即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

生き抜く強さ

2014年10月19日 11時58分29秒 | 友達・絆
今年の2月に哀しい雪の日というお世話になったクライアントが亡くなった時の記事を書きました。

今まで何回このような悲しい記事を書いてきたことか、それだけそういう年齢になっているということの証ですね。

おととい、高校の同期の友達O君の訃報が届きました。
同期会の幹事をやってることもあり、年に何回かは前から決まってる飯田橋の飲み屋で次回の会の作戦会議という建前の下、4,5人で集まっていました。

ちょうど二年前のこと。
いつものように集まって飲んでいたら、淡々と病気のことを話し始めたので皆で真剣に聞き入りました。
『検査で胃がんが見つかって、年が明けたら手術をする。
もうかなりのレベルなので全摘して、それでもあと3年も持てばいいって医者から言われてる。』

えっ、何だよ、待ってよ、そんなことニコニコしながら飄々と語ってるんじゃないよ。

いろいろ詳しい話も交えて説明してくれたのだけど、彼の話し方は僕らに気を遣ってる感じではなく、まあ、あと3年らしいから、仕方ないし、どうにもならないし、って重苦しい雰囲気などこれっぽっちも感じさせない口調で語ってる。

時事ネタでも政治ネタでも経済ネタでも、何でもかんでも博識で、いつも皆で感心していたしいろいろ教えられることが多かったO君。
皆よりもちょっと大人の雰囲気を醸し出しているけど、ちっとも偉そうでもないし、ニコニコしながら嬉しそうに滑らかにしゃべってる。
決して意見を押し付けないし、相手の意見もしっかり聞きながら、わかりやすく持論を述べる。
どこか悟ってるような部分もあり、だからこそ僕らは俗人のようにも思えてしまうところもあるのだけど、大きな存在感で貴重な友人だった。

昨年2月に手術をしてからも、皆の集まりには普通に顔を出していたし、食は細くなっていたけど普通にお酒も飲んでいた。
そして、病気になってからもあの飄々とした語り口は幾分も変わらなかった。

もちろん表には出さないで辛く重いことは会ったのだとは思うけど、どうしてあんな風に変わらないでいられるんだろう。
病気の話を聞いてからずっと、僕らの方が動揺しちゃって狼狽えている。

しっかり着実に淡々と。
彼の生き抜く強さにいつも感心していた。

秋晴れの天気のいい週末だけど、火曜日のお通夜を控え、どこか空虚な休日。

もっと一緒に飲んだりしゃべったりしていたかった。
今後の政治や経済の動向について、もっと話を聞きたかった。

まだ、早いってば。。。

合掌。
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2 コメント

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Unknown (けとき)
2014-10-19 23:29:07
 二年間、胃がなく、転移しているということなのでしょう。
辛く苦しんだうえで、家族を残しての早死に。ちょっと耐えられないです。
ありがとうございます。 (nanapon)
2014-10-20 23:18:03
けときさん、こんばんは。

>二年間、胃がなく、転移しているということなのでしょう。
辛く苦しんだうえで、家族を残しての早死に。ちょっと耐えられないです。

コメントありがとうございました。
実際にあと3年とか言われた時の自分を想像するだけで何とも言えない気持ちになります。
この歳になるとこういうことが徐々に増えていくのが辛いです。

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