即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

祝!ベスト16!

2010年06月30日 23時18分37秒 | スポーツ
【サッカーW杯】サムライ完全燃焼 岡田監督「選手を誇りに思う」 退任意向(産経新聞) - goo ニュース

あー、しばし、燃え尽き症候群です。
何もやる気が起こらない。
ブログ更新する力も出ない。

しかしがんばって書きますね。

昨夜のパラグアイ戦、しっかり体勢を整え、Adidasのブルーのポロシャツに着替え力を入れて観戦しました。
Danchoさん川島さんもすでに書かれているように、本当にいい試合だったし、チーム一丸となってがんばりました。
批判があったからこそここまでこれた、という言葉もあったようだけど、何はともあれ、3連敗で帰ってくるのと比べて、今月の我々の生活意欲、勤労意欲がずいぶんと違いました。
お陰さまで、楽しくエキサイティングな6月でした。
ありがとうございました!

試合の内容については、セルジオ越後さんがtwitterで語っていた通りだと思います。
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前半は縦、縦で、前の3人に負担がかかっているのが心配。守備はいいけれど、攻撃のバリエーションはないんだよ。でも、ここまでもこういうサッカーで勝ってきたのだから、今からは変えられないね。

残念だったけれど、これが日本の力。守ることはできるけど、攻めはだめ。120分間守りきったという感じだった。明らかに力はパラグアイの方が上だった。川島のファインプレーがなければ、負けてたよ。

ベスト16になって良かった、歴史ができた、惜しかった、というだけでは先がない。足りないところは何だったか、これからどうすればいいか、それを考えていかないと進歩はない。

いくつかの要素が重なっての1次リーグ突破だったけど、今の日本にはこの戦いしかなかった。それに気づいてスタイルを変え、メンバーを変える突貫工事をやりきった岡田監督は評価しないといけない。
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守備は集中力を切らさず、全員でよく守っていたけど、攻撃がデンマーク戦のようにはいかなかった。
単にロングボールを本田のところに入れるだけで、すぐに取られてもいたし、単調だし荒かった。
しっかりボールをつないで、サイドから崩してクロスを入れるなどの組織としての攻めの形ができなかった。

是が非でも1点を取るんだ!という姿勢を示した、岡崎、憲剛、玉田を入れたのもよかったと思う。
しかし、120分で点を取れなかったことがすべて。
PK戦になってしまった時点ですでに力及ばずだと思います。

もともとグループリーグを突破することができたことで、あとはおまけ、失うものはない、と思ってやる姿勢が足りなかった。
チームは一丸となり、かなり成長してきた。自信もついてきた。
ブラジルやスペインなら別だけど、パラグアイであればもしかしたら勝てるかもしれない。
デンマーク戦のように全員で戦えばなんとかなるかもしれない。
ひょっとして史上初のベスト8、日本サッカーの歴史が変わる、というシーンがちらついてくる。
油断したわけでも、慢心したわけでもないとは思うけど、あと一歩が足りなかった。
ほんと、悔しい。

もっと無心で、チャレンジャー魂で、開き直って思い切ってやってほしかった。

今までやってきたこと、そして不動の先発メンバーはいじれなかった。
うまく機能してるものを動かす必要がないのは、けだし常道。
もしそれを変えたりしたら日本の世論から何を言われるかわからない。

しかし、ここはそういうことも含め、思い切りが足りなかった。
ここでうまく行ってたことをいじることは、もし負けたら、ああやっていたらもしかして、と悔やむことになるかもしれないけど、なんとなく気持ちが守りに入っていた、と思えてしまう。

まあ、そんなことはおいといて、いいチームだったと思うし、岡田監督を含め皆すべてを出し切ったと思う。いい試合を楽しませてもらいました。
政治も経済もいろんな事件も含め、やたら盛り下がることが多い今の日本をこれだけ沸き立たせてくれた彼らの功績は限りなく大きい。

本当にお疲れ様でした!
ゆっくり休んで、これを糧にまた次のステップに向かっていってください。
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折れない心

2010年06月29日 01時06分37秒 | 将棋
先週の週刊現代。
8頁に渡ったこの《久保利明特集》、高川武将さんの文章も小林紀晴さんの写真も、かなり秀逸です。
さわやか日記でも書かれているように、永久保存版にしたい内容です。

久保二冠とは、棋王就位式でお目にかかってお話したこともあるのですが、なんといってもさわやかさ、敷居の低さ、自然で明るい人柄、などなど、将棋の強さや棋風だけでなく、すっかりファンになっています。
取り上げた記事もこんなに。
昨年棋王就位式
充実のアーティスト
アーティストの感性
新王将の人柄
二冠の花が咲いている♪
今年の棋王就位式

何度ぶつかっていってもはねかえされる羽生名人の強さ。
勝てないことでもがき苦しむ。
大スランプ。
初めての負け越し。
もうどうやっても勝てない。
自分に足りないものは何なのか。

という久保二冠の挫折から這い上がる話、結構感動しました。

『もし僕に才能があるとしたら、それは、折れない心だけです。』

印象的なところを引用させてもらいます。
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久保の振り飛車はあくまでも攻撃的で、駒損を厭わず、積極的に攻めていく。その命こそ、他のプロが真似できない独特の華麗な「さばき」にある。

久保のさばきは、突然炸裂し始める。飛車が、角が、金銀、桂馬が、何かの意思を持ったように縦横無尽に動き始めるのだ。
それは、定跡とは異なり、解説のプロ棋士にも初めは意図がわからない。
20~30手先になり、やがて意図がわかったとき、翻弄された敵は守勢に回り久保の優勢になっている。遊び駒は綺麗に使われ、全駒が躍動する、美しく勝つ将棋。

『閃くんですね。閃いた後に読みを入れていく。感覚的なんです。異端?変わっていると思いますよ。タイトル戦を見ていても、解説の棋士の人と局面の判断が逆の場合が多い。感性が人と違うというのは、最近特に思いますね。』
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ここのところの描写、なんかサッカーに似てませんか?
(今、頭がそうなってるから、なんでもそう思えちゃうのかも。(笑))

何かの意思を持ったように、突然全選手が縦横無尽に動き始める。
意外性もあり、裏をつき、攻め込んでいく。
そして気がつくと、翻弄された敵はゴール前で守勢一方になっている。
選手全員が、それぞれの役割を果たし、全員が輝いてピッチを走っている。
躍動する、美しく勝つサッカー。

『サッカーは、さばきのアート』なのかもしれないですね。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
羽生さんは、相手の心を折ってやろうなんて考えていない。
ただ、純粋に将棋を楽しんで最善手を求めているだけなのに、僕らが考えすぎて自滅していく。だから、なぜ、強いのか、考えることをやめました。本当に自分との闘いだと気づいたんです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

羽生に長年これでもかとばかり打ちのめされ続けてきた羽生世代やすぐ下の世代は、少なからず久保と同じ境地になったに違いない。
そこでもがき苦しみ、自分なりの何らかのソリューションを導き出した棋士はいるのか。
技術面でもメンタル面でも、その対応策を駆使して、羽生に対して結果を出した棋士はいるのか。

************************************************
負けることが大事です。今思えば、羽生さんに負け続けてよかった。もし、最初に勝っていたら、僕はそこで終わっていたかもしれない。羽生さんに強くしてもらったんです。
*************************************************

二冠の花が咲いている♪という記事の中で、小暮克洋さんの観戦記を紹介しています。
そこで、「羽生恩恵説」という言葉が出てきてますが、
しっかり自身の口から、『羽生さんに強くしてもらったんです。』と素直に語っています。

小暮さんも下記のように表現されています。

『羽生の強さを感謝の思いとともに受け止めようとする、この器の大きさは……。

 久保の平らかな心が放つ透明な率直さに、私は心底驚かされた。 』

ほんと、好きだなあ、こういう人。

上にあるような勝負師としての写真もかっこいいのですが、
僕としてはこの写真が断然いい。

ビールを前にしてリラックスしたこの自然な笑顔。

勝負、挫折、苦悩、などの部分よりも、
素直、謙虚、感謝、自然、そして人生を楽しむ、という平らかな心ばかりを感じる。

優美な立ち居振る舞い、そして、落ち着きに満ちたさわやかな威厳。

羽生善治という大きな壁を乗り越えていけるのかどうか。
棋界の次期リーダーとして、将棋ファンにより大きな感動や影響を与えていけるのかどうか。
さらに期待が膨らむステキな特集でした。
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投了勧告・その2

2010年06月28日 01時17分05秒 | スポーツ
つい先日、投了勧告という記事を書きました。

大相撲野球賭博 元力士に逮捕状 暴力団資金源根絶の“一里塚”(産経新聞) - goo ニュース
琴光喜関、大嶽親方ら懲戒 親方12人や力士に謹慎処分(共同通信) - goo ニュース

逮捕者も出て、野球賭博に手を染めた人も65人!とどんどん増え、名古屋場所開催も危ぶまれる状況になっています。

先日のこの記事、twitter上で結構反響ありました。

大方の意見は、下記のようなものです。

『相撲協会の運営に米長会長が苦言を呈するのは、なんだかおかしな感じがしますね。おっしゃるとおり、連盟には外部の知恵をどんどん取り入れてもらいたいですね。経営にはその道のプロが参画した方が良いと思います。』

やはり、この局面で登場するのは、ちょっと悪手かも。
ここで(リスクを取ってまで)発言する必要、必然性はなかったんじゃないでしょうか。
本来の目立ちたがり屋、とか、お騒がせ好きの性格が出たといえばそうなのかもしれないけど、くっち~さんも前の記事のコメントで書かれているように、世間は、「あんたが言うのはどうなのよー」って受け止め方が多いのではないでしょうか。

『そもそも、「元力士でクリーンな人」なんているのか?なーんて思ってしまいます。』

というご意見があったので、こう答えました。

ここまでの騒ぎになると、誰を後継者にしたところで結局同じANAのJAL、じゃなくて、同じ穴の狢じゃない、って思えちゃいますね。

どうです?駄洒落ファンの方々、結構気に入ってるんだけど・・。(笑)

『経営のプロを入れるのは将棋連盟が先じゃない!』

というシビアなご意見も。

その返信。
おー、ここに来たか、と。
相手を果敢に攻め立ててたら、オウンゴールになりそうな危うさを感じました。

相撲協会だろうが、将棋連盟だろうが、外部の人を入れたらいいのでは、という話は過去何度も書いてます。
業界革新という記事では、サッカー協会の例を挙げてます。

「外部の人を入れるのは、今の時代の流れ」ということです。
これは、リスクヘッジという後ろ向きの意味だけでなく、下記のように考えると、非常にアグレッシブだし、チャンスに繋がる変化を生み出す起爆剤になると思います。
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むしろその業界に長くいると見えなくなっていることが、
外から見るとパッと見えることの意味。
へー、そういう考え方もあったのか。
いやあ、僕の常識ではありえないけど・・・。
常識が違うこと、カルチャーギャップが、
新たな発想や気づきを生み出すエネルギーになる。
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この野球賭博事件、どこまで広がっていくのだろうか。

昨日、電車の中で聞こえてきた会話。

『ひでえよなあ、どんどん増えていって。』
あの野球の事件さあ、相撲賭博。。。』

間違ったままで話は進むけど、本人たちは気づかずに進んでるのでまあいいや。

思わず、

『野球界で、相撲賭博!』
なんて妄想してしまった。

今、ほんとにこんなことあったらブラックジョークのようなすごい話だけど、
野球があるんだから、相撲だってあってもおかしくないはず。

と思って、ググってみたら、
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横審:鶴田委員長、賭けの対象と発言も「相撲賭博ご法度」

 横綱審議委員会(横審)の鶴田卓彦委員長(元日本経済新聞社社長)が12日、大関・把瑠都の昇進祝賀会でのあいさつで、「把瑠都と琴欧洲のどちらが先に横綱になるかはある意味、賭けの対象になる」と発言した。その後に「相撲賭博はご法度。力士にとっては禁じ手」と続けたが、現役力士数人が野球賭博にかかわっていることが明らかになった直後だけに、祝いの場にそぐわない不謹慎な印象を与えた。

 さらに鶴田委員長は、あいさつの中で野球賭博にかかわった力士に協会が厳重注意処分としたことに触れ、「今一番困っているのは武蔵川理事長。今までのことは罪深くなければ、厳重注意で仕方ない」と協会の方針を追認した。横審の議題の対象は本来、横綱だけだが、「これからそんなことがあったら横審がすぐに引退勧告する」とした。
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いろんな事件もあり、サッカーだけでも大変なのに、参院選も始まってしまった。
棋聖戦ストレートで終わったのでまだいいけど、
本当にゆっくり本を読んだり、音楽を聴いたりする時間が持てない今日この頃です。
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果てしなく続く旅

2010年06月27日 01時08分42秒 | 将棋
久々の将棋ネタ。

今日行われた棋聖戦第三局
梅田望夫さんも観戦に行かれたようです。
朝からずっとネット観戦してましたが、ストレートで羽生棋聖が防衛しました。
中継ブログも写真満載、解説も充実していて臨場感を持って楽しめました。ありがとうございました。)

苦手の感もあった深浦王位に対して、一手損角変わりから危なげない勝ち方です。
今日は現地に行かれているたいがーさん玲瓏棋士別対戦成績を調べてみると、今日の分を入れて、羽生名人から見て31勝27敗、0.534。
渡辺竜王の5割(10勝10敗!)に続いて、第2位です。(10局以上対戦した棋士)
その他5割台と健闘しているのは、森内九段0.556(55勝44敗・次の対局が100局目です。)しかいません。
(※故村山九段が0.571)
つまりほとんどの一流棋士には、6割5分とか、7割以上勝っているわけですね。

これで名人戦に続き、タイトル戦連続ストレート勝ち。
次は18期連続、そして5期連続ストレート防衛の王座戦だから、その確率は高い。
もし(6期連続の)ストレートで行くとすると、タイトル戦3連続ストレート勝ちになる。

このタイトル戦ストレート勝ち連続記録っていうのは、過去どうなってるんだろうか。
そんな楽しみというか、とんでもない記録を果たして更新するのかどうか。

今年度になってなんと14勝2敗という成績。
二つだけ負けたうちのひとつが、王位戦挑決の対広瀬戦なんですね。

竜王戦も1組準決勝で丸山九段に負けたものの(これが今年度の2敗のうちのひとつ。)、3位通過で順当に決勝トーナメントへ。
おととしの3連勝4連敗のリベンジを果たすべく、挑戦者として登場する確率も高そうです。

これで通算タイトル獲得数も、大山十五世名人の80期に対し、今日で77となり、ついにあと3期にまで迫ってきました。

この春、王将位を久保棋王に奪取され、4冠から3冠に後退したわけだけど、まだまだ全くとどまるところを知りません。

今年40歳を迎えるというのに、独自の大局観に磨きをかけ、ますます強さを増していくようです。

shogitygooさんがいつものように素晴らしい記事を書かれてます。
インタビュー「ドラマを伝える将棋 ~名人・羽生善治氏に聞く」

恐れずにどんどん前へ進むアグレッシブな将棋が指せたらいい。
厳しいところにいい球が打ち込まれるからこそ、スーパーショットが生まれ、観客が感動するわけですよね。
「広く」読む(手の選択肢を増やしていろいろな可能性を検討する)傾向が強いことが、結果的にほかの人の頭になかった手を選ぶということがあるのかもしれません。
定跡で扱われていない未知の局面について、時間はかかっても試行錯誤を繰り返し、自分の頭で考えてみることが、長い目で見れば勝負強さを養うことにつながるような気がします。
むろんプロですから、勝つことは大事です。でもそれに加えて、将棋のドラマチックな部分、美しい部分など付加価値を引き出してみせることが、私たちプロの仕事だと考えています。
行動パターンから変えてみると新しいアイデアや発想が生まれやすくなる気がします。パターン化されたことが嫌いなのかも知れません。例えば、私は10年後、20年後には、今予想されるのとは違う姿でいたいなと思っています。青写真どおりに人生が進んでいくのはちょっとつまらない気がするんですよ。

羽生名人が紡ぎだす言葉の数々は、我々の心の奥底になんと深く鋭く響くのでしょうか。

盤上での勝負師としての魅力だけでなく、羽生善治という一人の人間が、変化の激しいこの時代の中で、何を考えて、どこへ向かっていくのか。
それに思いを馳せる事が、僕ら観る将棋ファンの大きな楽しみの一つになっているとつくづく思います。
そして、彼と同じ時代に生きる事ができ、リアルタイムで彼の将棋や言葉を味わえる事の幸せ。
もっともっと、人間羽生善治が持つ魅力、魔力を、味わい尽くしていきたいです。
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やってくれました!

2010年06月26日 12時46分47秒 | スポーツ
連日もう大変です。
ワールドカップだけでも追いきれないのに、石川遼が出た全米オープンもあり、ウィンブルドンも始まってしまい、錦織vs.ナダル、なんて試合もあり、また夜中が忙しくなったと思ったら今度は宮里藍が出る全米女子プロも。
体が持ちません。

それにしてもデンマーク戦に向けて、ハードでした。
ウィンブルドンで森田が7-6、6-7で、フルセット、結局7-5で惜敗。
3時まで見ていて、デンマーク戦に切り替える。

今までなんだかんだ言われたことがよかったのか、本当に見事な試合でした。
岡田監督の目指した、組織の、チームのサッカーがよくできていたと思います。

全員がしっかり自分の役割を果たし、全員が有機的にリンクしつつ機能していた。
それが全体のパワーとなって相手を圧倒した。

本田にボールが集まる。そこからボールを受けた大久保や松井がかき回す。
遠藤、長谷部も前に突っ込む。
さらに長友や駒野も守備をしっかりした上でオーバーラップする。
阿部は全体のバランサーとして、上がっていった選手の穴を埋め、スペースを作らせない。
中沢、闘莉王の両センターバックは、高さも含め、相手の攻撃をことごとく潰していく。
ロンメダールやトマソンに仕事をさせないよう、チームワークでの守備の意識が徹底している。
もちろん川島の活躍も大きい。
(PKを止めたことで、トマソンが突っ込み、結果故障したことの効果。)

本当にいかにも日本らしいサッカーでした。
全員の気持ちがひとつになれた素晴らしい試合でした。

出だしはかなりおかしかったです。
誰もついてない、スペースが空いてしまう。簡単にシュートを打たれてしまう。
ちぐはぐでギクシャクしていたのはシステム変更したからだったようだけど、それを前半10分過ぎ、遠藤が、元の4-3-3のシステムに戻させて欲しい、と、岡田監督に直訴したらしいです。
そこからは全然違って守備は安定し、そうこうするうちに、あの見事なFKの先取点。
理想的な展開だったけど、後半PKで2-1と詰め寄られた時は、過去の悪夢がよぎった。

しかし、決定的な3点目。
こんな強かったっけ、このチーム。

今年になってから、チームは低迷し、皆が落ち込み、迷い、苦しんだ。
控えの選手も含め、自分はどうすればいいか、どうチームに貢献すればいいのか、を考える。
議論もし、考え抜き、すぐ自主的に動く。
その気持ちが全員に伝播し、結束はさらに深まる。
肩を組んで君が代を歌う。
ゴールしたら、ベンチに走って行き、控えの選手とも一緒に抱き合って喜ぶ。
スタッフや応援の力など、たくさんの後押しがあったとはいえ、ここ1ヶ月でのチームの成長力、目覚しいものがあったと思います。

さあ、今夜から決勝トーナメントが始まります。
来週火曜のパラグアイ戦に向けて体調を整えなければいけません。
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投了勧告

2010年06月23日 23時36分24秒 | スポーツ
切れない縁切れない縁・その2と続けて、最近の大相撲の呆れた事件について書きました。

昨日の朝日新聞のオピニオンで、米長会長が大相撲賭博問題について鋭く論評しています。

タイトルは、《協会理事長は潔く「投了」を。》

『1対1で勝敗を決するプロの世界という点で、将棋・囲碁と大相撲がよく比較される。
将棋・囲碁は盤上の真理を追究するのに対し、大相撲は土俵上で神事を執り行っている。』
というように同じ日本の伝統文化を担う立場として、今回の不祥事について組織の責任の取り方を、いかがなものか、と批判しています。

『理事長は潔く身を引くことを勧めたい。それが協会を救う唯一絶対のことではないだろうか。』

と、ここで投了するしか手はない、としています。

それは同感、本当にそう思います。

ただ、その投了後の指し手について。(投了後に指し手も何もないか!)

米長会長は、『クリーンな人物を後継者に指名して、身を引くべき。』とだけ書かれていますが、僕は、この前の記事でこう書いてます。
『当然、協会(理事会)は、元力士は2,3人にして、あとは外部の経営のプロにまかせる。
無理ですよ、ずっと相撲の世界ばかりにいた人だけでは。
企業経営という視点で構築していけば、コンプライアンスも人材教育もマーケティングも、全部リンクして、うまくできるはず。』

まあ自分のところ(将棋連盟)についてはこのまま(元棋士・現役棋士だけの理事会)でいいと思っているのでしょうけど、マネージメントや危機管理がこれだけうまくできてないところは、いろいろなビジネスの修羅場を経験してきた人の方がどれだけうまくできることか。
もちろんその業界独自の文化や考え方はあるだろうけど、ここまでだめだと、元力士でクリーンな人、というだけでは絶対に難しいのでは、と思えてしまいます。

大相撲にしろ、将棋・囲碁にしろ、野球やサッカーにしろ、これだけファンもいて、影響力のあるマネージメントを、その業界の中だけでずっと生きてきた人たちだけでやることがいいことなのかどうか。

こういう特殊な世界の経営というのは、一般ビジネス感覚とは違うという理屈もわからないではないけど、参謀的な人でもいいので、外部の知恵や力を入れるのは、刺激にもなり、とってもいいことだと思うのですけどね。
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負けないことに徹することの弊害

2010年06月23日 13時15分33秒 | スポーツ
いろんなところで言われてますが、ワールドカップ、スイスvs.チリ戦、面白かったです。

本来の観て楽しい典型的なサッカーの試合。
ハラハラ、ワクワク、ダイナミックでアグレッシブで勢いのある内容。

今回、あの7-0の試合は別として、
かなり格違いの対戦でも、しっかり引いて守りに徹すれば、接戦に持ち込めるような試合が目立つ。
技をかけられないよう、相手の強みを消すよう、調べ上げ、練り上げて、そういう戦略に徹する。
あくまで失点を防ぐことが第一義。
得点、攻めは、その後の問題。それができてからのプラスアルファ、上積みの問題。
だからカウンターが多くなる。ロングボールを放り込んであとは何か起こるかもしれないし、という荒っぽいいい加減な発想。
何が起こるかわからないのがサッカー、と言えばそれまで。

どのチームもどんどんこういう発想で試合をやるようになると、サッカーそのものの質が変わる。
観るファンも、観方、楽しみ方を変えないといけない。

考えてみれば、柔道とか、レスリングもそうですね。

以前、柔道の変化運まかせのルールなど記事書いてます。

上記の記事で、最近のつまらない柔道の試合についてこう書きました。
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面白くないよ。
なかなか組まない。
重心を低くして、腰を引いて。
もつれあって。
つぶれちゃう。
お互い技がかけられない。
ずいぶん力の差がないと、
そのままの駆け引きをして、5分経つ。
そして、1つの指導があったりして、
それがポイントで勝敗が決まる

組みたくない、襟や袖を掴ませない。
掴みに行くのでお互い手を出すのは、
なんかボクシングみたい。
特に今日の谷の2試合目の中国の選手との試合。
柔道とは違うスポーツかのよう。

指導か、もつれあっての効果ばかりで、
きれいな一本などほとんどない。

よほどの力の差がないと技がかからないので、指導を取りに行く。

昔はもっと、最初からきちんと組んで、背筋を伸ばしながら、足技かけたりしながら堂々と攻防していたはず。

そしてもっと一本背負いや大外狩りなど、大技もきれいに決まっていたはず。
それこそ小さな選手が大きな選手を豪快に投げ飛ばすというような、
見ていて爽快だったし、美しかった。
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サッカーもほっとくとどんどんそういう様相になっていくのかもしれない。

そうなると、自陣にいてばかりで攻め込まないと、教育的指導があるとか、
バスケットのように、○十秒以上ボールキープしていて、シュートを打たないと、アウトとか、
ボクシングのように、15分毎に、10-9とか判定をつけて、負けてる方を焦らせる、とか、
ルールが変化していくのかもしれない。

もちろん勝つことが大事だし、プロはそれがすべてかもしれないけど、
僕らの立場から言わせてもらえば、観たくなる、観て楽しいサッカーがすべて。

時代の流れなんでしょうかね。
会社も、コンプライアンスをしっかり、ディフェンスを固めて、オウンゴールやイージーミスだけはしないようにして、リスクを取らない、責任を取らない、つまり攻め上がらない体質。

ま、それは置いといたとして、いよいよデンマーク戦も明日だし、決勝トーナメントも始まるし、面白いサッカーを見せて、いや、魅せてくださいね。
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末っ子の潜在能力

2010年06月22日 11時29分41秒 | 日記とニュース
先々週くらいだったでしょうか。
エチカの鏡で興味深い情報が。

葬式は、要らない (幻冬舎新書)
島田 裕巳
幻冬舎

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ベストセラーになっているこの本の著者、島田裕巳さん(宗教学者・文筆家)が出演し、生まれ順別の特徴、相性などを話していました。
つまり、第一子、真ん中っ子、末っ子、一人っ子の4つのタイプ別に、それぞれの特徴を下記のように整理していました。

【第一子の性格の特徴】
・しっかりしている
・自分の思いを言わない
・何を考えているのかわからない
・自分の気持ちを重視せず周りの目を気にする
・頼まれた仕事を断れない
・第一子女性はダメ男に引っかかりやすい
・第一子女性は突然「別れる」と言い出す

【真ん中っ子の性格の特徴】
・甘えさせる&甘えること両方できるので人間関係で上手く振舞える
・上にも下にも不満を持っている(中間管理職)
・大勝負をせず、無難な生き方をする
・子供を3人作りたがる
・器用貧乏

【末っ子の性格の特徴】
・負けず嫌い
・甘え上手
・自分を中心に世界が回っているとすぐ思う
・都合が悪い時ニタッと笑う
・「一生のお願い」を何度も使う
・嘘をついてもすぐバレる
・末っ子司会者は仕切らない(例)タモリ
・一流スポーツ選手には末っ子が多い

【ひとりっ子の性格の特徴】
・争う相手がいないので平和主義者
・一人でいるのが当たり前なので妄想癖がある
・マイペース
・空気を読まない
・合コンが苦手

取り上げたいのは、末っ子のこの部分。

一流スポーツ選手には末っ子が多い
そして、
2010年FIFAワールドカップ日本代表選手23人中、16人が末っ子
ということです。

つまり、末っ子は、上の兄弟が始めたこと、やっていることの相手にされる。
そして、教えてもらった上で、上に追いつこうと思ってガンガンやる。
その結果、(第一子や真ん中っ子や一人っ子より)上手になるのが早い。
一流になる可能性も高い。

単純すぎるけど、よくわかりますよね。
23人中16人、なんて数字を見ちゃうと、すげー!って思っちゃう。

データがないけど、他のスポーツはどうなんでしょうか。

そうだ、将棋や囲碁は?

谷川九段は、お兄さんに負けて悔しくって、駒を噛んだ、とかいう逸話もあったはず。
そして、悔しくて、勝ちたくて、上達した。

米長永世棋聖は、3人の兄にもまれて育った。
そして、「兄達は頭が悪いから東大へ行った。」との名言を残す。

ということで、岡田ジャパンは23人中16人=7割が末っ子とのことだけど、
棋士の末っ子比率はどうなんでしょうね?
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切れない縁・その2

2010年06月20日 18時55分08秒 | スポーツ
サッカーも将棋も、書く事、書きたい事溜まってしまいすぎて、全部形にするのはもうどうにもならなくなったので、エイっ!とばかりに一気に相撲ネタで勝負。

先日切れない縁という記事を書きました。

まだ琴光喜が自白する前のことだったけど、次から次と恐ろしい現実が露になりました。

琴光喜いよいよ“土俵際” 部屋持ち親方らも賭博関与(夕刊フジ) - goo ニュース

琴光喜の負け金は3000万円超/大相撲(サンケイスポーツ) - goo ニュース

口止め料交渉 大嶽・時津風親方が同席 恐喝被害、数カ月前から把握(産経新聞) - goo ニュース

野球賭博「6億賭けた客も」…元胴元が明かす(読売新聞) - goo ニュース

どんどん広がって、どこまでいくのやら。
野球賭博なんてもので、日常的にすごい金が動いているって、信じられないです。
親方も、力士も、一度に何百万とか、何千万とか、皆、金持ってるんですね。


もう呆れることもない。
我々普通の一般的感覚からは遠すぎて理解できない。

これでは休場とか、名古屋場所中止とか、そんなこと言ってる場合じゃないですね。

NHKも放送中止を検討してるとかだけど、これはもう解体ですね。

スポンサーは全部降りましょう。
無理やり興行をやったとしても、当分、見に行くのはやめましょう。

こんなことと関係ない若い力士や関係者はかわいそうではあるけど、完全に腐りきっています。

ここのところすっかりお気に入りの小田嶋 隆さんあれは相撲の「美」を守るためではなかったのか?というコラムを書かれています。
一部引用させてもらいます。
----------------------------------------
 相撲を健全化するためには、公益法人の認可を取り消すのが一番手っ取り早い。
 ついでにNHKが年六場所の取り組みをすべて放送している現在のレギュレーションも見直すと良いかもしれない。

 というのも、腐敗の根は、大相撲が特権と利権の巣であるところにあるからだ。
 でなくても、大相撲興行は公益法人にあるまじき巨額な利益をもたらしている。こういうものを組関係者が放っておくはずはない。のみならず、力士の肉体は威圧を業とする者にとってこれ以上ない看板になる。とすれば、テレビの電波を通じて全国に顔の売れた力士を任侠の人間が利用しない道理はないのである。

 もちろん、一般の興行団体に組織変更してきちんと税金を払って、なおかつテレビ中継から外されたりしたら、大相撲は、かなり手ひどく衰退するはずだ。悪くすると消えてしまうかもしれない。でも、本当に生まれ変わりたいのなら、そこまでしないとダメだ。

 伝統にこだわるなら、いっそ江戸時代の形態に戻す手もある。
 年に一場所のみの興行。場所は神社の境内。一年を10日で暮らす良い男。それで食える規模にスケールダウンするのだ。きっと横綱も全員国産になるぞ。
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そうですね。

ウィキで見れば、

《相撲は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、日本国内各地で「祭り」として「奉納相撲」が地域住民により、現在も行われている。健康と力に恵まれた男性が神前にてその力を捧げ、神々に敬意と感謝を示す行為である。そのため礼儀作法が非常に重視されている。》

本来、神事であり、奉納なわけなのに、賭博に現を抜かしている現実。
全部ばらしてゼロから組み立てなおしですよ。

当然、協会は、元力士は2,3人にして、あとは外部の経営のプロにまかせる。無理ですよ、ずっと相撲の世界ばかりにいた人だけでは。
企業経営という視点で構築していけば、コンプライアンスも人材教育もマーケティングも、全部リンクして、うまくできるはず。
名古屋場所はもちろん数場所あるいは数年は中止してきちんとした体制ができてから再スタート。
すべて協会の会計その他をオープンにする。
すべて部屋まかせ、親方まかせの組織運営を改める。

まだまだいっぱいあるだろうけど、徹底的に膿を出し切って、このように再出発できるのかどうか。
もっともっとこの事件が拡大していったら、もはやそれも無理かもしれない。

そしたらもう国技でもなんでもない。
昔からあった相撲とは一線を画して、エンターテイメント格闘技としてやり直す。
外人だろうが、品格なども関係なく、皇族も首相もNHKも国技館も関係ない。

いろんな普通の格闘技の中のひとつとして、やっている分には、これだけ大騒ぎすることもない。
特権と利権がすごすぎているからこその腐敗。

アフリカの力士(選手?)とかも出てきて、応援団はブブゼラを目一杯鳴らす。

おー、興奮するかも。
それもまたいいかもしれないよ。
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サッカーと将棋

2010年06月19日 08時50分59秒 | スポーツ
ワールドカップ、真っ最中です。
眠れない日々が続いてます。

女流王位戦も終わり、棋聖戦第2局も終わり、A級順位戦も始まったというのに、このところまるで将棋ネタ書いてないので、今日はサッカーとの関連でひとつ。

以前、スポーツと将棋、そして、兵法戦術と言う記事を書いて、将棋とサッカーっていろいろ共通点あるなあ、ってことを認識しました。
上記記事の一部を紹介します。
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羽生善治・二宮清純著の《歩を「と金」に変える人材活用術―盤上の組織論》に出てくるサッカーと将棋はよく似ているという例。

サイド攻撃は端攻め。
金銀の守りはスリーバック。
飛車角はツートップ。
駒をどう配置するか、どう連動させて動かすかの戦略、フォーメーション。
ラインの押し上げ。スペースで守って、スペースで攻める。
引いてゴール前を固める穴熊。
横歩取りのように、全体に前に出て、ラインを上げる。
将棋もサッカーも現代はスピードと精度の勝負。ちょっとしたミスがそのまま勝敗に直結してしまう。

考えたらもっといろいろありますね。

ゴール前をしっかり守っている金(センターバック)に対して、すっぱり飛車を切って、金をどけたところに、桂が突っかけて、銀がとどめを刺す。

サイドを香が駆け上がっていく。
左サイドから攻めに出ると思ったら、左の中盤にいた角が思い切りサイドチェンジして、攻撃の起点は右サイドへ。

ドリブルで上がっていった銀がそのまま突っ込むかと思いきや、無理せずにバックパス。再度、バックス、ボランチで陣形を立て直す。

ほんと、共通する部分、ありますね。

全部の駒(選手)が、しっかりと機能して働いている。

盤面(ピッチ)全体を広く使う。

攻めと守りのバランスが取れている。

うーん、サッカーと将棋だけでなく、ビジネスにも言えることだ。

ほんと、そう考えると面白いです。
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どうです、まだまだ考えるとありそうですよね。

「決定力不足」でもゴールは奪える (双葉新書)
杉山 茂樹
双葉社

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最近読んだこの本、面白かったです。

将棋に譬えてる部分がいくつかあったので、引用させてもらいます。
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選手はある意味でコマだ。
対する監督は棋士。全軍の様子を俯瞰しながら、それぞれのコマに指示を与える。
これが基本だ。

日本ではそれを監督でなく選手に求めようとする。そこで自分たちで考えなさい。と語る監督に、思わずそうだと納得する傾向がある。
監督の仕事と選手の仕事との境界線が曖昧なのだ。すべて自分で考えなさいと言うのは、両軍合わせて20人の選手がピッチに入り乱れるサッカー競技の本質から外れている。
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監督は棋士とのこと。

前に卓球の愛ちゃんがトレーニングの1種として将棋を習った、というニュースがあったけど、岡田監督も将棋を学ぶべきだったですね。

ちなみに、もしかして将棋指せるとか、興味あるのかもしれないと思って、
岡田監督 将棋
と、検索したら、
巧みな「差し回し」阪神・岡田監督にアマ三段 将棋連盟
と出ました。
岡田監督違いでした。

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将棋盤を目の前にしているようである。
ゴールを守るゴールキーパーは王将で、盤の手前に位置している。一方、奪うべき相手の王将は向こう側にある。

対局はその状態から始まる。
手前に並べた駒を、相手陣内へ徐々に侵攻させていく。サッカーで言えばゴールキックの感覚だ。スタート地点はゴールキック。布陣図を目の前にすると、ピッチの真ん中から始まる「キックオフの感覚」をつい忘れそうになる。試合が自陣ゴールを固めた状態で始まるような錯覚に陥る。相手のボールをできるだけ高い位置で奪取するプレッシングの感覚も湧きにくい。

自軍のゴール裏からピッチを眺めると、フォワードは一番遠い場所になる。ストライカーがイージーシュートを叩き込む瞬間をイメージし、そこからフィードバックするようにゲームの進め方を考えよう、得点力不足解消のための方法論を相手ゴールから逆算して考えようと述べたが、そうした気持ちにはなりにくいのだ。これはむしろ自軍ゴールを固めようとする守備的サッカーに適したアングルになる。
ならば布陣図をひっくり返してみてはどうだろう。天地を逆さにしてみるのだ。
(おー、ひふみんだよ!=nanapon注)
一番手前に自軍のセンターフォワードを置いてみるわけだ。すると見える世界はがらりと一変する。センターフォワードがイージーシュートを蹴り込む姿もイメージしやすい。
布陣図をひっくり返した状態で、すなわち相手のゴール裏から、サッカーゲームの進め方を考えた方が、好きなくても攻撃的な気分は格段に味わえる。現代のサッカーにも適したアングルだ。イージーシュートにいたるプロセス、攻撃のルートも見出しやすくなった気がする。

将棋で言えば、対戦相手と座る位置を交代したことになる。
駒を先に進めるのではなく、手前に引き寄せる感じで対局するわけだ。
全く別の世界が見えてくること請け合いだ。
詰んだ状態からもとの状態に一手一手戻していくのもいい。
詰みはサッカーで言えばゴール。詰みに至るプロセスを振り返るのだ。相手側に座り、VTRを逆回しする感覚で対局を振り返る。ご無沙汰してます。ゴールに至る過程を逆算するのである。
布陣図の上なら、相手ゴールを起点に、時間の流れを元に戻すように、パスがつながったコースを矢印で結んでいく。
相手ゴールを始点に、自軍に向けて矢印を伸ばしていく。パスのコースを辿ってみるのだ。
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実際に典型的なファインゴールを想像して、そこからビデオを逆回しにしていく。

ひとつ前のシーンはどういう状況だったのか。
誰がどこからどう走りこんでパスを受けたのか。
そのひとつ前は?

と順繰りにやっていくと、どのように崩していけば、結果として非力なフォワードにイージーゴールを決めさせることが出来るかが浮き出てくる。
ワンプレイずつフィードバックして考えていく。

つまり、本田がゴール前の混戦から左足でゴール!
という具体的な絵を描いたとすれば、
松井が右サイドをドリブルで突破し、崩してから、クロスを入れる。
ではその前、松井には誰がどこからパスを出すのか、と、どんどん逆回ししていく。
そうできるためには何をどうして、どういう意識で、どういうフォーメーションで行くのか。
そのためにはメンバーは誰をどこで使うのがいいのか。

これ、ビジネスにも使えますね。
目標が実現したイメージ、絵柄を想像する。できるだけ具体的に。
100億達成、とか、100店達成、とか、中国進出、とか。
どのように達成できたのか、をイメージし、そのためにはその直前にはこうなっていないといけない、そのためにはこの手を打ってないといけない。

さあ、今日のオランダ戦。
スナイデルに仕事をさせないためのイメージ。
ゴールキックからでも、カウンターからでも、しっかり1点を取りに行くイメージ。
そのためには、こうするべき、こうしなきゃ。

夜までしっかり頭の中でシミュレーション=妄想、をして過ごしましょう。
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