memories on the sea 海の記録

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内臓処理はあとからで大丈夫    NOFIMA

2011-06-26 00:00:49 | 
Nofimaノルウエー食品漁業農業研究所は血ぬきし、冷却し正しく保存された魚は少なくとも24時間以内に内臓抜きをすれば品質が保たれると発表(6月8日WFAN)

Nofima は漁獲と内臓抜きの時間と内臓を抜いていない魚の適正な保存について研究した。科学者らはマダラ、ハドック、セイスなど漁獲され船に揚げられたあとの魚が加工場に引き渡されるまでについて様々な方法を確かめた。「内臓を抜いていない魚について最適の方法は、船に揚がったら素早く血を抜くこと、そのあとは冷却した場所で保存することだ」と先任研究員のLeif Akse氏が語った。
血を抜いてスラリーやRSWなどの冷却容器に入れた魚の身はその身色を失う。科学者らのお勧めは正しく血をぬいた魚はすみやかに冷却されることが肝要であると。船上であれ陸上であれ冷却された魚はどのくらい内臓を抜かずに保存できるか。魚は通常スラリー氷、CSWあるいはRSWで保冷される。

「温度がマイナス1.25℃のスラリー氷で冷却されたマダラの場合、内臓を抜いていない状態で品質を落とさずに24時間は保存できる。やや高い温度の0℃の場合はこれが20時間となる」とAkse氏はいう。ハドックの場合はマダラよりも保存に向いておらず、変色や匂いの発生がみられる。とはいえ正しい冷却法を用いていれば品質の低下無く24時間は可能という。
またセイスの場合について漁法により小さな傷がみられることがあるが、おおむねマダラやハドックと保存可能時間は同じであると。しかし、内臓を抜いていない魚の場合、胃の内容物がないこと。網で獲られたセイスは胃の内容物が多いと24時間で腹側が割れることがある。

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