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読書 リチャード・エイリアス「愛しき女は死せり」

2006-09-27 14:30:51 | 読書
 
               
私立探偵ジョン・ブレイクは、《デイリー・ニューズ》の紙面を睨んでいた。それは、十年前の高校卒業記念アルバムに載っていたミランダ・シュガーマンの写真だった。
 見出しは「ストリッパー殺害さる」と印刷されていた。ジョンの記憶が十年前、18歳の夜に戻る。

 “ミランダが私にキスをしたとき、まぶたが震えていたこと、それから、終わったあとで、指で私の髪を梳き、私の頭を胸に引き寄せたことも覚えている。”

 ジョンはニューヨーク中のストリップ小屋を回って真相に近づこうとする。そして待っていたのは、意外な結末だった。

 本書は、エドガー賞、シェイマス賞の最優秀新人賞にノミネートされたという。私にはのめり込むほどでもなかった。著者の本名は、チャールズ・アルダイ。ミステリ叢書〈ハード・ケース・クライム〉を立ち上げる。自身もリチャード・エイリアス名義で本書を執筆する。
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