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料理「土曜日の料理Saturday night cooking 銀鮭の冷製ヨーグルトソース」

2012-07-01 08:47:16 | 料理


 ものすごく簡単な料理。とはいっても、歴としたフランス料理シェフのレシピなのだ。元の名前は「鮭の冷製ヨーグルトソース」ではあるが、近くのスーパーで見つけたのは養殖の生銀鮭の切り身だった。これを使って試しに作ってみた。結論から言うとなかなか美味しかったんだ。

 この料理のポイントはヨーグルトソースにある。ソースのレシピは、4人分としてブレーンヨーグルト250cc、エストラゴンと本には書いてあったが、ネットで調べてみると英名が「タラゴン」であるのが分かった。生のエストラゴンは、到底無理で瓶詰めの乾燥したものを使うしかない。そのタラゴンを5g、ケッパー15g、生クリーム50cc、レモン1個、ケチャップ20cc、パセリ5g、トマト1個、レモン汁1個分、ブランデー10cc、塩、こしょう適量。

 ケッパー、パセリ、トマトはみじん切りにする。それらを材料で混ぜ合わせればいいだけ。そして、私はこれにアンチョビソースを小さじ1杯分を加えてみた。
 そのせいかどうか分からないが、なんとなくコクが加わった気がする。銀鮭は海水ほどの塩水で茹でて冷蔵庫で冷やしたもの。本来は、クール・ブイヨンで茹でるそうだけど私は割愛した。写真ではそのソースが多すぎたため見栄えは悪いが味はいい。

 これを白ワインとともにジョニ・ジェイムズが歌う「When I fall in love」を聞きながら、どういうわけか今読んでいる南條範夫の「わが恋せし淀君」の一節。「豊かな黒髪の下に小さな顔が、明月のように輝き、思いきり黒く深い瞳が、月光に濡れた夜露のようにきらめいていた。衣の袖からこぼれている指の先は、少女のそれよりも細く、しかも微妙な生気を帯びて、時々、文鳥の羽毛のように動いた」というお色気に思いを馳せながらほろ酔いとなった。 

そこでジョニ・ジェイムズの「When I fall in love」をそうぞ!
Joni James - When I Fall In Love (1955)

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