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映画「ドラゴン・タトゥーの女 The girl with Dragon tatto ’11」劇場公開2012年2月

2012-07-11 11:31:35 | 映画

                 
 スェーデンの雑誌「ミレニアム」を発行するミカエル・ブルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)は、ある実業家を告発した記事が、名誉毀損にあたるとして敗訴した。悔恨と落胆に加え金も失い「ミレニアム」の行く末も危なくなっていた。

 そこへ国内有数の企業グループのオーナー、ヘンリック・ヴァンゲル(クリストファー・プラマー)から、40年前の孫娘ハリエット失踪の真実を突き止めて欲しいという依頼がある。心配顔の共同経営者のエリカ(ロビン・ライト)を残してヘンリックのコテージへ向かう。

 冬のスェーデン、寒々とした風景が広がる。一方、調査員をしているリスベッド・サランデル(ルーニー・マーラ)は、鼻と耳にピアス、左肩からわき腹にかけてドラゴンの刺青、髪の毛は鶏のとさかのように聳えている。眉毛のない顔は、無愛想でそっけない。
 しかし、何かを調べることに関しては天才的。彼女はどうやら精神を病んでいるようだった。

 彼女の日常を管理する弁護士の男が曲者。リスヘッドが金を求めるとフェラチオを強要する。この男はセックスを代償に彼女を操る。リスベッドが、隠し撮りで立場を逆転させた。強くもなれるリスベッドだった。

 ミカエルとリスベッドが、ある時点から同じ目標を共有することになる。この映画を監督したデヴィッド・フィンチャーによると、「この映画はミステリーではない。苦悩を抱えた男女の再生の物語でもある」というようなことを言っている。ほかにも雨を降らせ雪も降らせセックス・シーンもサービスしていて支払った代価に見合ったものになっている。セックス・シーンは人間を描く上で、不可欠の要素だといいたいらしい。
            

            

            

            

            

            

            
         
            

            
 それにしても、158分という長尺物だった。オープニングにレッド・ツェッペリンの「移民の歌」をトレント・レズナーとカレンOでカバーしてある。それをどうぞ!

監督
デヴィッド・フィンチャー1962年8月コロラド州デンヴァー生まれ。’95「セブン」が大ヒット。

キャスト
ダニエル・クレイグ1968年3月イギリス、チェスター生まれ。
ルーニー・マーラ1985年4月ニューヨーク州ベッドフォード生まれ。本作で、’11年のアカデミー主演女優賞にノミネートされる。
クリストファー・プラマー1929年12月カナダ、オンタリオ州トロント生まれ。
ロビン・ライト1966年4月テキサス州ダラス生まれ。
コメント
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