最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

「メディカルはこだて」第70号が発刊

2019年06月29日 07時12分53秒 | メディカルはこだて
函館・道南の医療・介護の雑誌「メディカルはこだて」第70号が発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
災害時における透析施設の対応と課題
他力本願な姿勢ではなく自院で解決する体制強化へ
鈴木勝雄(五稜郭ネフロクリニック院長)

【特集】
「函館市人口ビジョン」は人口減少対策の指針
函館、2060年には14万人減も
人口減少に歯止めをかける4つの視点の取り組み
田中彩香(函館市企画部計画推進室計画調整課主査)
上田翔太(函館市企画部計画推進室計画調整課主任主事)

【ピックアップニュース】
新しい抗がん剤やダヴィンチ手術。胃がん治療の選択肢が増える
高金明典(函館五稜郭病院副院長)

【ピックアップニュース】
在宅や施設で予期せぬ死亡(急変)時にどう対応するか

医師法21条の届け出範囲は拡大しない。厚生労働省の曖昧な見解に医療現場は混乱
福徳雅章(函館おしま病院院長)

心肺蘇生や救急搬送を希望しないとき。学会提言の後押しで中止する地域が増加
川口篤也(函館稜北病院副院長)

【トピックス・リポート】
精神保健福祉政策は入院医療中心から地域生活中心へ
精神科急性期治療病棟で3カ月以内の早期退院を目指す
木村 建(函館渡辺病院事務部長)
下川悠太(函館渡辺病院入院医事課兼企画室係長)

【トピックス・リポート】
5月7日から病状説明など医師との面談時間を制限
働き方改革で医師の長時間労働削減に向けた取り組み
大島俊宣(市立函館病院事務局長)

【トピックス・リポート】
高橋病院は故金井卓也氏の遺志を引き継ぎ、湯の川クリニックを開院
病院での検査が必要な場合はデマンドバスでの送迎を予定
福澤高廣(高橋病院法人業務管理室・質向上推進室室長)

胆振東部地震の被災地に「災害支援ナース」として派遣
白戸雅美(函館脳神経外科病院SCU主任看護師)
細田一成(函館脳神経外科病院手術室看護師)

住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるために
長谷川奈生子(函館市医療・介護連携支援センター看護師)

「医療福祉連携士」は退院後の医療やケアをつなぐ役割
木村寿圭(函館中央病院総合医療支援センター医療福祉相談室主任)
奥山ちどり(函館中央病院総合医療支援センター入退院支援室主任)

日本精神科病院協会の厚生労働大臣表彰を受賞
佐藤裕一(ゆのかわメンタルクリニック函館デイケアセンター技師長)

17年間の病院勤務を経て、訪問看護事業を開設
菊地愛洋(ひだまり代表・訪問看護ステーションくくる管理者)

認知症だからこそ、自分が幸福な生き方を選択
グループホームひなた園

[ドクター・クローズアップ]今年4月から亀田病院の副院長に就任
丸尾泰則(亀田病院副院長)

[ドクター・クローズアップ]救命救急センターと共に小児救急医療を担う
酒井好幸(市立函館病院小児科医療部長・科長)

身近な漢方医学の知識 不眠に対する漢方治療
久保田達也 (久保田内科医院院長)

健康に生きるための歯列矯正(5) 呼吸と舌の位置
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

智歯(親知らず)抜歯における歯科用CT画像
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

健康寿命を延ばすための歯科診療の役割
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

5分で分かる歯科の話 〜歯科医院の上手な使い方〜
伊藤正明(函館新都市病院理事・歯科科長)

歯周検査の結果をわかりやすいツールで提供
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

マイクロスコープを用いた歯周治療や型取りの応用例
鎌田 俊(シュンデンタルクリニック院長)

東洋医学の治療院から〜SDGsとまちづくり
益井 基(益井東洋治療院院長)

道内4店だけの日本医書出版協会の医学書専門認定店
松井靖介(昭和書房代表取締役)



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横津岳の無線中継所と中国の日本人拘束

2019年06月28日 19時28分37秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
5月10日掲載のタイトルは「横津岳の無線中継所と中国の日本人拘束」。



 七飯町の横津岳には航空路監視レーダーや気象レーダー観測所、遠隔対空通信施設などのアンテナ群が林立している。袴腰岳への縦走路途中の無線施設には複数の監視カメラが設けられているが、施設名の表示はない。同様の建物は汐首岬の段丘の上にもある。
 自衛隊の一般競争入札の入札情報によると、厳重な警備の施設は陸上自衛隊の無線中継所だと思われる。すぐ近くでカメラを施設に向けても、自分の身に何か起こったことはないが、これが中国だったら間違いなく拘束されているはずだ。
 大手商社、伊藤忠商事の社長などを歴任した丹羽宇一郎氏は民間人として初めて中国大使を務めたが、その伊藤忠商事の男性社員が広州市で1年以上前から拘束され、起訴されている。スパイ行為などを理由に中国で拘束されている日本人はこれで9人となった。
 上海市の監獄で2年間の獄中生活を体験した英国人は、前立腺がんやヘルニア、感染症を抱え、さらには絶え間ない下痢も続いたが、「何も自白していない」という理由で治療を受けることはできなかった。
 日本政府は邦人保護の責務を果たしているのだろうか。対中関係の改善を期待する一方で、人権弾圧への沈黙は許されない。拘束中の日本人は地獄のような日々を余儀なくされているだろう。彼らの状況を考えると胸が痛む。(メディカルはこだて発行人・編集人)

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