっったけど、無事花は撤収された。
しかし、まだ司会者の演台の上に設置してあったPCのモニターが少しだけスクリーンにかかっている。
案の定、「あれもどかせ、バカヤロー!」
係員は再度近寄り平身低頭であれは動かせないと説明してる。
納得しない二人。
「だめだな、ひでえな。」とめった斬り。
いやあ、こういう人もいるんだ。
いろいろエキサイティングだったけど、イベント後半はおとなしくなり、無事終了。
そしてアフターは、妻の友人@かなりの文楽ファン、たちと、学生街の喫茶店@おお、懐かしいGARO!、で、お茶。
当然ながらその話題で持ちきり。
「いやあ、すごかったね。」
「今どき、バカヤローっていうのすごいよね。」
「司会の女性の悪口も言ってたよ。」
「あれはかなりのマニアだね。なんかいろいろ詳しそうなこと言ってたし。」
「私ね、前、公演で見たことあるのよ、あの人たち。」
「えー?そうなの?どうだったの?」
「今日ほどじゃないけど、やっぱりうるさかった。」
「いくつくらいかな?」
「あれはどう見ても姉妹だな。似てたもん。」
「あんな下品な言い方できるのって、どんな育ちの人たちなんだろ?」
「連れ合いはいるのかな?」
「ともだちもいないよね、あれじゃあ。」
「あんな人たちが文楽のファンだなんて、似つかわしくないわよね。」
「文楽が可愛そうじゃない。」
あまりにもインパクト溢れる“バカヤロー!”ネタで、話はどんどん弾んでいく。
盛り上がっていく。
思い出に残る印象的なイベントレポートでした。
ま、それはそうと、生の文楽、なかなか切符取るの大変みたいだけど、一度見に行かないとね。
このイベントはとても楽しめたし、文楽初心者が参加するにはぴったりの素晴らしいイベントでした。
その内容とは別に、かなり驚愕の事件があったので書きます。
ステージの左隅に、大きな花が飾られていたことが事件の発端。
勘十郎さんが話していた時はよかったのだけど、後ろの大きなスクリーンにビデオが流れた時、事件は起こった。
つまり左側の前の方に座った人は、その花が邪魔してスクリーンの左下部分が多少見えなくなる。
僕らもその辺に座っていたので、見にくいなあと思っていた矢先、勘十郎さんが説明している最中だと言うのに、そんなことは気にせず、
「見えない見えない。その花邪魔だからどけて!」
という声。
振り返るとすぐ後ろに座ったオババの二人組。
これは強力だった。
低くしゃがれた声で、見えない、邪魔、を連呼。
係員がヒタヒタと駆け寄り二人をなだめようとするが、聞き入れない。
「早くしろよお。何やってんだよ!」
ステージでは勘十郎さんが、笑顔で一生懸命に文楽の説明をしているというのに。
「みんな見えないじゃないか。なんとかしろ!」
うるせえなあ、見えなきゃおめえが席替わればいいじゃないか。
空いてる席まだあるし。
かなりの観客は、何を騒いでいるのかとこっちを見ている。
会場中がざわざわしてきているというのに、強力なオババたちのパワーは一向に衰えず。
というか、まだまだ勢いを増す。
なんと、 「バカヤロー!!」 、という声まで聞こえてきた。
久しぶりだな、バカヤロー!なんて罵声。
「ひでえなあ。だから早稲田はだめなんだよ。」
早稲田まで悪者にされたぜ。
関係者が動揺しつつオババたちに近寄りひそひそ声で説明にしている。
オババたちは、大きな声で係員に文句を言う。指示を出す。
係員はスゴスゴと様子を見ながら仕方なくステージに上って、大きな花をどかし始めた。
多少時間はかかっったけど、無事花は撤収された。
しかし、まだ司会者の演台の上に設置してあったPCのモニターが少しだけスクリーンにかかっている。
案の定、「あれもどかせ、バカヤロー!」
係員は再度近寄り平身低頭であれは動かせないと説明してる。
納得しない二人。
「だめだな、ひでえな。」とめった斬り。
いやあ、こういう人もいるんだ。
いろいろエキサイティングだったけど、イベント後半はおとなしくなり、無事終了。
そしてアフターは、妻の友人@かなりの文楽ファン、たちと、学生街の喫茶店@おお、懐かしいGARO!、で、お茶。
当然ながらその話題で持ちきり。
「いやあ、すごかったね。」
「今どき、バカヤローっていうのすごいよね。」
「司会の女性の悪口も言ってたよ。」
「あれはかなりのマニアだね。なんかいろいろ詳しそうなこと言ってたし。」
「私ね、前、公演で見たことあるのよ、あの人たち。」
「えー?そうなの?どうだったの?」
「今日ほどじゃないけど、やっぱりうるさかった。」
「いくつくらいかな?」
「あれはどう見ても姉妹だな。似てたもん。」
「あんな下品な言い方できるのって、どんな育ちの人たちなんだろ?」
「連れ合いはいるのかな?」
「ともだちもいないよね、あれじゃあ。」
「あんな人たちが文楽のファンだなんて、似つかわしくないわよね。」
「文楽が可愛そうじゃない。」
あまりにもインパクト溢れる“バカヤロー!”ネタで、話はどんどん弾んでいく。
盛り上がっていく。
思い出に残る印象的なイベントレポートでした。
ま、それはそうと、生の文楽、なかなか切符取るの大変みたいだけど、一度見に行かないとね。