羽生さんの著書や記事について、今年だけでも下記3つ書きました。
大局観
40歳からの適応力
日刊スポーツの記事「仕事のヒント」
サッカーの長谷部の「心を整える」という本が売れてます。
この本が100万部を越えたことを踏まえ、それにあやかって長谷部が主役のアスリートのメンタルの特集、文春の「Sports-Graphic-Number」です。
いろいろなアスリートが登場している中、異色ではあるけど羽生さんも登場しています。
心を「操る」
天才棋士の意外な集中法
印象に残ったところだけ抜書きしてみます。
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心の整理について
「タイトル戦といえども、極力、普段通りに、普通に過ごしながらやっているということですね。将棋の世界はオフシーズンがないので、他の用事も、できる範囲でやりくりしながらやらざるを得ないですしね、ええ。」
3連敗、カド番。そんな時の心の整理は?
「基本的に無理なんですね。
普通にやることすら難しい。
ずっと同じ集中力、高いテンションを保のは難しい。
一年の中でも、一日の中でも、波がある。
気分の浮き沈みは人為的に変えられるものじゃないのでそれに合わせてやっていく。
天気と同じ。」
心はコントロールできない?
「どうにもならないところもある。
長い目で見たら如何ともしがたいときもあるから立て直そうとしてやっていけばいい。」
「あきらめることも大事。
調子の悪い日もあるんだと思っていた方がいい。
完璧さを求めちゃうとかえって立ち直りが難しい。」
「一番は無理をしない。無理をすると必ず反動がくるので自然とできることをする。」
「30代に入ってから、長い棋士人生をマラソンのようにいかに変わらずに走り続けるか、と考えるようになった。
ペースを乱さずに一手一手指すこと。」
マイナスの感情をどう処理するか。
「集中に変えていく。それには楽しむしかない。
不安や恐怖や追いつめられた気持ちを楽しむ。」
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ほんとそれぞれの答えがいかにも羽生さんらしいです。
無理をしない。自然のまま。
あきらめることはあきらめて、変わらないペースでマラソンのように走り続ける。
こうやって考えると、
すべては、“玲瓏” ですね。
この言葉、羽生さんの思い、こだわりにぴったりです。
羽生さんの人生観、将棋観。
“玲瓏”の心境が理想なのでしょう。
迷いがない。透明な気持ち。
どこへ向かえばいいのかわからなくなった時は、“玲瓏”の場所に戻る。
どんな出来事が起こったとしても泰然自若として動じずに“玲瓏”の状態でいる。
タイトル戦だけでも大変なスケジュールだというのに、本も書き、講演もして、メディアへの出演や取材も後を絶たない。
強いだけでなく、本当にこの人の存在と言うのは、今の棋界にとって、どれだけ大きな意味があるのだろうか。
(※羽生さんの偉大な足跡について、そのデータベースはご存知のこちらです。)
羽生さんの本や記事などから得たもの、感じたものを基に、羽生さんの対局を味わう、楽しむことができることがうれしい。
ますます本も書いてほしいし、いろいろな人との対談もしてほしい。
そして、対局と同じくらい、いろんな形での発信をさらに楽しみにしていきたいと思っています。
大局観
40歳からの適応力
日刊スポーツの記事「仕事のヒント」
サッカーの長谷部の「心を整える」という本が売れてます。
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 | |
クリエーター情報なし | |
幻冬舎 |
この本が100万部を越えたことを踏まえ、それにあやかって長谷部が主役のアスリートのメンタルの特集、文春の「Sports-Graphic-Number」です。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 7/7号 [雑誌] | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
いろいろなアスリートが登場している中、異色ではあるけど羽生さんも登場しています。
心を「操る」
天才棋士の意外な集中法
印象に残ったところだけ抜書きしてみます。
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心の整理について
「タイトル戦といえども、極力、普段通りに、普通に過ごしながらやっているということですね。将棋の世界はオフシーズンがないので、他の用事も、できる範囲でやりくりしながらやらざるを得ないですしね、ええ。」
3連敗、カド番。そんな時の心の整理は?
「基本的に無理なんですね。
普通にやることすら難しい。
ずっと同じ集中力、高いテンションを保のは難しい。
一年の中でも、一日の中でも、波がある。
気分の浮き沈みは人為的に変えられるものじゃないのでそれに合わせてやっていく。
天気と同じ。」
心はコントロールできない?
「どうにもならないところもある。
長い目で見たら如何ともしがたいときもあるから立て直そうとしてやっていけばいい。」
「あきらめることも大事。
調子の悪い日もあるんだと思っていた方がいい。
完璧さを求めちゃうとかえって立ち直りが難しい。」
「一番は無理をしない。無理をすると必ず反動がくるので自然とできることをする。」
「30代に入ってから、長い棋士人生をマラソンのようにいかに変わらずに走り続けるか、と考えるようになった。
ペースを乱さずに一手一手指すこと。」
マイナスの感情をどう処理するか。
「集中に変えていく。それには楽しむしかない。
不安や恐怖や追いつめられた気持ちを楽しむ。」
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ほんとそれぞれの答えがいかにも羽生さんらしいです。
無理をしない。自然のまま。
あきらめることはあきらめて、変わらないペースでマラソンのように走り続ける。
こうやって考えると、
すべては、“玲瓏” ですね。
この言葉、羽生さんの思い、こだわりにぴったりです。
羽生さんの人生観、将棋観。
“玲瓏”の心境が理想なのでしょう。
迷いがない。透明な気持ち。
どこへ向かえばいいのかわからなくなった時は、“玲瓏”の場所に戻る。
どんな出来事が起こったとしても泰然自若として動じずに“玲瓏”の状態でいる。
タイトル戦だけでも大変なスケジュールだというのに、本も書き、講演もして、メディアへの出演や取材も後を絶たない。
強いだけでなく、本当にこの人の存在と言うのは、今の棋界にとって、どれだけ大きな意味があるのだろうか。
(※羽生さんの偉大な足跡について、そのデータベースはご存知のこちらです。)
羽生さんの本や記事などから得たもの、感じたものを基に、羽生さんの対局を味わう、楽しむことができることがうれしい。
ますます本も書いてほしいし、いろいろな人との対談もしてほしい。
そして、対局と同じくらい、いろんな形での発信をさらに楽しみにしていきたいと思っています。