アジアの魚戦争が豪州海域にまで到達。東ティモールの海岸で中国のPingtan Marine Enterpriseによって漁獲された数百頭の死んだサメを示すDroneの映像は、オーストラリアの近くに急速に侵入している海の近代戦争の最新の例である。(2月25日AGE.AU)
アジアの中産階級の需要と南シナ海での緊張に置かれた漁業者らによる脆弱な資源を保護しようという動きがある。「彼らの背後にあるのはエキゾチックなものだけではない」とシンガポールのISEAS Yusof Ishak研究所のスペシャリストIan Storeyはいう。「それは海の中で泳ぐもののほとんどである」と。
今月には豪州水域のサンゴ海に深く入り込んだ場所で2隻のベトナム漁船と乗組員29人がナマコを捕獲しているところを拘束されている。 昨年中盤以降すでに12隻の船が拿捕されたが、天候が良くなればさらに多くが侵入することが見込まれる。
またこれらとは別に2015年には20隻が拿捕されている。これに対し2014年は4隻だけであったと豪州漁業管理局が報じている。「南シナ海の違法操業がこの背景にある。その資源枯渇により大型の中国漁船がさらに南下している」とDr Storeyはいう。
このような動きは、「国家主導の違法漁業」に相当するもので、中国当局によってしばしば促されていた。中国沿岸警備艦は定期的に他の国の漁船を嫌がらせをしており、南シナ海の人工島の精巧な建設は、この地域のすでに枯渇している魚資源に甚大な環境影響をもたらした。(以下省略)