最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ブナ林の尾根道と眺望抜群の二股岳

2008年08月20日 16時43分15秒 | 山歩き・散歩・温泉
7月に登った毛無山の登山口のすぐ手前、国道227号線の下二股橋を越えた右側に「二股岳登山道入口」の標識がある。山道を1.5キロほど進むとゲートのある行き止まりだ。

 ゲートの少し手前に車を停めるスペースがある

以前はゲートは解放されていて登山口まで車で行くことができたが、9年ほど前から鍵がかけられている。途中の崖崩れの影響かもしれない。
二股岳は旧大野町の最高峰で眺望のよさで知られている。ゲートから登山口までは4キロ強。下二股林道をのんびりと歩くことにする。ゲート前に他の車は見当たらず独りぼっちの山歩きだ。
道の左側は大野川の支流である下二股川が流れていて、その川の大きな音が心地よい。道端には紫色のアゲハ蝶が水気のあるものの所でとまっている。突如、優雅に舞いながら近づいてくるので、帽子をだすと簡単につかまえられそうだ。約1時間で登山口。手前は広い土場になっている。

 登山口。手前は広い土場になっている

最初はトドマツの林の中の道を歩くが、20分ほどで尾根に取り付く登山道となる。
途中からはブナの林となり、大きなブナの木も出迎えてくれる。

 ブナの木

見上げるブナの葉と陽射しがきれいだ。尾根に沿った道は登り一辺倒で、ところどころに急登な部分もあって息が切れる。

 大きな倒木も多い

倒木も4~5カ所はあった。山登りの途中で、「またぐ」「くぐる」という動作は柔軟性が著しく減退している身体にはとても辛い。
標高が700㍍を超えると視界が開けて笹に覆われた南側の尾根が目に飛び込んでくる。

 頂上のマイクロウエーブの反射板が見える

尾根の先には頂上にあるマイクロウエーブの反射板も見える。頂上直下の急な登りも終えると360度の眺望がご褒美として与えてもらえる。

 二股岳頂上

横津岳から大沼、駒ヶ岳と続く眺めはこの頂上ならではの景色だ。駒ヶ岳の左側には室蘭の街もぼんゃりと浮かんでいる。西南の方向には大千軒岳、また北西側には桧山の山並みが美しい。日本海も噴火湾も同時に見ることができる。
30分ほど休んで下山を始めた。もっと休んでいたかったがあまりにも虫がうるさ過ぎた。
下りは早い。見晴しのよい尾根にはトンボがたくさん飛んでいた。

 駒ヶ岳

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