即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

近代将棋最終号と囲碁将棋ジャーナル

2008年05月26日 01時22分12秒 | 将棋
近代将棋 2008年 06月号 [雑誌]

ナイタイ出版

このアイテムの詳細を見る


もうずいぶん長い事買ってなかったのだけど、これでおしまい(休刊?)と聞いて、買ってみました。表紙にも興味深いものがあったし。

でも正直言って読み応え無い。
コンテンツが希薄だし、魅力が無い。

将棋世界を読みなれていると、やはり、680円出して、この雑誌を毎月買うというのは、僕のような将棋ファンでは考えにくい。

じゃあ、誰が買っているの?と考えると、

「イベントに参加できる棋界情報量NO.1将棋雑誌」というポジショニングのようですね。
つまり、しょっちゅう道場に通っていて、大会などにも出ているような愛好家がターゲットなのでしょうか。

道場のトーナメント結果、ランキングなど、いろいろ出ているので、そういうところに自分の名前が出るような人であれば、買うのかもしれない。

でも、申し訳ないけど、記事の内容とか、レイアウトとか、見ても、あまりプロの仕事とは思えない。(たまに買って、偉そうなこと言ってすみません・・・。)

ともあれ、「将棋世界」とともに、長年棋界を盛り上げてきた事、経営的ないろんなご苦労をされてきた事に関しては、敬意を表しますし、心から、「お疲れ様でした!」と言いたいと思います。

こてくんさんも買ったようですね。
近代将棋最終号??を買うという記事で、このように書かれてます。
部分的に引用させてもらいます。
--------------------------------------
『近代将棋』最終号を買いました。

LPSAの新連載などが、あって楽しみにしていたのですが・・・・・・
今回で『休刊』ですかぁ~~~~~!!
これって、新連載でも1回で終わりって事でしょ。
なんてこったい。

そうそう、団鬼六先生と真剣な顔をした鈴木環那ちゃんの1戦も載っておりますので、買って楽しんでやってくださいませませっ。
ではではっ。
-----------------------------------------

こてくんさんも書かれている
「団鬼六果し合い 対鈴木環那女流初段戦の巻」

鬼六秘伝!女流殺しのどっかん飛車。

初めて見ました、「どっかん飛車」。

初手▲5八飛でちょっと驚かせ、
三手目▲3八金で、序盤早々のカベ形を作る。

これが、「鬼六流どっかん飛車」、とのこと。
鬼六先生の語る狙いは、
「このおっさん、大丈夫なの?と思わせておいて油断させる」作戦ですって。

おじさんが興奮しちゃうのは、局後の鬼六先生と環那ちゃんの会話。

鬼六先生「わしが勝ったらつきあってもらうから。」
環那ちゃん「え、しばったりされると痛いんじゃないですか?」
いやあ、環那ちゃんのこの対応、素晴らしいです。
堂々の応手ですね。

先日、かんな・ん辛苦でも書きましたが、ほんと、サービス精神と、天性の明るさ、21歳とは思えない、貫禄があります。

さて、昨日の囲碁将棋ジャーナル、見ましたか?

その環那ちゃんが阿久津六段を完全に手玉にとってました。

若手のホープのイケメンはもうタジタジで、次から次へと攻めの好手、妙手に、途中からもう勝負をあきらめていた感がありました。
格が違いましたね。(笑)
(あの表情からすると、もう環那ちゃんと一緒には出たくないなあ、って思ってるはずです。)

最近各棋戦で活躍中の阿久津六段に対して、
竜王戦本戦
環那「相手は久保八段か山崎七段ですが、どちらと当たりたいですか?」
阿久津「どちらも関西ですが、いや、どちらというのは・・・・。」
環那「あー、そうですか、秘密なわけですね。」
(秘密だなんて、そうもったいぶったような言い方しないでよ。こっちの方がやりやすいなんて言えるわけないでしょ?!)

王位戦
かなり謙虚な発言に対して、
環那「かなり狙ってらっしゃるというわけですね。」
阿久津「いや、狙ってるといえばそうですが・・・。」
(狙ってるなんて、そんなこと言ってないでしょ?!)

王座戦本戦
環那「森内名人を破って、次は中原十六世名人ですが、いかがでしょうか。」
阿久津「強敵ばかりで大変です。」
環那「先ほど控え室で、楽勝っておっしゃっていましたが・・。」
阿久津「そんなこと言ってないですよ。アドリブでそういうこと言わないでください。(笑)」
環那「すみません、作りました。(笑)」
(もう、かなわない。どうにでもして!!)

女流王位戦
阿久津「次の中村・室田戦がポイントですね。勝った方が2連勝になりますので。」
環那「聞くところによりますと、阿久津先生は室田さんのファンだとかって。」
阿久津「・・・」
環那「いろんなところで噂ですよ。(笑)」
(阿久津六段の表情が、意表を突かれて、明らかにもう勘弁して、という感じ。目がうつろ。)

名人戦第四局の解説
環那「最近、森内名人は3勝7敗という成績で少し調子が悪いようですけど、阿久津先生は最近対戦したようですが、実際やられてみて、いかがでしたか?」
(阿久津六段が勝ったこともあり、森内名人が調子が悪いということを阿久津六段の口から言わせたかったのでしょう。明らかに誘導尋問。)
阿久津「いえ、そんな風には感じませんでした。。。。。」
(もうお願いだから、そういう聞き方、やめてくれない?!調子悪そうでした、なんて言えるかよー!!)

伊藤アナウンサーも随所で苦笑いしていました。

恐るべき20歳。

聞き手とか、イベントとか、TVとか、いろんな経験を経て、
いかに見ている人を喜ばせるか、ということにチャレンジしている一生懸命な姿勢、素晴らしいです。

これもサービス精神ですね。

解説の先生のキャラを引き出したり、
棋界の楽屋ネタをばらしたり、
アドリブトークで意外な展開になったり。

環那流の楽しいトークや突っ込み、

ますます磨きがかかっているようです。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする