「60年以上も全く戦争がないなんて、過去にはまったくなかったことだし、前代未聞だ。」
「普通ではありえない平和の中で暮らしているのだから、もっともっと感謝しないと。」
と、言われていた矢先の311。
戦争ではないけど、それくらいの大事件、大激震。
それに伴う我々の意識、価値観の大変換。
小田嶋隆さんは、「ア・ピース・オブ・警句」の中でこう言っている。
-----------------------------------------------------
「パラダイムシフト」という言葉を使うのは、大げさかもしれない。でも、震災の前までは他愛なく笑って受け止めていられた様々なものが、受容できなくなっている。ということは、やはりこれは、気分の変動というよりは、人生観の変容に近い何かが起こっているということなのだ。
---------------------------------------------------
311以前と以後。
まだまだ続く復興や原発や節電などの動きの中で、明らかに大きく何かが違っている。
戦前、戦後と同じように、震前、震後。
after311。
from311。
since311。
価値観がガラっと違う。
今までは、何かがおかしいとある程度は感じていたにも関わらず、ほったらかしにしてきた。
先送りにしてきた。
思考停止状態のままで時間がすぎてきてしまった。
最初はよかったけど、どんどん調子に乗って、何でも少しtoo muchになってないのか。
そのことの反省。自戒。
何が「普通」で何が「当たり前」なのか。
電気の明るさは?
都会のネオンは?
冷暖房は?
車の使い方は?
エスカレーターは?
深夜営業は?
便利さの基準は?
そこまで便利に、楽に、する必要があったのか?
誰が求めたのか?
東京への一極集中は?
近代化は?
経済成長は?
幸せってなに?
もう一度全部見直した上で、「当たり前」の基準値を変えないと。
デフォルトを変えること。
震災後標準。
経済発展ありきではなく、30年前、40年前の当たり前からイメージを再出発させよう。
今までの当たり前を疑ってみて、
「無くては生きられないもの」と、「無くてもいいもの」を識別していく。
そして、自らの意志で選択した新たな暮らしを作っていこう。
節約する。我慢する。
大変なことだけど、昔はそれが当たり前だった。
太陽と仲良く、自然をもっと感じて。
暮らし方も、その価値観も、懐かしいものが復活する。
ここで、リセット、再起動する。
原点回帰をする。
ものごとの本質を立ち止まって考えてみる。
しかし、単純に何もかも昔に戻すわけではない。
技術も経験もすべてうまく生かした上で、のように、螺旋的発展を遂げていく(田坂さんの弁証法の話)ように自分たちの暮らしをデザインする。
我慢、節約、不便、寂しい、辛い、という方向ではなく、
元気に、明るく、楽しく、作って行けるように、皆の知恵を総動員して、我々が納得できるような誇るべき新たな時代を築いていければ。
GWを迎えるにあたり、気持ちのいい日差しの中で、まだまだもやもやしつつ考えていきたいと思っています。
「普通ではありえない平和の中で暮らしているのだから、もっともっと感謝しないと。」
と、言われていた矢先の311。
戦争ではないけど、それくらいの大事件、大激震。
それに伴う我々の意識、価値観の大変換。
小田嶋隆さんは、「ア・ピース・オブ・警句」の中でこう言っている。
-----------------------------------------------------
「パラダイムシフト」という言葉を使うのは、大げさかもしれない。でも、震災の前までは他愛なく笑って受け止めていられた様々なものが、受容できなくなっている。ということは、やはりこれは、気分の変動というよりは、人生観の変容に近い何かが起こっているということなのだ。
---------------------------------------------------
311以前と以後。
まだまだ続く復興や原発や節電などの動きの中で、明らかに大きく何かが違っている。
戦前、戦後と同じように、震前、震後。
after311。
from311。
since311。
価値観がガラっと違う。
今までは、何かがおかしいとある程度は感じていたにも関わらず、ほったらかしにしてきた。
先送りにしてきた。
思考停止状態のままで時間がすぎてきてしまった。
最初はよかったけど、どんどん調子に乗って、何でも少しtoo muchになってないのか。
そのことの反省。自戒。
何が「普通」で何が「当たり前」なのか。
電気の明るさは?
都会のネオンは?
冷暖房は?
車の使い方は?
エスカレーターは?
深夜営業は?
便利さの基準は?
そこまで便利に、楽に、する必要があったのか?
誰が求めたのか?
東京への一極集中は?
近代化は?
経済成長は?
幸せってなに?
もう一度全部見直した上で、「当たり前」の基準値を変えないと。
デフォルトを変えること。
震災後標準。
経済発展ありきではなく、30年前、40年前の当たり前からイメージを再出発させよう。
今までの当たり前を疑ってみて、
「無くては生きられないもの」と、「無くてもいいもの」を識別していく。
そして、自らの意志で選択した新たな暮らしを作っていこう。
節約する。我慢する。
大変なことだけど、昔はそれが当たり前だった。
太陽と仲良く、自然をもっと感じて。
暮らし方も、その価値観も、懐かしいものが復活する。
ここで、リセット、再起動する。
原点回帰をする。
ものごとの本質を立ち止まって考えてみる。
しかし、単純に何もかも昔に戻すわけではない。
技術も経験もすべてうまく生かした上で、のように、螺旋的発展を遂げていく(田坂さんの弁証法の話)ように自分たちの暮らしをデザインする。
我慢、節約、不便、寂しい、辛い、という方向ではなく、
元気に、明るく、楽しく、作って行けるように、皆の知恵を総動員して、我々が納得できるような誇るべき新たな時代を築いていければ。
GWを迎えるにあたり、気持ちのいい日差しの中で、まだまだもやもやしつつ考えていきたいと思っています。