
今夜もフランス料理の本から、出来るであろうと思われるレシピをやってみた。豚ロース肉を焼いてその上にソースをかけるだけの料理「ポークシャクティエール」。
とはいってもそのソース何かと手間がかかる。玉ねぎみじん切りをバターできつね色に炒め、白ワインとワインヴィネガーを入れて3分ほど煮詰める。そのあとフォン・ド・ヴォーを加え塩・こしょうで味を整え、マスタードとバター、最後にコルニションを加えてソースになじませる。 つけ合わせは、レストランデルモニコ風じゃがいも。
この中で、フォン・ド・ヴォーを本式に作ろうと思えば相当な時間と同時にかなりの費用もかかりそうだ。子牛の骨、子牛の筋に玉ねぎやにんにくそれに6~7時間煮詰めるという一日仕事をこなさなくてはならない。いくら有り余る時間があるといっても、そこまでの情熱はない。手軽なフォン・ド・ヴォーを買うしかない。
「レストランデルモニコ風じゃがいも」というと、これも手が込んでるようだけどそうでもない。ジャガイモ3個を5~6センチ角ぐらいに切って鍋に入れ、ひたひたの牛乳とバターを10g程放り込んでゆっくりと煮込み牛乳がなくなってきたら生クリーム適量を入れて出来上がり。それにパン粉をふりかけレンジでもオーヴン・トースターでもいいから焦げ目をつける。私はうまく焦げ目がつけられなかったが。
ついでながら、私がいつも作るじゃがいものつけ合わせはもっと簡単なものだ。ジャガイモを5~6センチ角に切るのは同じ、牛乳をひたひたに入れるのも同じそれにバターを入れるのも。塩コショウをして牛乳が少なくなれば出来上がり。ジャガイモが生クリームにからめられたようになる。
次に「カボナータのブルスケッタ」。これはカルディ・コーヒー・ファームのホーム・ページに載っていたレシピ。パプリカ赤、黄、ズッキーニ、なすを1センチ角に切って油で素揚げして軽く塩を振る。それに瓶詰めのパスタソース「ベストロッソ」と混ぜる。それをフランスパンをスライスしてトーストした上にのせて食べる。
「味はどう?」と聞かれると不味くないけど、私にとっては上出来とは言えない。家族は、合格点をくれたかもしれないけど……。ということで口直しにジャズでもいかが? 昔々、私がLPジャケットがいいと思って買った盲目のピアニスト・ジョージ・シアリングの曲なんかどうだろう。ジョージ・シアリング作曲の「Black Satin」をどうぞ!ちなみに彼は、2011年に故人となっている。
