即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

普天間問題さらに

2010年05月31日 12時20分46秒 | 日記とニュース
福島担当相罷免 連立離脱へ 「辺野古」明記に反発(産経新聞) - goo ニュース

起こるべくして起こりました。
裏切りだと言って怒ってます。

そして、小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明 このたびの移設問題に寄せて (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

さすが小田嶋さん、明快です。

あのおぞましい皮膚感覚呆然しつこく普天間基地問題などの記事を書いてきたけれど、「最低でも県外」という論点は、

1. そもそも沖縄に米軍基地が必要なのか
2. 移設先としてどこが適当なのか

の2点をごちゃごちゃにしてしまってることが問題だとの論旨です。
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 この二つの話題は、本来、噛み合わない。
 というよりも、まったく次元が違う。
 にもかかわらず、鳩山さんは、この二つを、まぜこぜにしてしまった。私の目にはそのように見える。

 つまり、2点目の「移設先」の選択肢について、1点目の「そもそも論」を持ち込んだ結果、「最低でも県外」というあり得ない看板を掲げねばならなくなったわけだ。
 結果から遡れば、気の毒な経緯だったと思う。

 沖縄の基地について、マジメな人間がマジメにものを考えると、いつしか話は、

「そもそも、沖縄に基地が必要なのだろうか」
「海兵隊は抑止力になっているのでしょうか」
「沖縄の人々が60年にわたって堪え忍んできた苦境について、われわれ本土の人間は、もう少し真摯に考えるべきではないのか」

 といった方向に流れていく。
 と、議論は必ずや紛糾することになる。
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どこが適当か、と言うより前に、そもそも必要なのか、ということをクリアにしないと、あそこがいい、ここはだめ、という枝葉末節的議論になる。
まずそこの論点で、アメリカ、現地、連立与党(社民党)の合意を取らないと進まない。
そこの議論を国会でも、そして国民も、徹底的にやらないと、話はおかしくなるはず。

「最低でも県外」、という約束の言葉ばかりが取り上げられて、県外じゃないじゃん、県外って言ったのに、県内かよっ!ってなる。

「最低でも県外」ということは、できれば海外、ということ。
海外は、無理なのか、どうして無理なのか、いつ、どういう条件であれば可能なのか、というところから詰めていかないとだめ。

その議論がすっぽり抜け落ちていて、辺野古なのか、徳之島なのか、という話になってる。
なんだよ、俺たちが犠牲になるのかよ、この土地の自然を壊すのかよ、という展開になる。

と、考えると、ほんと去年の秋から何をどうやってたんだろうか、と不思議。
何を一生懸命やったのか。
友愛+宇宙人の性格的に、約束通りやろうと思って、(やり方はまずいけど)努力したのであろうと思いたい。
結局やろうとしたけど、抵抗勢力に潰されたということなのか。
結局は長期自民党政権下と同じことで、利権とか、メンツとか、権限とか、水面下の魑魅魍魎的世界の話なのか。

こういう風に考えると、「メディアの報道姿勢」というものがクローズアップされてくる。

例えば、東国原知事が、議会でいろいろ突っ込まれた時に、こっちだって寝ないで一生懸命やってるじゃないか、と顔を赤くして真剣な表情で取り組んでいるところを見ると、大変だよなあ、よくやってるよなあ、頑張って欲しいなあと素直に思ってしまう。

同じように、
「なんで県外にできないのか!、それじゃあ、国民に信頼されなくなるぞ、そんなんじゃ解決になってない!もっと早く現地に行って話をするべきじゃないのか!」
などなど、(もしそういうことがあったのであれば)いろんな人に声を荒げたり、必死に解決に向けて努力している映像を流していたら、今のような低支持率ではなかったと思う。

いや別に、あの目がうつろで頼りない人を支持するわけでもないのだけど、この普天間問題にしろワールドカップにしろ、メディアの報道の仕方というのが、我々の大きな判断材料になっているわけだから、それに流されないようにしないとなあ、とつくづく思う今日この頃です。
コメント

サッカーと将棋のジャーナリズムについて

2010年05月29日 12時33分53秒 | 将棋
ここに来て当然のことながら、サッカー熱がすごい勢いです。
鬼気迫る・・・草食系サッカー志と目標と記事書きました。

特番も、雑誌も、ネットも、そして出版もワールドカップで大変です。
書店では特設サッカーコーナーができ、単行本、ムック本をはじめ活気ムンムンです。
敗北という収穫 (中公新書ラクレ)
金子 達仁
中央公論新社

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考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)
イビチャ・オシム
角川書店(角川グループパブリッシング)

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日本サッカーが世界で勝てない本当の理由 (マイコミ新書)
岡田 康宏
毎日コミュニケーションズ

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サッカー日本代表システム進化論 (学研新書)
西部 謙司
学研パブリッシング

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「決定力不足」でもゴールは奪える (双葉新書)
杉山 茂樹
双葉社

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サッカー「見るプロ」になれる!50問50答 (王様文庫)
杉山 茂樹
三笠書房

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まだまだありますが、とりあえず新書だけだけどこれだけ買ってさくっとですけど、読みました。
それぞれの著者のサッカー感、ワールドカップ論、岡田ジャパンがどこまで戦えるのか、どう戦えばいいのか、そして日本サッカーの永遠の課題、本質的な問題点は?などなど、幅広い視点で語られています。

これだけの百花繚乱。
たくさんの意見、提言、評論があり、楽しいです。
どの本もなるほどなあ、という部分があり、サッカーのいろんな見方を教えてくれます。
来月のWCに対して、ポジティブもネガティブも含め、それぞれの熱い思いを語り尽くしています。
ワクワクします。そしてWCがさらに楽しみになります。

特に一番下に挙げた《サッカー「見るプロ」になれる!50問50答》は、シンプルで面白い切り口です。

その対象を観ることであれこれ考える、と言う事で言えば、
(急に話は将棋になるけど)稀代の名著、梅田望夫さんの「シリコンバレーから将棋を観る -羽生善治と現代」を想起させてくれます。

サッカーは大体が(やるよりも)観るファンであり、将棋はその逆というのが定説だった。
しかし、サッカーだって野球だって、(やらないけど)観ていてこんなに楽しいのだから、将棋だって、おんなじことじゃん!という理屈。
もっともっと観て楽しもうよ、観ることの醍醐味を開発しようよ、って話。

※過去記事
シリコンバレーから将棋を観る
将棋を観る楽しみ

将棋も、サッカーくらい観るファンが多くなれば、こんなに華々しい展開になれるはず。
こんな色とりどりの本が書店に並び、いろんな人のいろんな意見を知ることができれば、さらに将棋の醍醐味が拡散し、増幅する。それが将棋の発展を促進する。

言わば、将棋のジャーナリズムがもっともっとオープンに育つことが肝心だと思います。

将棋も、観る将棋ファン向けのもっともっといろんな視点の評論やエッセーやコラムのような本がどんどん出て欲しいです。
技術本しか並んでない従来のコーナーでなく、もっと将棋本コーナーを広げたいです。
一部のコアなファンだけでなく、一般の人が気軽に立ち寄って手に取るような雰囲気になってほしいです。

梅田さんのような方だけでなく、観戦記者、将棋関連ライター、棋士、将棋に詳しい有識者、学者、有名人たちの将棋関連本、もっともっと書いて欲しいです。並んで欲しいです。

観るファンが観る目を養い、もっと深く将棋の醍醐味を楽しめるようになり、進化していくのであれば、当然見せる方だって、それに応えようとする。

観るプロと指すプロの真剣勝負。

上記のサッカーの本も、観るファンの質が高まれば、選手やチームや協会も含め、サッカー自体の質が向上する。

将棋でもこれくらいの評論の勢いがあってもいいのではとつくづく思うのです。

例えば、名人戦について、A級順位戦について、将棋の価値の発展について。
棋士について、連盟の運営について、女流の位置づけについて。

4ー2ー3ー1のフォーメーションがテーマであれば、一手損角変わりの戦型について、ということになるだろうし、好守の切り替え、とか、ファン心理ということでも同じくらい語れるネタだと思います。

将棋関連評論本の出版、そして、将棋ジャーナリズムの蜂起。
展望、予測、警鐘、警告、期待、提言も含め、棋界を見守る大人のジャーナリストたち。

もっともっと忌憚の無い意見を発信し、議論し、棋界の発展のために関係者、ファンが協力して努力すべきだと思います。
(なんか今日は真面目じゃん。サッカーの話しようと思ったら、将棋の話に変わっちゃったよ。
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でも・・・

2010年05月28日 00時22分22秒 | 日記とニュース
最低でも 県外。
元の案に戻った。でも エコ。5月末がデッドライン。でも 6月も引き続き進めていく。

政治家でも 金。

タイでデモ 暴徒化。

再捜査でも、 再び不起訴。

エース級でも 感染。

各社決算。減収でも 増益。

第四局でも 封じ手は羽生名人。
第四局でも 羽生名人が貫禄勝ち。14連勝。

目標はベスト4。でも 誰に迷惑かけるわけじゃないから。

悪役でも 皆に愛されていた。

愛された悪役、ラッシャー木村さん死去(日刊スポーツ) - goo ニュース

仕分け人、(でも) 妻に比べりゃ まだ甘い。
サラリーマン川柳第一位)

健全なデモクラシーが定着しているはずの現代日本社会。
スポーツ選手やタレントの出馬で賑やかな参院選も間近だし、
デモクラティックパーティ(民主党)政権の行く末はどうなっていくのでしょうか?
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志と目標

2010年05月27日 00時22分53秒 | スポーツ
鬼気迫る・・・草食系サッカーに続いて、今日もまたサッカーネタです。

「目標はベスト4」。

あちこちでいろいろ言われていることです。
【熊崎敬コラム】ベスト4って笑われる・・・
「ベスト4」から現実的目標に修正必要【金子達仁】

目標を立てること自体は大賛成です。

しかし、その目標というのは、少し、いや、かなり頑張れば達成可能な、ということでないと、それはただの夢、希望、願望です。

それとこれとは絶対に違うはず。

大きな夢に向かって努力し、日々一歩一歩邁進するのは素晴らしい。

マスコミがあれこれ突っ込みを入れたもんだから、
反論の意味で岡田監督が言ってました。
『目標はベスト4と言ったことで、誰かに迷惑かけたのですか?』

はい、かけてないですよ。

そうじゃなくて、僕が言いたいのは、現状認識、自己評価をしっかりすることが肝心ということ。
メディアやサポーターの過度の期待とか、勘違いの思い入れとかに左右されず、
今の自分たちがなんぼのもんじゃい、ということをしっかりと把握すること。
そして、正しい自分たちの今の客観的な力のレベルを分析、認識、評価をした上で、そこから目標を立てるべき。
それも200%とかでなく、120%程度の現実的な目標を。

ジョギングもしてない人が、来月フルマラソンを●時間で走る、と言ったり、
今期売り上げ1億の会社が、来期は10億、と言ったところで、
死ぬ気でがんばるしかないと言うこともあるかもしれないけど、
実現可能で想像できる範囲の現実的な目標にはなりえないはず。
実現に向けて、近づけるためのステップやタイムスケジュールを埋めていけるような目標。

現状を冷静に見れば、
徐々に力をつけて来てはいるのでしょうけど、
ホームでの2002日韓ワールドカップ以外では、日本は1勝もしてないのです。

そして先日のチャンピオンズリーグを見るにつけ、海外でレギュラーとして活躍できている日本選手がどれだけいるか、ということも合わせて考えてみれば、

1勝すること、またはせいぜい、1次リーグ突破、が妥当ではないでしょうか。

最初からそんなことを言うと、なんだ、志が低い、なんてこと言う勝手なメディアやサポーターがいっぱいいるんですね、たぶん。
そんなこともし言われたとしても、毅然としてほっとけばいい。無視しておけばいい。

別に今から目標を変えろなんて言ってるわけじゃないけど、
なんかしっくりこないと思ってるし、
誰かに迷惑かけたわけじゃないから、何が悪い、って開き直ること自体、
子供と子供の喧嘩みたい、って思わざるを得ないのですね。

ま、もうなんでもいいから、ワクワクするプレー、面白い試合を見せてちょ!
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草食系サッカー

2010年05月26日 01時56分02秒 | スポーツ
昨日鬼気迫る・・・という記事を書きました。

そして昨夜、WCに向け国内最後の試合が行われました。
伝統の日韓戦。
昔からずっと日韓戦というと胸がときめいた。
国立にも何度も行った。

長い時を経て、お互いが進化してきた。
久々のベストメンバーでの戦いだし、WCで日本がどこまで戦えるのかを判断するには格好の試合だった。

岡田監督が日韓戦敗戦で進退伺 慰留で続投決意(共同通信) - goo ニュース
ごまかせなかった…俊輔すっかり自信喪失(スポーツニッポン) - goo ニュース

結果は、ほとんどチャンスらしいチャンスもなく、得るべきものも見つからない試合でした。まるでワクワクしない。

昨日の記事のコメントでこてくんさんが書かれていた、草食系、という形容そのもの。
動物的な、肉食的な、狩猟民族的な、獰猛な戦う姿勢が感じられなかったです。

これで底を打ったから、かえって期待できるかもしれない、と呆れ気味に書かれているのは川島さん

流れの中から突破したり、崩したり、サイドからのクロスも、セットプレーも、見るべきところがまるでなかった。
惜しい!とスタジアムが絶叫するシーンもなかった。

ピッチの中でリーダーシップを発揮し、カリカリしたり指示を出したりする選手も不在だった。頭ではわかっているのだろうけど、体が、動きが草食系になってしまっている。

前を向けない。セカンドボールはことごとく取られる。バックパスが多すぎる。ロングボールを蹴ってもヘディングではほとんど負けている。

ボールに向かって、ゴールに向かって、突進する獰猛さ、勇猛果敢さに欠ける。

全体的に評価すべきところが“希薄”な試合の中で、唯一、長友の“気迫”、ファイティングスピリットが目立ちました。
倒れない。倒れてもすぐ起きる。
しつこい。しぶとい。ねちっこい。絡み付いていく。打開しようとする姿勢。

先日のテレビのインタビューでも、
『WCで「あの日本のサイドバックは誰やねん?」と言われるような活躍をしたい。』
と言っていたけど、かなりの存在感を示していたと思う。
左だけでなく右もできるんですね。

収穫といえばこれくらいで、俊輔も目立たなかったし、本田も前を向けなかった。

それにしてもパクチソンの動きは、一人別次元だった。
本場の本物のサッカーの雰囲気を一人だけ醸し出していた。

敗北という収穫 (中公新書ラクレ)
金子 達仁
中央公論新社

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この本では、負けるにしても意味のある負け方をすべきと主張している。
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今のままではベスト4どころか1次リーグ突破も相当に難しい。
敗北でもいい。
ただしそれならフランス大会のような微妙な3敗ではなく、プライドもこっぱみじんにされるような負け方が必要だ。中途半端な戦跡ならば「悲劇的な敗北」の方が、日本サッカーの将来のために、よりましだ。
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いろんな問題点をはらんでいる日本サッカーの現状。
それをひとつひとつ変えていくためには、世界を相手にして強くなるためには、一度手痛く負けなければと言っている。

岡田監督は、「僕、続けてもいいんですか?」
と聞きにいったらしいですね。

同じように迷走し目がうつろになっているどこかの国の某首相は、同じような不安はないのだろうか。

しかし、我々の国には、信頼できる、リスペクトできるリーダーはいないのでしょうか?

上記の金子達仁さんと同じように思う気持ちが強い。

日本も、日本サッカーも、一度崩壊してしまった方がいいのかもしれない。

そしてゼロから、考え直す。構築しなおす。

普天間基地は必要なのか。アメリカとどうつきあうのか。安全をどう考えるのか。
税金はどう使うのがいいのか。どういう政治家が必要なのか。
日本のサッカーはどうあるべきか。どういう特徴、強みを持つべきなのか。
そして、そのために我々一国民、一サッカーファンとしては何をすべきなのか。

こんなことを言っていても、基地問題のデッドラインの5月は終わり、いよいよワールドカップの6月になります。

さあ、この国の、そしてこの国のサッカーの行方はどうなっていくのでしょうか
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鬼気迫る・・・

2010年05月23日 23時36分50秒 | スポーツ
深浦王位が昨日の囲碁将棋ジャーナルで言ってました。

ちょっと悩みがあって・・・、と。

これから棋聖戦が始まり、その後王位戦も始まる。

ちょうどそんな忙しくなる時期に、ワールドカップが始まってしまう、と。
サッカーファンなので、これからは悩み多き季節だと。

昨夜のWEFAチャンピオンズリーグ決勝も楽しみにしていたようですね。

昨日の深夜やってたので、今日その録画を見ました。
ミリト2ゴール、インテルが45季ぶり欧州制覇(読売新聞) - goo ニュース

スタジアムの雰囲気から何から違いますね。

そして一番の印象は、
ガチンコ感、カラダ張ってる感、鬼気迫る感が、
いつも見てる日本代表の試合と確実に違ってます。
もちろんスピードもテクニックも違うのだけど、なによりも戦う選手たちの迫力、気迫が違う。
ボールを奪取する、敵の狙いを阻む積極性。
動き回る、走り回る中に感じる、絶対に勝とうとするアグレッシブさ。
ひたすらゴールを狙う鬼のような執念。

プロとしての仕事をまっとうしようとする姿勢。生き様。
退路を絶って臨んでいるかのような気迫溢れるプレー。

かっこいいんだなあ、これが。

振り返って、これからワールドカップに臨む岡田ジャパン。

川口がキャプテンになり皆を引っ張ろうとしたところで、

この必死な気持ちが感じられないんだなあ。

敵に対してもそうだけど、
チーム内でも、ふがいない試合やプレーをした時に、怒鳴りまくる、とか、ふざけんじゃねえとか、やる気あんのかよーとか、そんな真剣さが見られない。
岡田監督も含め優等生の仲良しクラブ的イメージに見えてしまう。

今日見たあのヨーロッパの一流の選手たちが醸し出す雰囲気とは確実に違う。

ドイツWCの時、ヒデがかもし出していたあのピリピリした怖い雰囲気。
チームに喝を入れ、皆を勇気付け、浮き足立った時には的確な指示を出し、まとめていく。皆の気持ちをひとつにする。

今の岡田ジャパンには、いつもピッチにいて、それだけの根性を持って、命かけて、引っ張る選手がいない。
中澤でもない、俊輔でもない、もちろん遠藤でもない。

明日は日韓戦。
そして大きな期待を背負ってこれから本番の南アフリカに向かっていく岡田ジャパン。

それにしても、この試合で見たロッベンもスナイデルもエトーもすごかった。
あんな奴らがいるチームとやるんだねえ。
いやあ、これは・・・。

昨日の日経ビジネスオンライン小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明の記事、
次期代表チームの監督にはジローラモを
この人のコラムは本当に面白い。岡田ジャパンについていろいろ興味深いことを書いているので読んでみてください。

そうそう、彼はサッカー好きで、こんな本も出している。
サッカーの上の雲―オダジマタカシサッカーコラム大全
小田嶋 隆
駒草出版

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時代的には古いのだけど、かなりマニアックなサッカーのネタを、ユーモアたっぷりに斬りまくっている。

将棋のこともまだまだ書きたいことあるし、普天間問題から何から、一日3つくらいの記事を更新しないと追いつかないくらいなのだけど、しばし旬なサッカーネタも書いていこうかと思っています。
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羽生名人の視線の先

2010年05月23日 02時44分52秒 | 将棋
今期の名人戦はストレートで羽生名人の防衛。
形の上では圧勝で3連覇達成です。

三浦八段も力は出し尽くした、とのコメントもあるし、最後勝ち切れなかった悔しさはあるものの、精一杯戦った充実感も感じていたようだ。

しかし、それをはるかに上回る羽生名人の強さが目立った名人戦でもあった。

第二局、三局と、解説会にも行ったし、全四局を通じて印象に残ったことを。

羽生名人の強さについて、いろんな解説の方々が、表現は違うものの指摘していたこと。

それは、
守りながら攻める。守ってると思うと急に攻める。(その逆もある。)
普通は守るなら守る、攻めるならしっかり攻めるとしたくなるのに、形を決めきらない。
いいと思ってもとことん行くわけではない。
相手が気にするところには行かずに、ジワっと落ち着いた手を指す。
いつでも姿勢を変えられる。しかも的確。
形を決めないで、含みを残す。
できるだけ後まで決めない。先延ばしする。

早めに手を決めることは、可能性が減る。選択肢が狭くなる。
だから、できるだけ最後まで決めようとしない。
ある意味つかみどころがない。
形勢判断をどう見ているのか、何を考えてるのかわかりにくい。
表情にも出ないし、飄々としている。

そして、攻めていながら、知らず知らずに手を戻す。
最初から当然読んでいたかの如くに。

そんな羽生名人らしい指し手、指し回しが、随所に見られた。

例えば第四局で言えば、▲1七桂、▲3三歩、そして▲4四角のような。

いかにも怪しい手、いやらしい手、気持ちの悪い指し方。

木を見て森を見る指し方、大局観。森のみならずさらに山までも見る。

いや、山だけでなく、海も。そして地球全体、いや宇宙までも見据えているその姿勢。

全体最適と局所最適の微妙なバランス。
局所最適を重視すべき局面で、全体最適の視点で捉える。

懐の深さ。

以前も書いたけど、
まさしくその強さは、西洋医学的ではなく、東洋医学的

THINK BIG
THINK WIDE
THINK HIGH
THINK DEEP

たぶん他の人とは見える景色が違うのでしょう。

羽生名人がよく口にする、「混沌」、ということ。

人間がいかにもがいても、いかに努力しても、
どうせわからない世界がある。

それをわかろうとすること、追求することこそがある意味冒涜に繋がる。

どうせわからないからということで、完全に居直った上での深い読みを入れている。
必死で極めようとするものの、基本は飄々としている。
茫洋としている。

そう、“混沌”となった時が本当の勝負、という心境。

無我の境地。

難しいからこそ、永遠にわからないからこそ、将棋と言うものは不思議だし、神秘的だし、素晴らしい。

だからこそ、さらに宇宙のような魅力を感じ、けものみちを淡々と歩き続ける。

相手が誰であれ、どんな戦型であれ、どんな局面であれ、

彼の視線の先には、魔境にも通じる果てしない道がどこまでも続いているようだ。
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コリアンパワー

2010年05月21日 23時06分22秒 | 仕事
先日のNHKの追跡AtoZ

ユニクロは世界で勝てるのかという番組やってました。

ユニクロ、ここにきて前年割れしてるとのことだけど、ここ何年かの勢いはほんとすごいですね。
僕も結構行くし、買うし、着てるし、サービスも含め、しっかりビジネスしています。

そして、今月上海に世界最大規模の新店を出したようだし、今後中国には1000店出店し、どんどん攻勢をかけていくとのことです。

『もう内需も外需も無いんだ。世界を相手に商売するしかない。』という言葉がとっても説得力がありました。

国内市場は少子化も含め、どんどん縮小していきます。

日本企業はどんどん激化するグローバル競争の中で、日本の商品、サービスの良さをアピールし、逞しくなっていかないと先はないです。

そういえば、最近の韓国パワーはすごいですね。

サムスン、LG、ヒュンダイ、韓流エンターテインメント、外食、そしてプロゴルフも。

物怖じせず、ガツガツとアグレッシブに勝負しています。

欧米諸国だって、日本よりも俄然中国や韓国に目が行っている。
日本がいい意味でお手本にすべきところがたくさんあると思います。

昨日、うちの近くのマルエツで牛乳などの買い物をしていて、ふとビールコーナーに目をやると、見たことない新商品が並んでいて、広告の品、と派手なPOPが。

発泡酒だけど、350mが88円。500mが124円。
他の商品はたくさんあるのにこれだけがすごく売れている感じで残りわずかになってた。
パッケージ、なんか真似っこでしょ?これじゃ、国産だと思って買っちゃうよねえ。
しかし、良く見ればこれが韓国製。
(その安さに思わず買っちゃいました。少しだけ残っていたというのも購買意欲に影響。もうちょっと後だったらもうなかったよ。俺ラッキー、だなんて。この値段で味はどうなんだろ、とりあえず飲んでみたいって、興味が押さえきれず、というのもあり。)

ま、なんでもかんでも売れたもの勝ち。

シェア争いしている国内ビール会社4社も大変です。

うかうかしてられないです。

こんな知らないブランドということでは、パソコンとか、テレビとか、韓国製の安いのがかなり出回っています。

そういう意味で、日本企業としては、収縮している国内市場のディフェンスよりも、世界に出て行くというオフェンスに力を入れる時期なんでしょうね。

フォワードが点を決められない日本。がんばらないと。。。

※味、いまいちでした。でも、2本目以降に飲むとかだったら気にならないかも。
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名人戦ではなく、棋王就位式

2010年05月20日 22時54分08秒 | 将棋
昨日の名人戦第四局のこと書こうとしたのだけど、昨日は一日中大忙しで、大盤解説会はおろか、BSも含めまるで観る時間がなく、ほぼ結果しかわからない、という悲しい有様。
見所満載、大熱戦の終盤だったようです。

がんばったんですけどねえ。魅せてくれていたんですけどねえ。
それにしても強いですねえ。
4連勝、3連覇。対三浦戦だと14連勝。
スッパリと終わらせて、次の棋聖戦に臨む理想的な戦い方です。

内容に関しては、いつものようにshogitygooさんが泣かせてくれるような文章力で描写してくれてるのでこちらをどうぞ。
4タテをくらった挑戦者が主役だった不思議な名人戦ーー名人戦2010第四局 羽生名人vs三浦挑戦者

そして、今日は甲斐女王が連勝で王手をかけた女流王位戦第2局も観ている間もなく、大方の予想を裏切って、今日行ってきた「棋王就位式」のレポートです。

昨年も呼んでいただいちゃったのですけど、今年もまた、棋王就位式、出席させていただきました。
久保棋王は棋王位を防衛しただけでなく、あの羽生さんから王将位を奪取、最多対局賞やら名局賞やらめでたいことが両手に持てないほどいっぱい。
たくさんの方々が駆けつけて本当に和やかな素晴らしい式典でした。

主催社の次にこの人。
ほんと、うまいですね。説得力ありますね。
「この一年、彼が強くなったのは、人間が変わったからだ。人間が一回り大きくなったことが将棋が強くなった原因。完全に吹っ切れて、将棋を楽しく指すようになった。」

※今日はいつものカメラがなく、画質がわるくてすみません。

加古川市の副市長。市長が来られずに代理。
「市長は将棋を指すのかどうかよくわからないけど、今回は来月に控えているタイトル戦(=市長選)のために、現在その準備に余念が無いので・・・」となかなかのユーモア。


会場は溢れるほどの人。この方、背が高いだけでなく、目立ちますねえ。たたずまいが違う。品格、風格がある。

免状をもらって、記念撮影。

10年来の友人のカメラマンの方から祝辞。
「10年もつきあってきたし、ずっと久保君と呼んできたけど、ついにこう呼ばなきゃいけないのでしょうか?久保先生!」

久保二冠は水谷豊さんだけでなくさだまさしさんとも親しいとのことです。ほー。

いよいよお待ちかね、久保棋王の謝辞。
ほんと自然で素直な挨拶。

「棋王戦は初のタイトル戦挑戦、そして初のタイトル。切っても切れない縁のあるタイトルなので長く保持したい。」
「佐藤九段にカド番に追い込まれて、その対局に自分はどのような心境で臨む事が出来るか、それが楽しみでもあった。
対局の盤を前にした時、落ち着いていつもと変わらずにいい緊張感と集中力で臨む事ができた自分がいた。それは自分にとって以前よりも明らかに成長したと思えたことだった。」
気負う事もなく、久保二冠らしいさわやかでいい挨拶でした。

乾杯の前にやはりこの方から一言ご挨拶。
棋士会長として、関西在住棋士として。
でも「久保さんのますますのご活躍を祈ります。」なんて祝辞ではなく、こういう場で謝辞をして欲しいなあ、とも思う。
老け込むには早いよ~。

久保二冠とも結構お話できたし、いろんな方とも交流できて、今日の雨とは違い、五月晴れのような気持ちで会場を後にしました。

お土産はこれ。

そして、いただいたパンフ。

会場で、前から知っていた某棋界関係者と話していたら、
「nanaponさん、ブログ見てますけど、最近将棋のこと書くの減ってません?将棋以外の話が多いですよ。」
あー、そうかなあ。
そうかもしれないなあ。
別に熱が冷めたとか、そういうわけじゃあないのだけど。

はい、もっといろんな将棋のこと、棋士のこと、棋界のこと、愛情も興奮も応援も辛口もないまぜにしつつ、ゆるゆると書いていこうと思っています。

充実のアーティストアーティストの感性新王将の人柄二冠の花が咲いている♪、と久保二冠四部作を書いてきたのだけど、改めて接してみて、
久保さんって、温かいなあ、さわやかだなあ。
偉ぶるところなんかまるでないし、気遣いもすごいし、全く普通にしゃべれてしまうこの人柄。
なかなかいないよなあ。

あら、なんかオレ、惚れちゃってる?
コメント

しつこく普天間基地問題

2010年05月19日 00時26分01秒 | 日記とニュース
あのおぞましい皮膚感覚呆然と、このところすっかり気になってる沖縄基地問題について最近書きました。

今日から博多で始まっている名人戦第四局が初めて横歩取りではない戦型になって目が離せない状況ですが、さらにしつこく今日も上記関連記事です。
日経ビジネスオンラインの中の沖縄が嫌悪する「国家のウソ」という記事について。(一部引用します。)
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全国に報じられる米兵による暴行事件ばかりでなく、日常生活の中で「基地反対」の思いが沖縄県民の心に刻まれてきた。だが、本土復帰前に建設された基地を動かすことが容易でない現実も思い知らされている。

 だからこそ、昨年8月の「最低でも県外」という鳩山首相の発言を聞いて、諦めていた願望が呼び覚まされた。

 「火をつけたのは向こう(鳩山首相)なんだよ」(地場企業役員)。だからこそ、膨らんだ期待は、いくら宰相が頭を下げても簡単には収まらない。
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半ばあきらめていたのに、意外にも向こう(首相)から、「最低でも県外」、と言ってきたので、あっ、もしかして、と期待してしまった。
これ人情ですよね。
なかなか人の気持ちがわかる見所のある政治家ではないか。

そんなこと言わなきゃ、それほど文句も言わなかったし、ほっておいたのに。
しかし、そんなこと言うもんだから、ひょっとして何とかなるのかもしれないと期待してしまった。
ガンガン強力にプッシュした挙句の言葉でなく、自主的に“公言”したのだから、“広言”はおろか、“巧言”だぜそれじゃあ。
こっちの心は“荒原”になっちまった。
もうどこにも“光源”は見えない。
そんなことするならあからさまに“後言”するよ。

そしてもうひとつ。大前研一さんのメルマガ「ニュースの視点~」から。(一部引用します。)

『普天間基地問題~軽薄発言が物語る、恐るべき首相の認識欠如』
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鳩山首相は6日、普天間飛行場の移設について「最低でも県外」といったの
は自分自身の発言とし、民主党の正式な公約ではないとの認識を示しました。

またこれに先立ち、沖縄に駐留する米海兵隊は抑止力の維持につながるとの
認識を持っていなかったと説明。「学べば学ぶにつけ抑止力が維持できると
いう思いに至った」と語りました。

この発言を聞いて、さすがに呆れ返ってしまいました。一政治家としても
認識不足が甚だしいところですが、首相としては問題外です。
「即刻、首相を辞任するべき」と私は思います。

 <中略>

あまつさえ、「最低でも県外は、私の考えであり公約ではない」「学べば学ぶ
につけ抑止力が維持できるという思いに至った」などと首相が発言するとは
論外です。私としては、これまで政治家として受け取った給与はすべて返し
なさい、と言いたいくらいです。

そして民主党自体もお粗末に過ぎます。お目付け役であるはずの小沢幹事長
も、党全体も鳩山首相をフォローできていません。記者会見で鳩山首相が
あれほど勘違いな発言をしてしまう前に、民主党として発言内容を修正させ
るべきだったと私は思います。

 <中略>

実際、米国も今回の鳩山首相の記者会見を見て、かなり驚いていると思いま
す。おそらくあまりの鳩山首相の「ずれ」具合に「これ以上、鳩山首相に何
を言っても無駄だ」と感じたはずです。だからもう米国側は何も言って来な
くなりました。

かつての自民党も褒められたものではなかったですが、少なくとも米国と
共通の目的を理解し、あうんの呼吸で「密約」を締結していました。普天間
基地も辺野古へ移設するということで米国とほぼ話がまとまっていたと思い
ます。

まやかしではありますが、それでも米国も日本の意図を理解できていたはず
です。しかし民主党政権になって、今は何をどのように理解したら良いのか
米国は全く分からない状態に陥ったと思います。

小沢幹事長が鳩山首相のリーダーシップに問題があると発言しているようで
すが、民主党が抱える構造的な問題は「鳩山首相と小沢幹事長」という二人
です。

まさに自分たち二人が問題の根源になっているということをいい加減、鳩山
首相にも小沢幹事長にも理解してもらいたいと強く思います。
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どの新聞を見ても、どの評論家の言う事を聞いても、ほぼこのような論調です。

国民から見放され、諸外国からも相手にされず、永田町からも霞ヶ関からも、いや党内からも呆れられているこのあまりにも悲惨な現状。
こんなツートップに仕切られている我々は悲劇としかいいようがないけど、もとより選んでしまったのは我々だから、これは自己責任。

もう期待できない以上、ただ批判だけしていてもだめなわけで、我々としては、仕事場でも家庭でも、何かの飲み会ででも、この問題はどう解決するべきなのか、いろんな人の意見も聞きつつ真剣に議論したりしないといけないですね。
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