即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

王位・女流王位合同就位式

2007年11月30日 00時00分36秒 | 将棋
「将棋界盛り上げる」 深浦王位、石橋女流王位が就位式

先日の《王位お茶》の記事があまりにも好評だったので、将棋界としても、主催の三社連合としても、ほっておくわけにいかない、ということだったのでしょうか。
あるいは、このままほっておくとさらに図に乗って、もっととんでもないおバカなことを考えられてはもうたまらん、と、口封じの意味なのか、その辺は定かではないけれど、なんと招待状が来ました。(笑)

初の合同就位式とあって、お二人を祝福する関係者の方々で、会場の松本楼は超満員、すごい熱気と笑顔に包まれていました。

LPSA《石橋女流王位就位式》や、北尾女流初段《王位・女流王位 合同就位式》にも写真載っています。

主賓の祝辞のあと、大内九段の乾杯のご発声。
石橋さんがタイトルを取ったのは、間違いなく『執念』だね、という切れのいい楽しい挨拶。会場全体が笑顔に包まれます。
 
そして、少し遅れて駆けつけた米長会長のご挨拶。
LPSAにも、皆様のご声援を。でも、新団体はなかなかまだ財政的にも苦しいはずなので、応援は、形のあるもの、実になるものでお願いしたい、という相変わらずのユーモアたっぷりの挨拶。

そして、いよいよ、お二人の謝辞です。
深浦新王位は、王位戦の対局中に、羽生王位の羽織の紐がないのに気がついて、気になって気になってしかたなかった、という楽しい挨拶。
そんなユーモアも交えながら、堂々として、風格も感じるような、立派な謝辞でした。ますますこの人は、もっと上に行く人だなあ、と感じてしまいます。

そして、石橋新女流王位は、ごきげん・DE・ブログ記事にあるような、見事な挨拶。
最後は会場全体がうるうるするような、今までの思いが詰まった、素晴らしい挨拶でした。前日に27歳になったばかりの若い女流王位とは思えない、しっかりと人の心をとらえる内容でした。


会場にはもちろん、知ってるあの顔この顔。
将棋ファンはドキドキしてしまうような顔ぶれが揃っていて、こんなところにいる自分が不思議な感じでした。

写真はないのですが、
片上五段と初めて挨拶することができました。
ネット上では、ずいぶんと交流させていただいてましたが、なんかとっても新鮮で、さわやかな印象でした。

そして、LPSAの方々は、中井代表を筆頭に、多田さん、蛸島さん、山下さん、藤森さんのベテラン勢、あるいは、中倉(彰子)さん、神田さん、大庭さん、北尾さんたちが、受付その他のサポートをしていましたし、皆石橋さんのタイトルを心から祝福している様子でした。

中井さん、藤森さん、中倉さんとは少しですが、お話させていただきました。
それから、古作さんとはいろいろな話ができ、楽しかったです。

また、大和證券杯の時にお目にかかった、船戸女流初段とも、ソムリエやワインの話、囲碁将棋ジャーナルの司会の話などなど、またしてもいろんな本音トークができました。ほんと、気さくな人です。

後半はしゃべったり食べたり飲んだりしていて、あんまり写真撮れなかったのですが、
こんな人たちや、

ご存知のこんな派手な人とか、

こんな人とか、

こんな人までいて、

大変盛り上がっていましたよ。

いやはや、二度とない貴重な経験させていただきました。

来年は、伊藤園さんを巻き込んで、僕の構想が実現できるように、画策していきたいと思います。

新王位のお二人、本当におめでとうございました。
(パーティ終了後、記念対局だったようです。)

タイトル保持者として、ますますのご活躍を祈っています。
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ひとつ突き抜ける

2007年11月28日 22時30分04秒 | 将棋
先日の竜王戦第四局、4連覇のかかった渡辺竜王は、見事に快勝して王手をかけました。
そして、今日から注目の第五局が始まりました。
相矢倉から、先手佐藤二冠が竜王のお株を奪う穴熊に移行しました。

片上五段今シリーズの竜王についてこう書いてます
『竜王戦は渡辺竜王の快勝だったようで、4連覇濃厚な感じになりました。今シリーズ中の渡辺竜王は、ブログの書き方とか感想戦の発言とか、いつになく慎重な印象を受けます。勝っても油断しないようにという心がけなんでしょうか。(まあ外野の見方かもしれませんが)』

囲碁将棋ジャーナルで、第二局(橋本七段)第三局(行方八段)第四局(木村八段)の解説、続けて録画見ました。

それぞれの個性がよく出ていて面白かったです。

第二局の終盤の敗着(▲6九金)について、橋本七段は、
「竜王に限ってはこういうことは今までなかったのだが、やっと自分たちの仲間入りをしてくれた」、というように言ってました。

片上五段の指摘も、この痛恨の見落としがあった上で、さらに気を引き締めた結果の見え方ではないかと思われます。
(僕が感じるのは特にブログの表現からですが・・・。)

絶対に見落としはしない、とことん読んで、これで本当に大丈夫だろうか、慎重な上に慎重を期して、と究極の集中力を発揮しているのではないか。

佐藤二冠の調子がいまいちということもあるのでしょうが、あの逆転さえなければ、4局とも竜王のペース、完全に力が上回っている、と言えるような内容。

春の前代未聞の5連敗、大事なところで勝てない、勝率も五割前後をうろうろ、という苦悩の経験を経て、秋からの防衛戦に向けて、しっかりと調子を上げてきた渡辺竜王。ここにきて体調も気力もピークに持ってきているな、と思わせる充実振りです。

大胆さとしたたかさに裏打ちされた才能と実力に、しっかりした自制心が加わり、近道を敢えて避けるような重厚な一手一手。

かみそりのような鋭い切れ味でなく、持ち味の優れた着想の中に、細かい差し回しを積み重ねて、全体的に圧倒していく指し回し。

美しい、密度の濃い、透明な湖の水面のように、
キラキラと潤いのある、しっとりした感性を張り巡らし、磐石に組み立てられた脳細胞の大集結。

勝負!というのとはまた別の、これ以上はない、強く深く、広くて大きな将棋。

もちろん、攻めということを忘れ、安全に間違いなく、となると、自然と受け中心の将棋になり、小さく縮こまった指し手になる。

そうではなく、攻めも守りもなく、強い自制心が備わった、という印象が。

あくまでも素人目に見て、ということですが、以前と比べ、
一段高みにステップアップしたのではないか、と思わせます。

仕事でもスポーツでも何でも、ありますよね。
一生懸命やっていても、なかなか上達が感じられないけど、それでもがんばっていると、ふとしたときに、ひとつレベルアップしていると感じる時。

もちろん僕らの趣味なんかとはレベルも何も違うわけだけど、このところの竜王には、何かが違う、と思えてしまう。

進化した、そして深化した若き竜王。

もちろん勝負はまだまだわかりませんが、僕には前よりもひとつ頼もしくなった、と思えてしまいます。
(偉そうですみません。

明日も一日、目が離せませんね。

4連覇ということよりも、目の前のこの一局、がんばってください
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訃報

2007年11月27日 00時14分24秒 | 将棋
昨日はびっくりしました。

真部八段逝去とのこと。

ショックです。

55歳とは・・・。

将棋界のプリンス、貴公子、と言われ、知的でクールなイメージで、多くのファンが応援していました。

青野八段(当時)とともに、A級に上がり、当然タイトル戦でも活躍する棋士と思っていました。

バックギャモンや囲碁の実力もかなりのものだったと思います。

有名人との結婚というニュースは棋界以外にも話題になりました。

40代で、すでに、原因不明の首の回らない病気になり、その頃から、棋力も落ちていかれたのかと思います。

将棋世界の連載の『将棋論考』、独特の切れ味でした。

12月号の記事も読んだばかりでした。

この本も、素晴らしいです。
升田将棋の世界
真部 一男
日本将棋連盟

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突然で、なんと言っていいかわかりません。

いろいろ彼のことを思い出しながら、彼の足跡や人生に思いを馳せながら、
深く静かな時間に浸っていようとしていましたが、
これ↓を読んでうるっときました。

ものぐさ将棋観戦ブログ《真部一男の絶局投了図》です。

あの投了図、鮮明に覚えています。

素人から見たら、ありえないです。

shogitygooさんのこの表現力、すごいです。

ザ・たっちの片割れとか言ってる場合じゃないですね。

恐れ入りました。

芹沢八段とはまた違う強く個性的な美学を持っていた人だと思います。

容姿だけでなく、かっこよすぎます。

こんなこと言ってもどうにもならないのはわかっているけど、

―――わるいけど、失敬してお先にいかせてもらうよ。

だめだよ、失敬しないでよ、そんな我侭言わないでほしい。

僕たちファンの気持ちだって、少しは考えてくれてもいいんじゃない?

ほんと、わかりすぎるくらいわかるんだけど、

辛いよ、こっちだって。

合掌。
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銀座力

2007年11月24日 17時46分42秒 | 日記とニュース
とっておきの銀座
嵐山 光三郎
新講社

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ちょっと前になったけど、銀座街づくり会議「所作がまちをつくる」というセミナーに行ってきました。

以前、武蔵野美術大学新宿サテライト公開講座での嵐山光三郎さんのこと書きましたが、この日もエンジン全開で楽しかったし、銀座の文化、粋、未来の街づくり構想など、いろいろ参考になりました。

● プログラム
≪講演≫ 13:00~13:50
「銀座スタイル」
嵐山光三郎(作家)

≪パネルディスカッション≫ 14:00~15:50
「劇場としての街―銀座」
第一部「銀座らしさの演じ方」
嵐山光三郎
銀座町衆
第二部「まちの景色をつくる」
銀座アート・エクステンション・スクールの学生たち

銀座という街は、自分たちで真剣に将来像を考え始めているんですね。

昔からの呉服屋さんや画廊や帽子屋さんやお菓子屋さんなど、商店街の人たちが集まって、知恵を出し合って、銀座という街の本質的なあり方を模索している。

世界最先端の街。伝統的な下町の文化溢れる街。大人の洗練された街。高級ブランドショップが立ち並び、マロニエゲートイトシアもでき、話題満載の活気のある街。
今日は仕事で会社@銀座に来ていますが、連休だというのに、買い物その他の人で街はごったがえしています。

『銀座は劇場』、というコンセプト。
その柔軟な将来構想と地道な努力。

いろんなプロジェクトが動いています。
銀座デザイン協議会

中央区市街地開発事業指導要綱第9条の2第1項の規定に基づき、平成18年11月8日付けで銀座デザイン協議会の指定をいたしました。今後、区との合意書の締結に先立ち、銀座デザイン協議会との事前協議をしていただくこととなりますので宜しくお願いいたします。

とのことで、街全体のデザインコンセプトをしっかり築き上げよう、という動きです。
調和の取れた街作りをするためには、こういった規制やプロデュースが必要です。
ヨーロッパの伝統的な街を見れば、日本の勝手なバラバラな意志統一されていない町並みは、いつもがっかりします。

銀座アートエクステンションスクール

銀座アートエクステンションスクールは、6つの美術大学(女子美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学、東京工芸大学)が集まって、銀座という街がもつ様々な文化環境や文化資産、人的ネットワークにふれることで新しい美術教育の可能性を見出そうとするものであり、銀座の街にとっては、アートに携わる若い才能の交流と育成によって街を活性化しようとするものです。

そして、実際のウィンドウディスプレイを、企業や店が、学生たちに場を提供し、従来の発想ではないみずみずしい感性の表現に一役買っています。
銀座かねまつ賞

ギンザ・コマツ賞


プロムナード銀座2007(もう終わってしまいましたが。))

神社めぐりで銀座をまわり、ギンザ・ジャズフェステバルで音楽を聴き、芸術の秋を堪能してください。毎年恒例の銀茶会は今年ももちろん開催いたします。今年6回目を迎えるこの銀茶会ではどなたでもお手前をいただくことができるので、この機会に銀座へお越しください。着物姿の女性は銀座の秋空に似合い、野点のお茶会の雰囲気ともあいまってとても素敵です。

ギンザ・インターナショナル・ジャズフェスティバル2007
トップギタリスト渡辺香津美他、銀座のライブハウスに有名ジャズアーチストが出演する二日間のイベントです。

銀座八丁神社めぐり
銀座八丁の各神社を巡り、集印帳にスタンプ押してもらうスタンプラリーです。



美味しい銀座の9DAYS
秋といえば食欲の秋!というくいしんぼうさんには「美味しい銀座の9DAYS」がおすすめ。その名のとおり銀座の美味しいお店が大集合で、きっとご満足いただけるはずです。

嵐山さんはこう語っていました。

銀座に来ること、銀座を味わうこと、は、値段が高いことの価値を認識できる意味がある。銀座を体験することで、自分のレベルアップができる。
値段が高くても納得できるという感覚を味わうことは、若い人にとっても大きな意味を持つ。
大人ということ、文化ということ、日本の良さということ。

銀座の街の持つ潜在的な大きな力を感じたセミナーでした。

銀座再生のための10の条件をあげていました。

1.自然との共生
2.高層ビル無し
3.外資を取り込む
4.銀座というブランドで包んでしまう
5.花壇を充実
6.地場産業
7.昼ごはん
8.お祭り
9.仕切る老人
10.おばさま天国

たまたま銀座で長年働いているわけですが、もっと前から銀座の街の変遷について、写真を撮ったりして、チェックしてきていればよかったと思いました。

銀座、遊びに来てくださいませ。
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恵まれていること

2007年11月22日 23時44分19秒 | 雑感

田坂広志さん
鼎談会に行きました。

この鼎談会は、ニューヨークを拠点に、世界の社会起業家の写真を撮り続けている
渡邊奈々さんの著書
『社会起業家という仕事 - チェンジメーカーⅡ』の出版を記念して開催されました。
社会起業家という仕事 チェンジメーカーII
渡邊 奈々
日経BP社

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2005年に上梓された『チェンジメーカー』は、日本における社会起業家のブームになったようですが、それから2年の歳月を経て出版された続編です。

この続編には、田坂さんも「解説」を寄稿していることから、田坂さんと渡邊奈々さん、そして、社会起業家フォーラム副代表の藤沢久美さんの3人が、社会起業家について、示唆に富んだトークセッションが行われ、頭の中は、刺激と気づきと納得とで、いっぱいいっぱいになった夜でした。

凡人さん書かれてますが、いろいろ感じること多かったので、何回かに分けて記事にしようと思います。

今、日本は、皆高等教育を受けている、健康で長寿社会になっている、数十年も戦争が無い、などなど、世界でも稀有な存在だという話。

あっと驚く《リッチサイト》、ぜひやってみてください。

自分の年収を入れると、世界の67億人の中で、何番目なのかが出てきます。

ちなみに年収300万と入れてみると、
TOP 9.44%になります。

すげええーーー!

100万でも、
TOP 13.59%。

へ~~~!

つまり、86%の人は、年収100万以下。

いかに、自分は世界中の人々の中で、恵まれているかがわかります。

このことを認識するだけで、日々の考え方、行動の仕方が変わってきます。

同期のあいつが、少し給料がいい、とか、隣のあのうちは金持ちですごい家に住んでいる、などなど、そんなの関係ないですよね。

アフリカであれ、中国であれ、インドであれ、世界は広いわけです。
日本とまるで違う世界は、日本とまるで違う機軸で回転してるわけです。

NYに住んでいる渡邊さんは、あまりにも日本は特殊すぎる、世界と繋がってない、と評する。

日本だけは、超鎖国バリアで、閉ざされている。

こんなに恵まれた境遇にいる我々は、普通にのうのうと、暮らしているだけでいいのか。
収容所とか、難民キャンプ、とか、戦争孤児とか、明日の食料もない、とか、数限りない人々が存在しているこの現実。
日々、大きな苦痛と苦悩の中で苦しんでいるたくさんの人々。
マラリアだの、銃撃だので、明日の命の保証などまるでない。

社内の軋轢も、満員電車も、メタボリックも、赤福も、山田洋行も、世界バレーもそんなの関係ないわけです。

大勢の人の痛みを自分の痛みとして感じられること。
感謝の気持ち。
そして、豊かだからこそできること。

日々の仕事や暮らしの中で、その向こうに何を見出していくのか。

そういうちょっとした思いが、社会起業となり、社会貢献に結びついていく。

それも肩肘張らずに、ゆるゆると、サステイナブルで。

この感覚を感じられただけで、この場に来た甲斐があったというものです。

また次回に続きます。
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愛の深さ

2007年11月21日 00時45分41秒 | 将棋
先週の週刊文春の「先ちゃんの浮いたり沈んだり」。

タイトルは、「近藤君の中飛車愛」です。

先崎八段が、囲碁の小林光一九段の「天道」と書いた扇子を持っていたら、なんと、近藤六段も同じように「天道」と書かれた扇子を持っていて、びっくり、という話。

そして、ごきげん中飛車の近藤六段の話が続く。

朝、対局を始めるときに、いつも迷う。
たまには中飛車以外の指し方もしたい、と思う。
いつも中飛車じゃ、あまりにも芸がないので。

その時にこの字を見ると、迷いが吹っ切れる。
やはり自分には中飛車しかない。
中飛車こそ、自分に与えられた天からの道だと。

飛車を真ん中に振った時、強く感じる。

ああ、自分は中飛車を愛している、と。

たまらなくいとおしい、と。

たまに他の指し方をする時は、罪悪感に苛まれる。
心の中で中飛車に謝っている。

『ごめんよ、中飛車・・・・。』 


すごいでしょ、この話。
将棋って奥が深いっていうのは、こういうところからもうかがえます。

天からの道。
天の啓示で、君には中飛車がいいと。
それが天職じゃないけど、天からのミッションだと。

技術とか、好みとか、
戦法、とか、戦型の域を超えてますね。

有効だから、勝てる確率が高いから、中飛車を採用する、なんて、ケチな根性ではありません。

赤い糸に結ばれた、切っても切れない関係。

人の道、とか、人としてあるべき姿、とか、

哲学、とか、倫理、とか、理(ことわり)とか、

愛、というより、宗教ですね。

斎田さんと四間飛車の関係も、愛に結ばれたそういう関係なのだろうか?

棋は対話、と言うけれど、

愛の戦い、宗教の戦い、天の道の戦いなんですね。

いやあ、やはりプロ棋士って、すげえ。
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これぞホームパーティ

2007年11月19日 22時51分49秒 | 外食
先輩Mさんのお宅で、夫婦5組が集まって、絵に描いたようなホームパーティがありました。
もともと先輩ご夫婦と一緒に、軽井沢のカフェカームのNさんご夫妻を訪ねた時に持ち上がった話。
時々東京に帰ってくるのなら、一度うちにおいでよ、と、いう話になって。

もともとMさん宅は、外人も含めてお客さんがたくさんお見えになり、奥様がものすごく料理上手。
それも器も含めて、絵に描いたようなパーティ料理。
もちろん見かけだけでなく、本当に美味しくて、心がこもってる感じ。


しかし、この日は、以前全く料理なんかしたことのないMさんが、社内のKさん(これもおじさん)に習って、つい一ヶ月前から始めたとのこと。
まだレパートリーはたったの二つ。
それをこの機会に皆にご披露したいとのこと。

上のラタトゥーユと、下の牛肉の赤ワイン煮込み。

皆、不安丸出しで、強力胃腸薬持参とか、命がけで参加、なんて冗談を言いながら集まったのだけど、これが、絶品でした。
先生がよかったのか、ご本人にもともとの素養があったのか、定かではないけど、お世辞ではなく、初心者でもここまでできるのかと再認識。


素敵なお宅で、昔からよく知っている人ばかり。
ふんわりとした優雅な空気と時間の中で、
明るい話ばかり会話も弾み、こんなに大笑いしたのは久しぶり、という楽しい一夜でした。

料理の先生Kさんから、次はnanaponさんの番だから、一人前のシェフになれるよう、しっかり指導します、なんて言われちゃって、やばいことになりそうです。
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新王位記念対局構想(妄想)続編

2007年11月18日 02時33分49秒 | 将棋
昨日の記事、《新王位記念対局構想(妄想)》遠山四段片上五段にちょっと受けたみたいです。
こんな風に、あるいはこんなように書いていただきました。うれしいです。

ありがとうございます。

よくない性格だとは思っているのですが、こうやっておだてられるととことん図に乗るタイプなので、さらなるアイディア(妄想)を。

いろいろご指摘があったように、もうこの記念対局は日程も決まっているようです。
だとすると、いろいろ勝手にアイディア出ししたところで、実現の可能性はまるでないのでしょうが、
思いついちゃったので、そんなことお構い無しに書くことにします。

>当然、スポンサーは伊藤園の『おーいお茶』です。
>今回は、『王位戦記念対局特別オリジナル限定ラベル』を作成します。
《王位お茶》となってます。

このラベルのロゴデザインは、石橋開雲先生にお願いしましょう。
素晴らしいオリジナルスペシャルラベルになりますね。

このロゴで、記念オリジナル扇子も作りましょう。

「おーいお茶」のキャンペーンプレミアムにも使ってください。

>伊藤園ではお~いお茶新俳句大賞なんてのもやってるので、
>これを記念して、「将棋版おーいお茶俳句大賞」もやります。
>この度の両王位の気持ちなどを表した名句がたくさん応募され、グランプリが選ばれます。

これは、ちゃんと事前に、伊藤園HP将棋連盟及びLPSAのHP、そして、王位戦主催の新聞三社連合-北海道新聞・中日新聞・西日本新聞・神戸新聞・徳島新聞・東京新聞でも告知して、たくさんの作品を募ります。
そして、公開記念対局の時に、グランプリを発表するわけです。
グランプリの賞品は、「王位お茶」一年分。
深浦王位特別賞、石橋女流王位特別賞も設定し、お二人にも審査してもらいます。

将棋界関連のメディアやブログなどにもかなり露出し、話題になるのは確実なので、スポンサーの伊藤園にとっても、いろいろな意味で、PR効果も高く、費用対効果も抜群と思われます。

>そして、公開対局場は大井競馬場
>当然、解説は、競馬通の渡辺竜王
>「王位お茶」を飲んで、「持ち帰り」弁当を食べながら、新王位記念対局を「大い」に楽しみます。
>大井町商店街にも、いろいろ協賛してもらいましょう。

もうひとつ忘れてました。
当然、深浦王位の地元、佐世保市や長崎県の物産展も開催します。
佐世保バーガーの店も出店しましょう。
並々ならぬ郷土意識の深浦王位なので、地元との連携を図る上でもいいし、また、地元にとってもいいPR・販促になることと思います。

会場の構成案です。

まず、伊藤園のブース。
会場限定品の「王位お茶」が配布されています。
他にも「王位お茶」オリジナルグッズや伊藤園の商品も売っています。

「将棋版おーいお茶俳句大賞」展示コーナー。
審査で選ばれた優秀作品が展示されています。
棋士による評価、解説もあります。
その他、過去の将棋にまつわる名作も紹介されています。

佐世保・長崎物産展。
地元の物産展示販売。もちろん佐世保バーガーなど飲食もできます。
深浦王位の好きな食べ物、雑貨、お店も出展します。

新聞三社連合ブース。
過去の王位戦の成績・名勝負解説・データ・写真展。

LPSAブース。
大好評の日めくり詰め将棋カレンダー2008など、オンラインショップの商品をLPSA棋士たちが販売。

将棋連盟ブース。
負けじと、連盟の売店やオンラインショップで販売中の、盤、駒、扇子、書籍を、棋士たちが販売。

指導対局。
連盟、LPSAの棋士が指導対局を行います。

九州出身の方、俳句大賞で入賞した人、上記のショップで5000円以上お買い上げの方などは、無料で指導対局が受けられます。
大井さん、という名前の方も。

当日の式次第です。

主催者挨拶
新聞社の担当部長様。

主賓挨拶

1.株式会社 伊藤園 本庄社長

「将棋版おーいお茶俳句大賞」グランプリ発表及び表彰

2.佐世保市 朝長市長

深浦王位に表彰状贈呈 
(佐世保市名誉市民とかそういうのは無理なんでしょうか?勝手に言ってすみません。)

対談 『将棋と競馬の関係に関する考察』 
        渡辺明竜王・井崎脩五郎

この狙いは、どうも競馬と将棋は何か通じる部分があるはずなので、将棋を知らない競馬ファンをこの機会に巻き込めればいいかなというものです。
竜王ブログにも競馬関連のコメントも多いし、もとより、山口瞳さんや大橋巨泉さん、そしてDanchoさん振られ飛車さんなど、僕も含めて、共通のファンが多いですもの。
このお二人のトーク、面白そうですよね、きっと。

公開記念対局
深浦王位石橋女流王位

もちろんこれが本日のメインイベントです。

解説:渡辺竜王  聞き手:中井LPSA代表

ネット中継もあります。

盤側には必ず「おーいお茶」が置いてあるので、ネット中継だけでなく、このイベントが取り上げられるすべてのメディアに、「おーいお茶」は、有効に露出します。(王位戦オフィシャルドリンクです。)

終局後、おーいお茶を飲みながら、勝因敗因を語るお二人のアップの映像が、TVにも新聞にも出るわけです。

頭を使う将棋、集中力が必要な将棋。
そんなこと言ってるわけではないですが、
「おーいお茶」を飲むと、単に「おいしさは香り」というだけでなく、集中力が高まったり、頭が良くなったり、うまくリフレッシュできたり、というイメージも植えつけられます。

場合によったら、せっかく競馬場でやるので、競馬のレースもやっちゃいますか。

第7レース 佐世保特別  (九州産馬限定)
第8レース LPSA杯牝馬特別(17頭立て)
第9レース 将棋連盟賞米長記念 (○○オーor●●キングという馬名限定)
第10レース『おーいお茶カップ』 サラ3歳重賞(大井所属馬限定)
※渡辺竜王・井崎脩五郎両氏の予想もあります。


真面目な話、このイベントの成功がきっかけで、
来年度より王位戦は伊藤園が冠になり、
『おーいお茶杯 将棋王位戦』
となります。(伊藤園様、だめかしら?)

伊藤園レディスゴルフトーナメントもやってるわけだし、伊藤園としての新たなコンテンツ開発ができ、PR効果及び新たなファン作りのために、大してお金かかるわけじゃないし、最高の企画であると確信します。

“おーいい線”いってる
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新王位記念対局構想(妄想)

2007年11月16日 00時13分11秒 | 将棋
今日はまじめに取らないでくださいね。

ほんの思いつきで。

《タイトル取るまで帰ってこない》という記事も書いて、心から祝福している石橋新女流王位

先日の女流王位戦で、師匠からタイトルを奪取し、LPSAに持ち帰った際のコメントです。

『協会のみんなやファンの期待に応えられて嬉しいです。深浦王位誕生の『九州にタイトルを持ち帰る』という言葉に勇気をいただき、私もLPSAにタイトルを持ってきたいと思い。王位戦つながりで何とかなるかという気持ちになりました。実際の5番勝負は将棋を楽しむ余裕はありませんでしたが、『戦った』という実感は強く残りました。ここまで育てていただいた日本将棋連盟にはいろいろな面で鍛えていただき、感謝しております。みなさま、応援本当にありがとうございました。』

深浦新王位の、『九州にタイトルを持ち帰る』、という言葉に勇気をもらった、という一言、最高です。

(深浦新王位のことも、タイトル奪取の時、《深浦新王位への期待》という記事書きました。 )

このつながりを記念して、タイトルを持ち帰った同士でお祝いも兼ねて、
新王位記念対局、やりませんか?(ひょっとしてもう計画中?)

当然、スポンサーは伊藤園の『おーいお茶』です。

今回は、『王位戦記念対局特別オリジナル限定ラベル』を作成します。

《王位お茶》となってます。
そして、両新王位のサインも入ってます。

会場で配られるわけですが、これはのちのちプレミア付きになります。

伊藤園ではお~いお茶新俳句大賞なんてのもやってるので、
これを記念して、「将棋版おーいお茶俳句大賞」もやります。

「ヘボ将棋 王より飛車を 可愛がり」

みたいなやつ、いろいろありますよね?

こういう普通のやつでなく、この度の両王位の気持ちなどを表した名句がたくさん応募され、グランプリが選ばれます。

そして、公開対局場は大井競馬場
『TOKYO CITY KEIBA』と銘打っているので、
『TOKYO CITY SHOGI』というサブタイトルで。

《TWINCLE 対局》、ですね。

イリュミネーションがきれいな競馬場には恋人たちや、会社帰りの若者たちも集まります。

当然、解説は、競馬通の渡辺竜王

「王位お茶」を飲んで、「持ち帰り」弁当を食べながら、新王位記念対局を「大い」に楽しみます。

大井町商店街にも、いろいろ協賛してもらいましょう。

絶対に“おおいり満員間違いなし

今日はちょっと違う芸風、奇策!で攻めてみました。
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竜王戦第三局

2007年11月14日 20時37分04秒 | 将棋
竜王戦第三局、新橋駅前大盤解説会、仕事の合間に少しだけ覗いてきました。

相変わらずの江戸っ子大内九段の切れのある解説。

藤森女流三段とのコンビネーションも最高。

哲也奨励会三段が、二人をしっかりフォローする役割で、がんばってました。

もう9割方、勝負は決した、と、大内九段が言っていた115手目▲6七歩の局面。

一手指すごとに、優劣の差が開いていく、と、解説されていました。

そして、(まだ勝負は決してなかったけど)敗因は、▲1五歩からの1筋の仕掛けに無理が会ったのでは、と大内九段。

そして、もう間違いはないだろうと、確信して、会社に帰ってきたら、終局を迎えていました。

渡辺竜王
、しっかりと勝ちをものにしましたね。
ほんとによかったです。

佐藤二冠の『奇策!』とか、『変化球』と言われたひねり飛車で始まった、本局。

これだけデメリットの方が多いこの戦型を何故採用したのか、が話題になっていますが、どのように答えたのでしょうか?

将棋会館の大盤解説会では、片上五段遠山四段ブロガーオフ会解説が行われているようです。
新橋駅前でなく、そちらにも行きたかったです

渡辺竜王の快勝で終わったこの第三局。

次の来週の佐賀での第四局は、勢いに乗って竜王が王手をかけるか、はたまた佐藤二冠がふんばって振り出しに戻して、3番勝負とするか、注目されます。

新橋駅前も熱かったし、さらに将棋をより魅力的なものにするためにも、我々がハラハラドキドキするような熱戦、好局を期待しています。

そして、やはりここは、若き竜王の4連覇に向けての、地に足がついた、将棋の神様に選ばれた絶妙手を見せてほしいものだと思っています。

それにしても、『頭脳勝負-将棋の世界』、たまらなく面白いですよ
コメント (4)
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