最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

冬の初めの二股岳

2009年12月06日 11時24分36秒 | 山歩き・散歩・温泉
先月30日は、今シーズンの川釣りも終了となったYさんと二股岳を登ってきた。
旧大野町から江差へと向かう国道227号線の下二股橋の少し先にある「二股岳登山道入口」を入る。
一度降った雪もしばら続いた天気の良さから山道もほとんど雪はなかったが、
車止めのゲート前には少し積もっていた。
林道は10~15センチの雪で、歩くのにはほとんど問題はない。
風もなく穏やかな初春のような陽射しが雪道をきらきらと照らしている。
ゲートから登山口までは約50分ほど。

 登山口

登山道の雪は林道とは違う。
積雪は20~25センチほどで登山靴がずぼぶぼと雪に埋まった。
暗いトドマツの林から明るいブナの木が聳える斜面を登る。
高度600メートルを越えるあたりから傾斜はきつくなってくる。
雪の深さも膝くらいまではある。
急斜面に息がきれた。
まだそれほど危なくはないだろうが、
尾根の東側は雪庇(山の稜線上の風下側に庇「ひさし」のように張り出した積雪)を注意しなくてはいけない。
頂上にある反射板が見えてくるが、ここからはさらに雪も深くなる。
傾斜が緩くなってくると頂上はもう少しだ。
青空の広がる頂上に到着。しかし風は極めて強い。

 二股岳頂上

頂上の先の反射板のある斜面で風を避けようとするが、強い風が次々に容赦なく吹き寄せてくる。
手袋をとると指が痛い。
頂上から見える駒ヶ岳の剣ヶ峯は荒々しい表情だ。

 駒ヶ岳

身体がどんどん冷えていくのがわかるので、早々に下山することにした。
雪のある斜面を下るときは速い。
林道は登る前と同じように風もなかった。
のんびりとゲートまで歩く。
往復約4時間。
帰路は「せせらぎ温泉」(北斗市本町)で汗を流した。

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山の神様の使い

2009年12月04日 18時27分23秒 | 新聞コラム
今年の春から北海道新聞の道南版「みなみ風」の「立待岬」というコーナーに
エッセイを書いているが、3回目は11月18日に掲載された。
タイトルは「山の神様の使い」。
ちなみに2回目は「悪夢こそ正常だ」でしたが、
このときの新聞は保存していませんでした。



「山の神様の使い」

 ときどき山登りをしているが、登る
前と後には登山口で山の神様にお願い
やお礼の一言をつぶやいている。以前、
川釣りをしていたときには川の神様に
も同じことをしていた。
 それぞれの山や川には別々の神様が
いるようだが、それは日本には昔から
八百万の神々が住んでいるからだ。山
や川だけではない。海や森、田んぼに
も石ころにだって、さらには貧乏にだ
って神様は宿っている。
 小学生のころは友人とよく「探検」
に出かけた。歩いていける範囲だけだ
が、大森浜や函館山、赤川などが主な
探検場だった。中野ダムはその中でも
最も遠い探検場で、その日はダム貯水
湖の斜面を降り始めた。急な勾配だっ
た。つかんだ枝が折れて斜面を少しず
り落ちたとき、すぐ目の前の木に大き
な鳥が飛んできた。後ろ向きに止まっ
た鳥は、顔だけがぐるっとこちらを振
り向いた。フクロウだった。目が合っ
て息が止まりそうになる。じっと見つ
める目がゆっくりとまばたきをした。
 そのまま斜面を下ると湖面に落ちた
かもしれない。人間は昔から自然の中
でこうした不思議な体験をしてきたは
ずで、神秘的な何かを感じたときにそ
れを特別なものとして敬うことは自然
なことだったに違いない。
 ところで仕事にも神様はいる。私が
お願いする仕事の神様はどうも他の分
野から異動させられてきたようだ。私
同様にまだまだ未熟な神様のようでも
あるが、それなりに不思議な縁や体験
をもたらしてくれている。

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第33号が函館新聞で紹介される

2009年12月04日 10時53分50秒 | メディカルはこだて
ブログでの紹介が遅くなりましたが、
先月12日付の函館新聞の「いかぽっぽ」のコーナーで
小誌「メディカルはこだて」第33号が紹介された。

救急医療の特集記事や認定看護師、また「悩み相談室」などについても
わかりやすく紹介してくれている。

ときどき問い合わせのあることで。
小誌を取り扱っているコンビニは「ローソン」(函館市内及び北斗市と七飯町)です。


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