最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

日暮山でテントを張る

2013年03月23日 10時40分22秒 | メディカルはこだて
20日は大沼の日暮山(ひぐらしやま、標高303㍍)をYさんとスノーシューで登ってきた。
国道5号を函館から長万部方面に進む。小沼と蓴菜沼を過ぎて右折すると日暮山の登山口がある。
戦前は笠原山(地主の名前とか)などとも呼ばれていたが、山頂からの眺望の素晴らしさに気がついたら日暮れになっていたということからこの名称になったそうだ。
登山口からは頂上の駐車場まで1.4キロの砂利道を車で行くことができる。駐車場からは5分ほど歩くと山頂だ。
冬はこの砂利道を歩くか、山の斜面を登っていく。20日は後者で山の木々の間を進んで行った。
静かに雪が降っている。休むことなく登り続け30分ほどで頂上に達した。
晴れていると蓴菜沼や大沼・小沼、湖に浮かぶ小さな島々、また駒ヶ岳や横津岳などのパノラマを堪能できるはずだが、雪が降り続いていて視界はよくない。

蓴菜沼

今日のYさんのリュックは大きいなあと思っていたら、中からテントを取り出し、ポールを組み立て始める。

Yさんのテント

テントの中にはしっかりとシートも敷き詰めるが、こういうことを面倒がらないYさんには感心するばかりだ。
テントの中でYさん持参のメープルシロップ入りの温かい紅茶を飲みながら雪の降る様子を眺めているのは心地よい。

大沼と小沼

下りは山の斜面を駆け下りた。
下山後の温泉は定番となりつつある留の湯の安政の湯。いつまでも浸かっていたいぬるめのお湯がすごく気持ちよかった。


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第46号が函館新聞で紹介される

2013年03月22日 03時24分25秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第46号の紹介記事は下記の通り。



 「今号は難病患者会を特集し、難病連函館支部と道脊柱靭帯骨化症友の会、全国パーキンソン病友の会北海道支部函館ブロックなど6団体を紹介。それぞれの代表者の話から、病気の特徴や団体の活動、患者が抱える課題を伝えている。市立函館保健所で難病を担当する保健予防課の長舩法子課長に市の難病対策や患者会との連携の取り組みを聞いた記事も。
 手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の最新モデルを導入した函館五稜郭病院の取り組みを泌尿器科の高橋敦科長のインタビューを通して紹介。トピックス・リポートでは大動脈瘤の難手術に成功した市立函館病院心臓血管外科の森下清文科長や小型発電機を導入した高橋病院などを取り上げた」(3月13日付の函館新聞より。一部省略)

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がんが治っても

2013年03月08日 02時38分38秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。3月7日掲載のタイトルは「がんが治っても」。



 昨年12月から、難病やがんの患者および家族への取材を続けてきたが、患者目線や読者目線の重要性にあらためて気づかされた。
 壮絶な体験を泣きながら語ってくれた人もいた。共通しているのは驚愕や恐怖、絶望、慟哭、後悔、痛恨、失望、憤まん、希望などが濃密に混ざり合っていることだ。さらにもう一つ加えるとしたら「失職」だろうか。
 難病患者の生活実態を調べた調査では4割以上が無収入の状態にあり、無職者のうちの約4割は在職中に発症して退職している。がん患者については、がんと診断された時に働いていた人のうち4人に1人が退職した。がん治療の進歩は助かる人の割合を高めてきたが、働きながら治療を続けることのできない人が多いことも明らかになっている。自由記述では「解雇が怖くて体調不良時にも無理をしている」「病名を伝えたら会社の態度が豹変して自主退職を勧められた」「休職希望を会社に伝えたところ事実上の解雇になった」など切実な声が数多く寄せられた。
 道はがん患者の就労状況について、初の実態調査を行っている。がん患者が就労上の不利益を受けないような事業者への啓蒙や、医療機関では休日や夜間に治療を受けられる診療方法の工夫も必要になるだろう。
 「がんも、死ぬのも怖くない。会社を辞めさせられ仕事もないこの状況の続きそうなことが一番怖い」という話も聞いた。がんが治っても喜べない人生ではいけない。 
           (メディカルはこだて発行・編集人)

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第46号が北海道新聞で紹介される

2013年03月07日 10時21分04秒 | メディカルはこだて
北海道新聞みなみ風に掲載された第46号の紹介記事は下記の通り。



 「今号では病気に負けない「難病患者会」を特集している。北海道難病連函館支部や函館に支部を持つ患者会、専門医、市立函館保健所の担当者らが登場。それぞれの活動や病気の解説、難病対策の取り組みなどについて取り上げている。編集人の塚本敦志さんは「今号から患者目線、読者目線をより重視した編集に変えていく。一人で悩んでいる人がいたら、難病連函館支部、函館保健所に連絡を」と話す。「インタビュー」では、函館五稜郭病院泌尿器科科長の高橋敦医師が登場。同病院が導入した前立腺がんの術後の尿失禁や勃起不全の低減が期待される手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」について紹介し、「トピックス・リポート」ではマンモグラフィ読影試験で「AS」評価を得た函館中央病院外科科長の平口悦郎医師の話題など六つを取り上げた」(3月6日付の北海道新聞より。一部省略)

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第46号が発刊しました

2013年03月02日 14時24分37秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」第46号が発刊した。



特集は「病気に負けない難病患者会」
40年前に治療法もなく、原因も判明しない病気を宣告されて社会から孤立し、悩み苦しんでいる難病患者や家族などが参加し、結成されたのが北海道難病連だ。現在は32疾患団体、19地域支部で1万1000家族の団体となっている。今回の特集はこの北海道難病連函館支部の佐藤秀臣支部長や函館支部のある3つの患者会を中心に、専門医による脊柱靱帯骨化症とパーキンソン病の解説、また函館市の難病対策の取り組みについて市立函館保健所の担当者にそれぞれ話を聞いた。

インタビューしたのは下記の9人です。

■難病患者だからこそ、この社会に貢献できる日が来る
佐藤秀臣(北海道難病連函館支部支部長)

■脊柱靱帯骨化症 進行すると寝たきりの状態になることも
宮崎久雄(北海道脊柱靱帯骨化症友の会函館支部支部長)

■パーキンソン病 一生続く苦しい運動症状や生活関連症状
嶋森猛男(全国パーキンソン病友の会北海道支部函館ブロック代表)

■炎症性腸疾患 若者に多く発症し、根治が難しく再発を繰り返す
白石ひとみ(北海道潰瘍性大腸炎・クローン病友の会函館支部支部長)

■突発性難聴 原因不明の耳鳴りや目眩に苦しむ毎日
柳川洋子(函館突発性難聴の会「函館みみずくの会」事務局)

■ギラン・バレー症候群 苦しい闘病生活に負けず絵を描く
田村 紋子

■脊柱靭帯骨化症 手術時期のタイミングを逃さないように
橋本友幸(函館中央病院病院長)

■パーキンソン病 疾患概念は脳の病気から全身病へ
丸尾泰則(市立函館病院神経内科医療部長)

■難病患者の療養不安を解消するための取り組みとは
長舩法子(市立函館保健所保健予防課課長)


「Interview(インタビュー)」は下記の話題をピックアップ。
■函館五稜郭病院は手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の最新モデルを導入
高橋 敦(函館五稜郭病院泌尿器科科長)

■WHO(世界保健機構)が認めた鍼灸の有効性
益井 基(益井東洋治療院院長)

「メディカルはこだて」第46号は市内及び近郊の書店やコンビニ(ローソン)で発売中。

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