最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

大森浜のカモメ

2015年12月08日 18時04分42秒 | 函館・道南情報
大森浜(啄木小公園近く)の波打ち際で、カモメがじっと立っていた。



啄木小公園にもカモメがいたが、このカモメも動かない。



カモメと似た鳥がいた。近づいても逃げることもなく、ただ立っている。
風に耐えているのか。それとも風に身を任せているのだろうか。


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東北の鍋セットの思い出

2015年12月07日 06時53分27秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
2月29日掲載のタイトルは「東北の鍋セットの思い出」。



 寒さが身に染みる冬の夜は鍋が一段と美味しくなる。全国各地にはその地域ならではの鍋料理があるが、この時期になると東北地方のある鍋のことを思い出す。
 12年前、全国紙に小誌のことが紹介された。地域限定の医療雑誌という珍しさがその理由だろう。記事には「これからも地域に根ざした医療情報の発信を続けるが、各地に同じ試みがあったら、是非連携したいとも考えている」というコメントも紹介された。
 地方の医療雑誌と連携したいという考えは、今も変わらない。各地の医療機関や医療者の取り組みには、それぞれ特徴がある。
 地域の情報を互いの誌面で紹介する試みは面白いと考えていた。全国から問い合わせがあったが、特に熱心だったのは東北と関西の、どちらも出版業とは異なる経営者で、地方医療雑誌発刊の意欲があった。
 その年の暮れに東北の経営者から、小誌への質問が同封された鍋セットが送られてきた。おいしい味を堪能した後で、A4判3枚を埋め尽す質問に、どうにか回答を書き上げた記憶がある。
 その経営者からは記者を雇ったと連絡があったが、収益は見込めず、発刊には至らなかったようだ。私はビジネスモデルとして始めた訳ではなく、収益を上げるための仕組みと考えたこともない。冬になると東北の鍋の味がよみがえる。各地の人に誤解されたのかもしれない雑誌は今冬、57回を数えた。 
                                                 (メディカルはこだて発行・編集人)

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