最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

有島武郎とダチョウ

2020年11月10日 18時47分29秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
11月9日掲載のタイトルは「有島武郎とダチョウ」。



 飛べない鳥「ダチョウ」が60年も生きるのはケガの治りが早く、感染症にもほとんどかからない免疫力の高さにあるようだ。そのダチョウの卵で作る抗体を染み込ませた「ダチョウ抗体マスク」が商品化されたのは2008年。ダチョウが作り出す抗体は、ウイルスやバクテリアの病原体を不活性化する能力が非常に高く、新型コロナウイルスに対応した最新のマスクも販売されている。
 後志管内ニセコ町にある「第二有島だちょう牧場」はダチョウ製品の販売に力を入れ、放牧期間中はダチョウに餌やりを体験できる。乾燥させたトウモロコシの入った袋を破り、餌の与え方を迷っていると、柵から勢いよく首を伸ばして袋ごと飲み込んだ。
 牧場の前身は「有島第二農場」。「或る女」や「カインの末裔」の小説家有島武郎が所有していた農場だった。有島は1922年(大正11年)、小作人による土地共有を前提として農場を無償解放、旧小作人は組合を組織して農場を運営した。その翌年、婦人公論記者の波多野秋子と軽井沢の別荘で心中したが、二人の関係は秋子の夫・春房に知られ、脅迫を受けて苦しんだ。
 有島の農場にはダチョウが走り回り、情死した別荘は移転して1階はカフェになっている。イケメンの有島は妻に先立たれてから、女性にモテた。有島がダチョウのマスクをしていれば、秋子のアプローチを防ぐことができたかもしれない。(メディカルはこだて発行人・編集人)




「第二有島だちょう牧場」のダチョウ




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駒ヶ岳(砂原岳)と留の湯

2020年11月09日 10時19分56秒 | 山歩き・散歩・温泉

砂原岳山頂と噴火湾


砂原岳山頂から眺める剣ケ峰
噴火口下側から伸びる光の筋は虹


虹の部分を拡大


11月8日で閉館した「留の湯」(七飯町東大沼)


留の湯には「四つの湯」があるが、この「安政の湯」もその一つ

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