「メディカルはこだて」編集長日記。 最新の治療法など地元の医療情報を多くの人に提供を続けている医療雑誌の発行人。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山日記。

メディカルはこだて 2018年9月発刊 第67号

2018年10月03日 14時30分39秒 | メディカルはこだて



[特 集]
函館稜北病院 副院長・総合診療科科長「川口篤也」を知る
急性期病院を持ち回りで開催する「函館オープンカンファレンス」の取り組み

急性期病院を持ち回りで開催する「函館オープンカンファレンス」が、医療や介護などの関係者に高い評価を受けている。2016年12月に1回目がスタートし、今年8月末までに9回が開催された。オープンカンファレンスは急性期病院を退院後に在宅や施設などで亡くなった患者について、情報を共有し合うことで患者や家族の全体像が明らかにされる。さらに経過のプロセスを振り返り、新たな視点でケアを考えることで、次のケアの在り方や方法を検討することを目標としている。
このオープンカンファレンスを企画し、毎回の進行役を務めているのが函館稜北病院副院長で総合診療科科長の川口篤也医師だ。2003年北海道大学医学部を卒業した川口医師は勤医協中央病院で初期研修医をスタート。以降は勤医協苫小牧病院内科、釧路協立病院内科、勤医協中央病院総合診療科、東京医療センター総合内科、勤医協中央病院総合診療センターを経て、16年4月に函館稜北病院に赴任した。
川口医師はオープンカンファレンスのほかに、道内外で開かれる多くの講演会の講師に招かれている。その講演内容は昨年1年間だけに限っても、一部を紹介すると、「SEAの手法を用いた振り返りカンファレンス〜SEAの理論とその応用方法について〜」「ものがたりを重視した在宅医療のススメ」「立ち止まる臨床倫理」「事前指示からACP(アドバンス・ケア・プランニング)へ」「人生覚書〜話し合って考える人生の最終段階〜」「アドバンス・ケア・プランニングを終末期医療に活かす」「在宅医療・介護連携における在宅での看取り」「在宅医療と感染症 実際どうする?治療から感染対策まで」「食べるに関わる倫理問題に直面した時、どう考え行動するか」などで、講演内容は多岐に渡ってる。
川口医師を知るためのキーワードは「地域のために」「多職種」「連携」「オープンカンファレンス」「函館ジェネラリストカレッジ」「ものがたり在宅フェローシップ」「もやもやよさらば!」などが代表的なものだが、その活躍は「八面六臂」という言葉が相応しい。今回は「オープンカンファレンス」について話を聞いた(3回連載します)。

 第8回函館オープンカンファレンスで進行役を務める川口篤也医師。


[ピックアップニュース]
様々な医療現場で活躍するIVR(画像下治療)
がん難民の最後の砦として治療や痛みに貢献する
村上健司(函館五稜郭病院放射線診断科医長)

様々な医療場面で活躍の場を広げている治療法がIVRだ。IVRはインターベンショナルラジオロジーのことで、日本語では「画像下治療」と訳している。名前の通り、X線(レントゲン)やCT、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、カテーテルや針などの細い医療器具を入れて、標的となる病気の治療を行っていく。函館五稜郭病院放射線診断科医長の村上健司医師は道南地区では珍しいIVRの専門医だ。IVRについて村上医師に話を聞いた。
鳥取市に生まれた村上医師は鳥取大学医学部を卒業後、手稲渓仁会病院(札幌市手稲区)、聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)を経て、昨年4月函館五稜郭病院に着任した。「IVRに興味を持ったのは大学時代からです。鳥取大学ではIVR部門は中国・四国地方はもちろんのこと全国的にも見ても高いレベルの診療を行っていました」。IVRの治療を行うのは、そのほとんどが放射線診断(診療)科に所属する医師で、治療には正確な画像診断技術が求められる。
「IVRの特徴は外科手術のように胸や腹部を切らずに、体の奥にある臓器や血管の治療ができることから、患者さんの体への負担が圧倒的に少ない」と村上医師は語る。「カテーテルなどの医療器
具を入れる穴も数ミリ程度と小さく、器具を抜いた後は縫う必要も
ないので、処置後の傷もほとんど残りません」。1980年代の中頃から日本でも広がり始めたIVRは、今では多くの医療領域で欠かせない存在となっている。

函館五稜郭病院放射線診断科の村上健司医長


[ピックアップニュース]
在宅や施設で予期せぬ死亡(急変)時の対応は
医師も戸惑う医師法20条と医師法21条の正しい理解
福徳雅章(函館おしま病院院長)

日本は高齢化に伴って死亡する人が増える「多死社会」が到来しようとしている。厚生労働省によると、2016年の年間死亡者数は約131万人で、戦後最多を更新。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、団塊の世代全員が75歳以上になる25年には死者は150万人を超え、ピークを迎える40年には約167万人に達すると予測されている。
このような多死社会が進むと、在宅や施設における「看取り」の重要性が増すことが予想される。在宅や施設で療養する場合、無益な延命治療をせずに、自然の課程で死を迎えたいと希望する人も少なくないが、予期せぬ死亡(急変)時には家族や介護者が看取りに際してパニックになることも少なくない。在宅や施設で予期せぬ急変時に、どう対応するのか。函館おしま病院の福徳雅章院長に話を聞いた(2回連載します)。
看取りをしている家族が急変時に慌てて救急車を呼ぶことは少なくない。その結果、死亡時には在宅での看取りのはずが、救急隊や運ばれた病院が警察に連絡をすることがある。警察に届け出ると、どうなるのか。
福徳院長は「警察官あるいは検察官によって検視が行われ、遺体が警察署に運ばれることも多いです」と語る。「犯罪性がなければ警察委託の検案医や監察医により死体検案が行われ、死体検案書が発行されます。検案が行われても、死因が不明な場合は行政解剖が行われることもあります」。自宅での看取りによる最期を望んでいたはずなのに、どうして検視が行われたり、場合によっては行政解剖まで実施されるのだろうか。それは医師法第20条が医療関係者などにも正しく理解されていないことが大きな理由だ。

5月22日道南在宅ケア研究会で「医療法20条、21条の誤解と正しい理解〜死亡診断のルール、異状死体の届出とは〜」と題して講演する函館おしま病院の福徳雅章院長。








「メディカルはこだて」第67号が発刊

2018年09月20日 13時24分51秒 | メディカルはこだて
函館・道南の医療・介護の雑誌「メディカルはこだて」第67号が発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
川口篤也を知る(函館稜北病院副院長・総合診療科科長)
急性期病院を持ち回りで開催する函館オープンカンファレンスの取り組み

退院後に亡くなった人のケアを振り返る良い機会
奥山ちどり(函館中央病院総合医療支援センター入退院支援室)

在宅側の裏話や在宅に移っての笑顔にも感動
佐藤 静(函館市医療・介護連携支援センター医療・介護連携係係長)

多くの気づきがあり問題を解決できる糸口
鈴木幸子(函館五稜郭病院在宅療養支援室かかりつけ医調整係)

院外の連携と同様に院内の連携強化も必要
廣瀬量平(国立病院機構函館病院相談支援室医療ソーシャルワーカー)

【ドクタークローズアップ】
函館中央病院の耳鼻咽喉科科長に就任
難しい頭頸部がんなど多くの種類の手術に実績
蠣崎 文彦(函館中央病院耳鼻咽喉科科長)

【トピックス・リポート】
今年4月、吉田歯科口腔外科の事務長に就任
職員20人、大所帯の歯科医院経営の一翼を担う
長浜新平(吉田歯科口腔外科事務長)

【トピックス・リポート】
災害時対策として看護部門のアクションカードを作成
職員一人ひとりが行動できるような継続した訓練が必要
水澤里美(国立病院機構函館病院看護部長)
中村貴洋(国立病院機構函館病院ICU病棟副看護師長)

【トピックス・リポート】
ICNJ北海道支部道南ブロックの第8回研修会が開催
「予防から考える感染対策」をテーマに150人が参加
山根のぞみ(函館五稜郭病院感染情報管理室看護師長)

【ピックアップニュース】
様々な医療現場で活躍するIVR(画像下治療)
がん難民の最後の砦として治療や痛みに貢献する
村上健司(函館五稜郭病院放射線診断科医長)

【ピックアップニュース】
在宅や施設で予期せぬ死亡(急変)時の対応は
医師も戸惑う医師法20条と医師21条の正しい理解
福徳雅章(函館おしま病院院長)

「AYA世代のがんを考える」講演会が開催
23歳で子宮頸がんを宣告された阿南里恵さん

コンテ日吉内に地域貢献を目指して3月開院
岡田あゆみ(コンテ日吉歯科医院院長)

「点検バン」が全国コンテストで「審査員特別賞」を受賞
雲母公貴(函館五稜郭病院臨床工学科科長)

会社員からアロマセラピスト、鍼灸マッサージ師に転身
土橋トモ子(益井東洋治療院 鍼灸師・マッサージ師)

「心の安定」がヨガの最終的な目標
木下智恵美(ヨガカフェ「SHANTIH」(シャンティ) 店主)

雪の降る前にロードヒーティングの準備
齊藤明紀(株式会社東商建設住宅事業本部設計担当部長)

身近な漢方医学の知識 「更年期」における色々な症状に対する漢方治療
久保田達也 (久保田内科医院院長)

「セラピア便り」  扇の要、函館から 
平田 聡(特定非営利活動法人理事長)

これからの「歯列矯正」の話をしましょう
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

CT画像は診断決定のための多くの情報を提供
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

歯科訪問診療をご存知ですか?
川村兼央(吉田歯科口腔外科院長)

5分で分かる歯科の話 〜嚥下障害かな?と思ったら〜
伊藤正明(函館新都市病院理事・歯科科長)

「歯医者が怖い理由」
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

「メタルフリー治療」という言葉をご存知ですか
鎌田 俊(シュンデンタルクリニック院長)

東洋医学の治療院から〜インソールの効果
益井 基(益井東洋治療院院長)

動物病院がアロマセラピーの認定施設に
菊地恵里(学園通り北斗犬ねこ病院)




動物病院を取材

2018年08月08日 07時39分13秒 | メディカルはこだて
動物は飼っていないが、動物病院を訪れた。
動物病院は初めての取材。
待合室には見慣れないものが多く、診察(処置)室も人間の医療施設とは異なっていた。

医療施設はベッド数の違いで「病院」と「診療所」に区分されるが、動物にはそのような区分はない。
動物病院とは獣医療法(第2条第2項)に定める、獣医師が「飼育動物」の診療の業務を行う施設の通称。
飼育動物のなかでもウシやウマ、ブタなどの大きい動物、とくに産業家畜とよばれる動物を専門に扱う場合は「家畜病院」、愛玩動物、特にイヌまたはネコを対象の場合は「犬猫病院」と呼ぶことが多いが、最近は「クリニック」の呼称も増えているようだ。
名称に関する規定はない。
人間の医療施設では内科や循環器科、消化器内科、整形外科、眼科、皮膚科などの診療科に分類されているが、獣医師は各種予防から内科、外科までの全科を診療対象としているところが人間とは大きく異なる点だろうか。

診察(処置)室で目を引いたのは壁に貼られていた犬と猫の「経絡チャート図」。
日本ペットマッサージ協会が作成したもので、動物の鍼灸治療家、ペットマッサージセラピスト向けに最新の欧米式理論に基づく14経絡とツボの場所の相関位置を骨格と比較しながら忠実に記載。細かい後肢部分のクローズアップや、4大リンパ節とリンパの最終出口もカラー配色にてわかりやすく表現したプロフェッショナル用ポスターとのこと。
動物にも鍼灸治療やマッサージが行われていることを知った。




第66号が函館新聞に紹介される

2018年08月08日 01時36分35秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第66号の紹介記事は下記の通り。



函館・道南地域の医療・介護・福祉の専門季刊誌「メディカルはこだて」の第66号がこのほど、発売された。
今回は特集として「がん手術ロボットの時代に」をテーマに、米国で開発された「ダヴィンチ:について詳しく紹介。道南では函館五稜郭病院が2013年に導入していて、これまでの手術実績などについて分析している。
トピックスリポートでは、函館中央病院が開設した「二次検査専門外来」や、「ゆのかわメンタルクリニック」が開始した予約診療のメリットについてわかりやすく解説している(8月6日付の函館新聞より。一部省略)。



創設から120年を迎えた函館の修道院

2018年08月03日 01時32分36秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
6月1日掲載のタイトルは、「創設から120年を迎えた函館の修道院」。



 島原の乱の鎮圧後、キリシタン禁制の日本に潜入したポルトガル人の司祭ロドリゴは拷問されている信者のうめき声に接して棄教を迫られる。遠藤周作の「沈黙」は神と信仰の意義を命題に描いた。
 長崎では江戸時代以降、キリスト教徒が厳しい弾圧に耐え、信仰を貫いてきた。その2世紀以上にもおよぶ禁教の歴史である潜伏キリシタンの関連施設が世界文化遺産に登録された。
 函館の「天使の聖母トラピスチヌ修道院」は創設から120年を迎えた。北海道新聞函館支社報道部は昨年3月から1年以上も取材を続け、企画記事を連載。今年6月には修道院の1年間の暮らしをまとめた「光のもとで 函館・トラピスチヌ修道院」を発刊した。修道院と修道女の情景や生活・活動がよく伝わってくる1冊だ。修道院では約50人の修道女が祈りと労働、そして聖なる読書を中心とした暮らしを営んでいるが、農作業の写真が特に印象深い。労働は生計の手段以外に神と対話する場でもある。
 キリスト教への信仰を隠して暮らしてきた潜伏キリシタンは農漁村で暮らす民衆だった。修道院では長崎出身者が、修道女たちの半数近くを占めた時期もあった。信教の自由が人間にとっていかに大切か。「光のもので」を読みながら、そのことをかみしめる。(メディカルはこだて発行人・編集人)



函館市高齢者大学大門校で講演

2018年07月21日 12時26分15秒 | 講演会・勉強会
19日と20日の2日間、「函館市高齢者大学大門校」の講師として講演を行った。
講演会場は棒二森屋アネックス6階の「ふらっとDaimon」多目的ホール。



「ふらっとDaimon」は年齢や性別、格差や障壁のないflat (フラット)な空間で、誰もが気軽に「ふらっと」出かけることができる場所をつくりたいというコンセプトで、平成28年10月に誕生した。
6階フロアには、カフェや雑貨ショップをはじめ、健康体操やダンス、ヨガ、ものづくりワークショップ、囲碁や書道などの一般講座、暮らしや家庭生活の相談窓口、心に寄り添う傾聴窓口など様々な相談窓口と、多岐に渡る充実したサービスが特徴だ。
一般講座には、1年全40講座が用意されていて、受講者の平均年齢は73歳。
19日も20日も参加定員は125人。
今回は「患者の気持ち~がん患者の体験談と函館の最新医療情報~」をテーマに話をした。










日本感染管理ネットワーク北海道支部道南ブロック研修会が7日に開催

2018年07月04日 16時17分38秒 | 講演会・勉強会
渡島の二次医療圏で活動中の感染管理認定看護師で構成される一般社団法人日本感染管理ネットワーク(ICNJ)北海道支部道南ブロックの第8回研修会が、7月7日函館五稜郭病院で開催される。
今回の研修会テーマは「予防から考える感染対策」。
今年4月の診療報酬・介護報酬の同時改訂では「地域包括ケアシステム」が改訂の大きな方針となるなど、どこに住んでいても適切な医療・介護サービスを切れ目なく受けることができる体制整備のために、介護も含めた多職種との連携強化が強く求められるようになった。



一般演題は
「函館市医療・介護連携支援センターとしてできること〜地域の感染対策を考える〜」佐藤静(函館市医療・介護連携支援センター相談員)。
「病院(施設)増・改築における感染対策」中江舞美(札幌医科大学付属病院感染管理認定看護師)。
「リハビリテーション室における感染対策」小岩伸之(八雲総合病院リハビリテーション室室長 作業療法士)。
「感染予防のためのスキンケア」寺島一豪(市立函館病院皮膚・排泄ケア認定看護師)。
「現場で使用する危惧の洗浄・消毒管理」岡部巌(函館中央病院調度課課長第1種滅菌技師)。

教育講演は
「急性期と在宅での感染予防、対応策の比較」川口篤也(北海道勤医協総合診療・家庭医療・医学教育センター(GPMEC)指導医、函館稜北病院総合診療科科長)。

日時:7月7日(土)13:00〜17:00(12:00開場ー企業展示)
場所:函館五稜郭病院4階会議室
参加費:1000円(抄録・軽食付)
問い合わせは函館五稜郭病院感染情報管理室の山根のぞみさん。電話0138(51)2295へ。


感染管理認定看護師の山根のぞみさん。






第66号が北海道新聞「みなみ風」に紹介される

2018年07月04日 08時46分49秒 | メディカルはこだて
北海道新聞「みなみ風」に掲載された第66号の紹介記事は下記の通り。



◎メディカルはこだて66号が発売
道南の医療や介護、福祉などの情報を発信する雑誌「メディカルはこだて」の第66号が発売された。
特集は「がん手術支援ロボットの時代に」。今年4月から保険適用が拡大した 手術支援ロボット「ダヴィンチ」を取り上げ、2013年3月からダヴィンチを導入している函館五稜郭病院の高橋敦泌尿器科科長、高金明典副院長が胃がんの手術などについてそれぞれ説明。二次検査専門外来を開設した函館中央病院や、4月から予約診療を始めたゆのかわメンタルクリニックの話題を取り上げている(7月2日付の北海道新聞「みなみ風」より。一部省略)。



棒二森屋跡地整備、月内に地権者と初協議

2018年07月04日 08時44分48秒 | 函館・道南情報
北海道新聞7月3日付の記事は下記の通り。



函館市は2日、市議会経済建設常任委員会で、JR函館駅前の老舗百貨店「棒二森屋」の1月末閉店と、イオンと締結した跡地整備の協定書について説明した。イオンが事業計画を固めるために地権者らと設ける協議会について、商業振興課の東出瑞乃課長がイオン側の話として「1回目は7月中に開催される」と述べた。
協定書には、同店の閉店後に①本館とアネックス館とその土地の2街区を整備②事業計画は(イオンが提示する)マンション、ホテル、低層階の商業ゾーンなどの複合施設が基本ーなどの項目が盛り込まれた。イオンは協議会について、地権者や地元経済関係者ら20人ほどで構成したい考え。市はオブザーバーとして参加する。
これに対し、函館都心商店街振興組合が大型商業施設の建設を要望しており、イオン案を軸に進む協議会にあり方に警戒を強めている。経済部の谷口諭部長は「少しでも地元の望みを聞いてほしいという話は聞いているが、まだスタートライン。(イオンから)示されたベースを基に話をしていってほしい」とし、イオン案の理解を求めた。



放射線診断技術の治療的応用

2018年06月28日 16時16分11秒 | 講演会・勉強会
明日(29日)は第70回「五稜郭セミナー」が18時30分より函館五稜郭病院管理棟4階会議室で開催される。
対象は医療従事者。→「医療従事者」ではないが、広い意味での医療関係者ということで、講演やセミナーなどには参加を認められることも。
内容は一般演題が、函館五稜郭病院放射線診断科医長の村上健司医師「上腸間膜動脈閉塞症における血管内治療の有用性について」。
特別講演は聖マリアンナ医科大学名誉教授の中島康雄医師「IVRをもっと社会に役立てるためには」。

IVRはインターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology)の略。
日本語訳として一般的に「放射線診断技術の治療的応用」という言葉が用いられるが、「血管内治療」「血管内手術」「低侵襲治療」「画像支援治療」もほぼ同義語として使われている。
エックス線透視や超音波像、CTを見ながら体内に細い管(カテーテルや針)を入れて病気を治す新しい治療法。
IVRは手術を必要としないため、身体にあたえる負担が少なく、病気の場所だけを正確に治療でき、入院期間も短縮できるというメリットがある。
高齢者や状態の悪い進行がんなどの治療に広く応用され、その他に緊急状態(大出血)からの救命や血管などの閉塞、あるいは動脈瘤に対する治療にも有効な治療方法だ。

IVRの講演は初めてなので、非常に興味がある。




光のもとで 函館・トラピスチヌ修道院

2018年06月27日 04時11分12秒 | 函館・道南情報
創設から120年を迎えた「天使の聖母トラピスチヌ修道院」。
北海道新聞函館支社報道部は、この節目に合わせて17年3月から1年以上にわたり取材を続け、夕刊一面で20回もの企画記事を連載してきた。
6月10日に発行された「光のもとで 函館・トラピスチヌ修道院」(北海道新聞函館支社報道部編)は、取材をしてきた修道院の1年間の暮らしを1冊にまとめたもので、未発表の写真も多く掲載されている。

修道院院長のセシリア青木秀子さんは修、道院と修道女のことを次のように教えてくれる。
「神様から呼ばれて修道女となった私たちは、塀に囲まれた居住区域『禁域』の中で、神様と向き合い、神のみ業(わざ)に感謝し、賛美しながら共同で生活しています」
「私たちは神様に仕えるのが目的ですから、生活様式は異なりますが、八百屋さんや魚屋さん、会社員など、社会にさまざまな仕事があるように、私たちも社会に中の一つの存在であり、決して特別な人間ではありません」
「社会で起きていることは人ごとではなく、私たちは『祈れ、そして働け』の日々を通して人々とつながっています。私たちの心の中には世界中の人々がおり、いつも一緒に生きています」

写真も文章も秀逸で、四季の修道院の情景や修道女の暮らし・生活・活動がよく伝わってくる1冊だ。


「光のもとで 函館・トラピスチヌ修道院」(北海道新聞函館支社報道部編)



緑と青の日暮山

2018年06月25日 05時52分22秒 | 山歩き・散歩・温泉
昨日は天気予報をあざ笑うかのように午前中から青空が広がっていった。
小沼と蓴菜沼の中間に位置する日暮山(ひぐらしやま)は、標高303㍍のお椀形をした山だ。
国道5号の西大沼交差点から道道大沼公園鹿部線を進むと「日暮山展望台」の道路標識がある。
それを右折して、砂利道を10分程走ると駐車場に到着する。
頂上の展望台までは駐車場から100㍍ほど。
展望台からは小沼や大沼、駒ケ岳が一望できる。
この山は昭和初期頃までは「小沼山」、あるいは持ち主の名前をとった「笠原山」と呼ばれていたが、その後この山に登って眺望を楽しんだ人たちが、その景色の美しさに我を忘れ、気がついてみると日暮れになっていたことから「日暮山」と呼ばれるようになった。
樹木の緑と空の青が眩しかった。


山頂への道


日暮山の山頂(展望台)から




第8回函館オープンカンファレンスが開催

2018年06月20日 21時03分34秒 | 講演会・勉強会
昨日は函館五稜郭病院で第8回目となる函館オープンカンファレンスが開催された。
カンファレンスには、症例の患者に関わった函館五稜郭病院と函館稜北病院の医師や看護師、ソーシャルワーカー、理学療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、臨床工学技士、管理栄養士、訪問看護ステーションの看護師、ケアマネジャー、訪問入浴看護師などの多くの職種の関係者が報告した。
進行役の川口篤也医師(函館稜北病院)は「今回の事例では、初めての機器や初めての経験を乗り越えるために、関係者が何度も何度も集まってカンファレンスした事例です。我々は何のために医療をしているのか。そんな姿勢が問われたと思う」と語っていた。


進行役の函館稜北病院総合診療科の川口篤也科長



イオン案 集客力の不満。「棒二森屋」閉店で地元商店街

2018年06月20日 18時56分54秒 | 函館・道南情報
北海道新聞6月19日付の記事は下記の通り。



流通最大手イオン(千葉市)幹部は18日、閉店を検討しているJR函館駅前の老舗百貨店「棒二森屋」について地元商店街幹部と面会し、建て替えを説明した。行政の補助金を活用しマンションやホテルを建設するイオン案に対し、「食品・物販スペースが小さくなり、地元市民の集客力が弱まる」と不安を伝え、再検討を求めた。





市立函館病院、実質収支改善

2018年06月20日 18時37分40秒 | 函館・道南情報
北海道新聞6月19日付の記事は下記の通り。



赤字が続く函館市の3病院(函館、恵山、南茅部)の事業立て直しを目指す経営改革評価委員会の2018年度初会合が18日、函館病院であった。市は17年度の病院事業について報告し、市立函館病院の実質収支が前年度と比べ1千万円改善し、9億9千万円の赤字に収まった。
17年度の赤字見込み額は、函館病院で16億7千万円、恵山病院で3千万円、南茅部病院で900万円で、合わせて約17億1千万円となった。ただ、全国一律で会計の算定方法が変わった影響などを除く「実質収支」は、函館病院での赤字で前年度(10億円)を上回った。実質収支が前年度を上回るのは4年ぶり。