乳がんに罹る日本人の女性は年々増え続けていて、現在では女性のがんでは胃がんを抜いて最も頻度の高いがんになっている。そのため早期発見及び早期診断の意義は大きくなっていて、画像診断等の進歩にも伴い、ごく小さな病変の確定的な診断が求められるようになってきた。
乳がんの確定診断である病理検査の方法には穿刺吸引細胞診や針生検、切開生検などがあるが、市立函館病院が昨年8月に開始したマンモトーム生検は微細石灰化や微小病変に対してその有用性が注目されている。
マンモトーム生検の検査対象となるのはマンモグラフィで石灰化があると判断された場合で、この石灰化を採取して、良性・悪性の判別をするために検査を行うのがマンモトーム生検だ(3年前から保険適用)。
市立函館病院中央放射線部の放射線技師は21人(うち女性は写真の4人)。マンモトーム生検は医師、看護師、技師(女性)2人の合計4人のチームで行われる。生検の方法は病変をマンモグラフィで見ながら乳房に生検用針を刺入、針の自動吸引装置が乳腺組織を採取する。
「傷痕は5ミリ以下の小さな傷で目立たず、縫合の必要もなく乳房の変形もありません。検査時間は30分から1時間くらいで入院も不要です」(同院中央放射線部の放射線技師、中村麻名美さん)。
写真は左から市立函館病院中央放射線部放射線技師の中村麻名美さん、滝亜矢さん、齊藤菜摘さん、山田佐智恵さん
乳がんの確定診断である病理検査の方法には穿刺吸引細胞診や針生検、切開生検などがあるが、市立函館病院が昨年8月に開始したマンモトーム生検は微細石灰化や微小病変に対してその有用性が注目されている。
マンモトーム生検の検査対象となるのはマンモグラフィで石灰化があると判断された場合で、この石灰化を採取して、良性・悪性の判別をするために検査を行うのがマンモトーム生検だ(3年前から保険適用)。
市立函館病院中央放射線部の放射線技師は21人(うち女性は写真の4人)。マンモトーム生検は医師、看護師、技師(女性)2人の合計4人のチームで行われる。生検の方法は病変をマンモグラフィで見ながら乳房に生検用針を刺入、針の自動吸引装置が乳腺組織を採取する。
「傷痕は5ミリ以下の小さな傷で目立たず、縫合の必要もなく乳房の変形もありません。検査時間は30分から1時間くらいで入院も不要です」(同院中央放射線部の放射線技師、中村麻名美さん)。
写真は左から市立函館病院中央放射線部放射線技師の中村麻名美さん、滝亜矢さん、齊藤菜摘さん、山田佐智恵さん