畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

糀作り

2011-01-17 18:48:43 | 農作業

1月17日(月)    いちじ  

朝、濡縁に温度計を出す。5分もすると、気温は、氷点下6度。外流しのバケツの氷の厚さは、3㎝を超えていた。

糀を作るために、米を浸しておいた桶も、暑い氷が覆っている。少し遅らせて、蒸釜の火を入れる。片方で、クン炭釜からクン炭を袋に取り、新たにもみ殻に火を付ける。籾殻置き場を改修したり、納屋の小物を収納する棚作り。蒸米に麹菌をまぶして、仕込むのは、連れ合いの役割。私は、なにやかやと、やりながら、火の番だ。

昼に電話ある。生まれ故郷で、嫁いでいる妹の息子からだ。ほとんど音沙汰ないのに、珍しいと思うと、案の定、不幸があったと。お祖母さんがなくなったとの知らせだ。我が家の母と同じくらいの年。施設に入居して一年位になるか。明日、通夜を取り行うという。5人兄弟だが、葬儀に行けそうなのは、私だけ。しかも、一応、長男ということもある。生まれ育った街でもある。妹の立場もあるだろうから、明日には出かけることにする。

母が、ショートステイに行くのは、19日からだが、一日早めて、明日からにしてもらったり、薬の処方をしてもらったり、雑用を済ます。夕方には、早く片付け、明日の宿泊の予約や、出かける時間などを調べる。

義弟の一周忌から、一年と少し、生まれ故郷に行けるのは、こんなことでしかない。そして、それは、最後かもしれない。