畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2011-01-26 19:03:17 | 暮らし

1月26日(水)    時々

出荷の手伝いを少しした後、畑に出かけ、畑の片付け。マルチの撤去片づけを、午後も続ける。

我が家の成り立ちに、少し触れておく。私などとても我慢できない、ばかばかしいことだが、こんなこともあっただろうし、今でも、これに近いことは起こりうるだろう。

祖父母が、長男夫婦とうまくゆかずに、隠居宅に移り、末娘だった母が面倒をみることになったと書いた。そこまでは、どこにでもある話だ。父と母が一緒になったのは、「家」であり、「墓」であった。母の父の弟夫婦は昭和10年代に、二人ともなくなった。子供たちも数人いたらしいが、小さいうちになくなり、一人残った長女も、18年に20代で、死んだ。墓を守る必要があった。母の叔父の妻は、父の叔母だったのだそうだ。それぞれの甥と姪を一緒にさせて、墓を引き継がせる。それが、選択された道だった。そのように決めたのは、母の父であり、父の父だったのだろう。詳しいことは知らない。そして、住む家は、祖父母の隠居宅。

長男夫婦と一緒に暮らせない、年老いた祖父母の世話をする。そして、死に絶えた、叔父叔母の家の墓を引き継ぐ。両親は、そんな大役を背負い夫婦になった。しかし、それは、一つの不幸の始まりでもあった。ちなみに、婚姻届は、二人の長男である「私」の誕生の、5か月前だった。