最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

強風の恵山

2010年05月04日 16時46分26秒 | 山歩き・散歩・温泉
3日は恵山(えさん)に登った。
Yさんとその友人で札幌在住のHさん。それとTさんとWさん夫妻の合計6人のパーティーである。
Hさんとは3年前のこの時期にも恵山を一緒に登っている。
9時にホテル恵風の駐車場で待ち合わせ。僕だけが約10分の遅刻。

歩き始めの「恵山森林浴コース」は風もなく穏やかな春の心地よい山歩きを予想させるが、
その予想は間違いだったことに1時間後に気づかされる。
15分ほどで車道にぶつかる。
左の沢の砂防ダムが見えると木の階段が登場するが、あまりにも幅が狭い。
ちゃんと考えずに造るとこうなるという悪い例の見本ともいえる。
特に雨の日の下りは危険だ。

急な斜面を30分ほど登っていくと、樹木の中の登山道の視界も開けてくる。
海の青が目に飛び込んでくるが白波が立っている。風が強いのだろう。
岬眺望コースの分岐辺りにくると強い風が吹いてきた。

 ゴジラの背中のようだ。

権現堂コースの入り口からは緑とは無縁で、火山礫など石と硫黄の匂いの世界だ。
それにしても風が強い。
キャップを深くかぶっていても飛ばされるのでずっと頭を押さえたまま登る。
山の東側に入ると風の通り道から免れることができるがそれも一瞬だ。

 強風のためにいつものように硫黄の匂いがほとんどない

頂上は強い風が吹き抜ける。5分ほどで下山することにする。

 左からTさんとWさん夫妻

下りになると風はさらに強さを増してきた。

 Yさん

強風にときどき足を止めてしまうようなことも幾度かあった。
岬眺望コースの分岐を過ぎるとようやく強風の範囲を脱することができた。

登山口のすぐそばでカタクリの花が咲いていた。
花を期待してきたYさんがカメラを取り出す。
今年は雪が多かったせいか花の時期が遅いようだ。

 Hさん

Wさん夫妻以外の4人でホテル恵風で食事をする。
海老天丼、海鮮丼、ステーキ丼、弁当セットの4種類があったが、その4種類を注文する。

温泉は別なところでというYさんの希望から恵山温泉旅館にする。
浴室はこじんまりとした内湯があるだけのシンプルな浴場だ。
お湯はワインカラーの酸性明礬(ばん)緑礬(ばん)泉。
pH2.2と酸性度が強い。
「日本一の濃度の明礬泉で永遠に浸かっていたい温泉」と紹介されていたこともある。
明礬泉は肌をひきしめることや殺菌力にもすぐれていることから、
美肌や皮膚病への効果が高いと言われてきた。
ややぬるめだがよくあたたまる。皮膚病に良く効く温泉は石鹸が効かない。

恵山温泉旅館の浴場

Tさんはとても気に入ったようだ。
そのTさんはホテル恵風に風呂道具一式を忘れてきたといって戻る。
YさんとHさんは函館経由でキャンプをしている大沼へ。
「今夜のメニューはどうしようか」とYさんは悩む。
温泉の脱衣場でなにかのきっかけから「今は悩みはない」とHさんが言った。
Tさんは「きょうはない」と言ったので、僕は「きっと5日まではないはず」と言った。
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2 コメント

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お疲れ様でした (高橋)
2010-05-05 11:27:08
先日はお疲れ様でした 早速ブログを楽しく拝見させて頂きました。また機会がありましたら、ご一緒によろしくお願いします
僕もブログに掲載させて頂きました
http://www.m-collection.info/diary/2010/05/gw2.html
返信する
また行きましょう (編集長)
2010-05-05 17:29:04
書き込みありがとうございます。
強風もまたよい思い出です。
楽しい山行でした。
ぜひまた一緒に登りに行きましょう。
返信する

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