最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ベーネ函館の入居者150人に退去勧告

2022年12月11日 07時45分59秒 | 函館・道南情報
経営難に陥った函館市内の福祉施設経営「ハーモニー」の破産管財人が、同社所有の施設を利用している福祉施設経営「ベーネ函館」(石川町)の高齢者施設8カ所の入居者約150人に対し、退去勧告を行っていたことが分かった。ハーモニーは2020年3月に函館地裁から破産開始決定を受けている。
9日の市議会定例会の一般質問で明らかになった。退去勧告は10月11日付で、11月末までの退去を求めていた。ベーネ函館によると、入居者やその家族に10月と11月に説明会を実施し、一部の利用者はすでに退去したという。ただ、大半の利用者はそのまま入居しており、職員も残っているという。
市は11月下旬にベーネ函館から経過報告を受け「利用者の不利益にならないよう進めてほしい」と要請。ベーネ函館は取材に「利用者が継続して施設に入居できるような事業継承に向けて、関係機関と協議を続けたい」としている。
退去勧告を受けている施設はサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームなどで「グループホームいしかわ」「和楽」「ショートステイいしかわ」「ベーネいしかわ」「ベーネいしかわ2」「サルーテ石川」「わらく」「シニアマンション悠楽」(いずれも石川町)の8施設。
(北海道新聞12月10日より)

10月15日には、コンテ日吉(函館日吉コミュニティエリア)にある、社会福祉法人創生会(福岡市)が運営するサービス付き高齢者住宅(サ高住)「グッドタイムホーム・日吉弐番館」(29床)が15日、開業した。経営破綻した前の運営会社が約5年前に施設を整備して以来、初めての入居になった。
コンテ日吉は函館市などが高齢者移住の受け皿として整備したエリアで、福祉関連の建物が計6棟ある。運営会社の経営難でサ高住「アルバ」と認知症グループホームが営業を休止。もう一つのサ高住「コリーナ」は、整備されたものの開業していなかった。
創生会は今年3月にこれら3施設の事業を継承し、グループホームは7月に再開。さらに10月15日にはコリーナを改名し、開業させた。グッドタイムホーム・日吉弐番館の職員は約20人、開業初日は3人が入居した。松岡裕施設長は「透明性のある施設にしたい」と話した。もう1棟のサ高住アルバは「グッドタイムホーム・日吉壱番館」として来年開業する。
(北海道新聞10月19日より)
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