最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

東北の鍋セットの思い出

2016年03月06日 16時28分02秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
2月29日掲載のタイトルは「東北の鍋セットの思い出」。



 寒さが身に染みる冬の夜は鍋が一段と美味しくなる。全国各地にはその地域ならではの鍋料理があるが、この時期になると東北地方のある鍋のことを思い出す。
 12年前、全国紙に小誌のことが紹介された。地域限定の医療雑誌という珍しさがその理由だろう。記事には「これからも地域に根ざした医療情報の発信を続けるが、各地に同じ試みがあったら、是非連携したいとも考えている」というコメントも紹介された。
 地方の医療雑誌と連携したいという考えは、今も変わらない。各地の医療機関や医療者の取り組みにはそれぞれ特徴がある。
 地域の情報を互いの誌面で紹介する試みは面白いと考えていた。全国から問い合わせがあったが、特に熱心だったのは東北と関西の、どちらも出版業とは異なる経営者で、地方医療雑誌発刊の意欲があった。
 その年の暮れに東北の経営者から、小誌への質問が同封された鍋セットが送られてきた。おいしい味を堪能した後で、A4判3枚を埋め尽くす質問に、どうにか回答を書き上げた。
 その経営者からは記者を雇ったと連絡があったが、収益が見込めず、発刊までは至らなかったようだ。私はビジネスモデルとして始めた訳ではなく、収益を上げるための仕組みと考えたこともない。冬になると東北の鍋の味がよみがえる。各地の人に誤解されたのかもしれない雑誌は今冬、57回を数えた。
                                                 (メディカルはこだて発行・編集人)

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第57号が北海道新聞「みなみ風」に紹介される

2016年03月06日 16時01分40秒 | メディカルはこだて
北海道新聞「みなみ風」に掲載された第57号の紹介記事は下記の通り。



「道南の医療や介護、福祉などの情報を発信する雑誌「メディカルはこだて」の第57号が発行された。社会福祉法人「函館厚生院」(函館)を特集している。函館厚生院は1900年(明治33年)創立で、社会福祉や医療の事業に先駆的に取り組んできた。特集では厚生院の歴史をはじめ、経営する急性期病院の函館中央病院や函館五稜郭病院の歩み、課題などについて詳しく紹介している、このほか「トピックス・リポート」でも函館五稜郭病院を取り上げ、3月から手ぶらで入退院ができるサービスを説明。「ピックアップニュース」ではアジア初の高性能磁気共鳴画像装置(MRI)を導入した函館脳神経外科病院など、三つの話題を掲載した」(2月25日付の北海道新聞「みなみ風」より。一部省略)。

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第57号が函館新聞に紹介される

2016年03月06日 16時00分58秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第57号の紹介記事は下記の通り。



「函館・道南の医療・介護・福祉の専門誌「メディカルはこだて」の第57号がこのほど発売された。今号では社会福祉法人「函館厚生院」が経営する函館中央病院と函館五稜郭病院を特集。靍田竹人理事長にインタビューし、両病院が抱える課題や今後の戦略を聞いた。また、北斗市でリハビリの専門家と看護師が共同で立ち上げた訪問看護ステーション「ひなた」や、嚥下食の全国コンテストで最優秀グランプリを受賞した函館脳神経外科病院を紹介しているほか、帯状疱疹の発症予防に期待できる水痘ワクチンの接種について、うめき皮膚科の梅木薫院長にインタビューした」(2月24日付の函館新聞より。一部省略)。

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新年度 市立函館病院黒字へ

2016年03月06日 14時22分59秒 | 函館・道南情報
2016年2月23日の北海道新聞の記事から。



函館市病院局は22日、市立3病院の新年度予算案を市立函館病院で開かれた市病院事業経営改革評価委員会で好評した。昨年度に続き本年度も8億円ほどの赤字見通しの市立函館病院は、500万円の黒字を想定し3年ぶりの収支均衡を目指す。
病院局によると、函館病院の新年度の入院収益は本年度の見通しと比べ5.9%増の124億1400万円。1カ月平均の入院数は同2.5%増の987.5件、1件あたりの平均診療単価を同3.3%増の104万円とした。1日の入院基本料が上がる総合入院体制加算を取得するなどして収益増を図る。
(以下、省略)

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長引く患者離れ 赤字の病 市立函館病院2年連続

2016年03月06日 14時06分39秒 | 函館・道南情報
2016年1月31日の北海道新聞の記事から。



道南の救急医療の拠点で、昨年2月に導入された道南ドクターへりの基地病院になっている市立函館病院(668床、木村純院長)の経営が急激に悪化している。ドクターヘリ導入に伴う工事の影響で入院制限をした結果、患者が離れて2014年度は約8億円の赤字となり、5年ぶりに赤字転落。15年度も患者が戻らずに想定の倍以上の約7億円の赤字が見込まれる。工藤寿樹市長は抜本対策に乗り出す構えだが、改善への道のりは定かではない。
「経営のどこにまずさがあったのか、何度説明されても分からない」。2年連続で大幅赤字との収支見通しについて、病院事業を統括する函館市病院局から説明を受けた市幹部は、苦い表情で語る。
(以下、省略)


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函館脳神経外科病院はアジア初のフルデジタル3.0TのMRIを導入(第57号より)

2016年03月06日 11時32分39秒 | メディカルはこだて
函館脳神経外科病院は昭和62年12月の開院以来、脳卒中(脳血管障害)を中心に発症急性期より社会や家庭に復帰出来るまでの一貫した専門的治療を実践し、地域医療の向上に貢献してきた。診断面ではMRIや超音波診断装置など非侵襲的診断機器の導入を積極的に行ってきたが、特に脳血管障害の診断に欠かせないMRIは昨年3.0T(テスラ)の新しいMRIを導入して2台となり、1.5T1台を含めた計3台を24時間体制で稼働させている。
3.0TMRIが日本市場に登場して約10年が経とうとしている。同病院でも3.0TMRIの稼動から9年が経過した昨年、3.0Tの2台目となるフィリップス社の最新MRI装置( Ingenia3.0T CX Dual)を導入した。この装置は業界初のフルデジタル処理技術(信号強度40%上昇)と、極限まで高めたグラディエントシステムを融合させ、臨床現場のニーズに応えるべく開発された高性能3.0TMRIで、同病院がアジアでは第1号機となった。

頭部血管検査 従来機との比較
① 1.5T

② 3.0T Achieva(2006年導入)

③ 3.0T Ingenia(2015年導入)


Ingenia3.0Tで撮影した脳神経線維画像



私も函館脳神経外科病院の新しいMRI装置で検査を受けた。
下の写真はその際の画像で、どちらも異常は発見されなかった。
脳血流画像

脳血管抽出画像




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