最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

医療費のあと払いサービスを開始

2022年01月30日 14時09分56秒 | メディカルはこだて
第80号のピックアップニュースは「医療費のあと払いサービスを開始」

函館五稜郭病院(中田智明病院長)は、クレジットカード情報を登録することで医療費の会計を待たずに帰宅できる「あと払いサービス」を導入した。外来は2021年10月25日、入院は11月15日にそれぞれ開始したが、道南の病院で初めてとなる待ち時間を減らす新しい取り組みは好評で利用者は増加している。
医療機関に対する患者の不満足度が高いのは「待ち時間」だ。待ち時間には診察までの待ち時間(まえ待ち)と診察後の会計までの待ち時間(あと待ち)の2種類がある。前者の待ち時間に対しては、予約制の導入や自分の診察順を確認できる掲示システムなど、さまざまな対策を進めている医療機関は多いが、会計までの待ち時間に対して自動精算機導入以外の取り組みを実施している病院はまだ少ない。
あと払いサービスについて、医事システム室副室長の新谷尚美さんと医事システム室主任の山岡章江さんに話を聞いた。同病院では2020年4月に医事システム室が新設された。新谷さんは「これは外来と入院に関わる業務改善のスピードを上げるため、日常的なシステムの管理と業務改善を医事システム室、長期的なIT戦略の立案と経営課題の解決を企画情報システム課が担当する部署として組織が再編されました」と話す。
同病院では自動精算機5台が稼働しているが、機器更新時の検討がきっかけで、あと払いサービスの新規導入を決めた。山岡さんは「私たちの生活の多くはキャッシュレス化が進んでいます。利便性の高い新しいシステムを探しているときに会計あと払いサービスにたどり着きました。診察後の待ち時間の短縮と同時に、院内待合い室での密集・密接の回避、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する効果も大きいはず」と教えてくれる。2020年の春から採用するメーカーの検討や交渉を開始し、システム開発のアルメックス社「スマパ ターミナル」に決定した。「メーカー選定する上で重要視したのは、入外両方を対象とすること、Webやアプリに加え『実機(院内専用端末)』での登録と受付が可能なこと、レセコンとの連動が可能なことでした。入院仕様の構築に向けて、システム開発には1年を要しました」。他社も含め、あと払いシステムに関してはスマホアプリやWebの利用が中心となっている。「実機」によるクレジットカード登録が可能で、かつ入院も利用可能なのは全国でも珍しい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初診患者の問診WEB予約サービスを開始

2022年01月30日 13時35分26秒 | メディカルはこだて
第80号のピックアップニュースは「初診患者の問診WEB予約サービスを開始」

函館五稜郭病院(中田智明病院長)は初診患者の問診WEB予約サービスを昨年9月27日より開始した。
サービスの対象となるのは「初めて来院する場合」または「初めての診療科に受診する場合」で、診察時間の予約ではなく来院する時間を予約する。企画情報システム課企画係の柴田優里さんは「これまで初めて来院する場合や初めての診療科に受診する場合については、受付時間内の来院は自由でしたが、時間帯によっては受付が非常に混雑するなど待ち時間が長くなっていました」と話す。このような問題点を解決するために導入したのが問診WEB予約サービスだった。
予約サービスを受けることが出来る時間帯は、来院日(予約日)の14日前から来院日(予約日)前日の11時まで。前診療日が日曜・祝祭日の場合は、さらに同病院の前の診療日11時までとなる。現在通院中の患者の「再来」予約と健康診断後の精査目的の受診(二次検診)については利用することはできない。標榜診療科が27科もある同病院のような規模の大きな医療機関で、このようなサービスシステムを導入しているのは全国的にも珍しい。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラスター発生の教訓と今後の対策

2022年01月30日 09時49分06秒 | メディカルはこだて
第80号のトピックス・リポートは「クラスター発生の教訓と今後の対策」

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されたことで、感染「第6波」への警戒が続いている。2021年6月下旬頃から始まった第5波は、全国では8月20日に過去最多となる2万5851人の新規感染者数を記録し、それ以降は減少に転じた。函館市も昨年8月の新型コロナウイルス感染者数は月別では過去最多の426人となるなど、クラスター(感染者集団)の発生が相次いだが、函館五稜郭病院でも市内21例目、医療機関として3例目のクラスターが発生した。感染情報管理室所属で感染管理認定看護師の山根のぞみさんと山本亜希子さんに話を聞いた。
8月14日、職員1人の感染が判明した。「その職員は8月10日に鼻水や鼻づまり、嗅覚障害から最初に耳鼻咽喉科を受診しましたが、以前よりアレルギー疾患がありました」。抗原検査は陰性だったが、14日のPCR検査で陽性が判明したことから、同じ病棟の職員や入院患者89人の検査を実施した。「14日は土曜日で、感染情報管理室など多くの職員が徹夜で検査結果を待ちました」。15日の朝4時までに職員3人と患者9人の計12人の感染が判明したが、「感染者が多数出ることは覚悟していました」と山根さんは当時を振り返る。その後は17日、18日、21日にも患者の感染が確認され、最終的には8月10日から8月21日までの間に職員44人と患者16人の計20人が感染した。
同病院は道南で唯一、感染症専門医と感染管理認定看護師2人が専従で在職している。「当院ではマスク着用や手洗いといった基本的な対策や厳しい面会制限を実施してきました。教育啓発活動については研修医や新人看護師など階層的に新型コロウイルス感染症の講義、個人防護具の着脱訓練、歯科口腔外科医師への検体採取法のレクチャーなどを定期的に行なっています」。感染対策は徹底していたが、それでもウイルスは病院内に入り込み、感染は一気に拡大した。「クラスター期間前後は市中でのコロナ感染拡大や変異株の影響を受け、院内及び家庭内感染ともにゼロにすることは困難な状況でした」(山根さん)








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病院のあり方はどのような統合が望ましいのか

2022年01月23日 15時57分42秒 | メディカルはこだて
第80号のスペシャル・リポートは「病院のあり方はどのような統合が望ましいのか」

昭和35年に民間病院を主体とした全国組織として設立された全日本病院協会(全日病)には、現在、約2500病院が加入している。全日病は会員病院が質の高い医療提供のために行うべき具体的な取り組みを示すと共に医療や病院、全日病のあり方、医療提供体制等の今後進むべき方向について議論を重ね、これらの議論は「病院のあり方に関する報告書」としてまとめられ、1998年から発刊されてきた。
2002年の「病院のあり方に関する報告書」では、民間病院のあるべき姿として、「地域ケア、在宅ケアを中心とし、利用者の状態を考慮した医療の提供」などの地域一般病棟を提案。これが後の「地域包括ケア病棟」の原型となるなど、医療政策の実現に大きな影響を与える報告書として認知されている。昨年6月に公表された「病院のあり方に関する報告書」では、2040年における理想的な医療介護提供体制として、新たに「地域包括ヘルスケアシステム」という考え方も打ち出した。
高橋病院の高橋肇理事長は長い間、全日病の常任理事など役員や各種委員を務め、厚生労働省との会議などにも出席。日本の医療、地域医療を支える病院団体の活動に大きな役割を果たしてきた。高橋病院は2年後の移転新築を控えたプロジェクトが進行中で、新病院構想に向け、高橋理事長は昨年8月で全日病の役職を降りたが、これまでの業績が認められ、「名誉会員」へ就任、「厚生労働大臣賞表彰」を受賞した。函館市の将来人口は2060年には11万人を切ることが予測されているが、このような人口減少が著しい地方都市において、病院のあり方はどのような統合が望ましいのか。髙橋理事長に話を聞いた。(記事は4ページ)


全日本病院協会での長年の業績が認められて「厚生労働大臣賞表彰」を受賞した高橋肇理事長

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

婦人科がん「腹腔鏡手術」のスペシャリスト

2022年01月23日 15時51分21秒 | メディカルはこだて
第80号の「新副院長に聞く」は、産婦人科医療部長から副院長に就任。婦人科がん「腹腔鏡手術」のスペシャリスト

市立函館病院は2021年10月1日、産婦人科の山下剛医療部長が副院長に昇格した。同病院産婦人科では2009年4月に山下医師が就任以来、婦人科では「良性・悪性腫瘍の診断・治療」を中心とした診療を行っているが、特に婦人科腹腔鏡手術および婦人科がん治療に力点を置いた医療を展開してきた。
山下医師は1987年に旭川医科大学医学部卒業後は、同大学や道内の関連病院で研修や臨床経験を積み、1995年から98年まで米国国立衛生研究所(NIH)に留学、分子個体発生学の研究に従事した。帰国後は旭川医科大学産婦人科の助手、講師、准教授を務め、2009年4月市立函館病院に着任した。
婦人科がん腹腔鏡手術のスペシャリストである山下医師は、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医や日本内視鏡外科学会技術認定医など、がんや腹腔鏡手術に関するいくつもの専門医資格を取得しているが、特に日本婦人科腫瘍学会の婦人科腫瘍専門医は道南地区では山下医師だけだ。婦人科腫瘍専門医は,あらゆる女性性器がんおよびその合併症を適切に処置し,他の医師からのコンサルテーションへ対処できなければならない。そして女性性器がんの広汎な手術手技に精通しているだけでなく, 骨盤外科一般の経験も有し,放射線治療,がん薬物療法,緩和医療等に関する知識と経験が求められる。これまでに認定された婦人科腫瘍専門医は970人で、取得のハードルは非常に高い。また、同学会が定めた指定修練施設は全国に241施設あるが、市立函館病院はそのうちの一つで、道南地区では同病院だけが指定されている。


市立函館病院の山下剛副院長

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際低侵襲胸部外科学会で最優秀賞を受賞

2022年01月23日 15時27分51秒 | メディカルはこだて
第80号のトピックスニュースは、国際低侵襲胸部外科学会で最優秀賞を受賞

館五稜郭病院(中田智明病院長)心臓血管外科科長の橘一俊医師は2021年6月に開催された国際低侵襲胸部外科学会(ISMICS)のイノベーションアワードで最優秀賞を受賞した。橘医師の受賞は低侵襲多枝冠動脈バイパス術に仮想現実(VR)を用いた手術シミュレーションが高く評価されたもの。VR(バーチャルリアリティ)は日本ではパイロットのフライトシミュレーション、客室乗務員の機内訓練に利用、米国ではVRの技術が多くのメディカルスクールで活用されている。
冠動脈バイパス術で用いるグラフトは内胸動脈と大伏在静脈の組み合わせが主流になりつつあるが、橘医師は2本の両側内胸動脈と1本の胃大網動脈を使用している。「動脈は静脈より術後開存率などの成績も良好で、脳梗塞の可能性も少ないとされています」。橘医師は動脈のメリットをそう話す。
ISMICSで発表した低侵襲心臓血管手術にVRによる手術シミュレーションは世界で初めての試みだった。「冠動脈バイパス術の低侵襲手術が難しいのは使用する血管の長さが冠動脈に届くかどうかを予想計測することですが、VRシミュレーションによって正確に測ることができるようになり、最適な肋間アプローチ・サイトも簡単に見つけられるようになりました」
 

低侵襲多枝冠動脈バイパス術のVRによる手術シミュレーションを説明する橘一俊医師

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格

2022年01月23日 15時27分17秒 | メディカルはこだて
第80号のトピックスニュースは、難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格

市立函館病院(森下清文院長)遺伝子細胞生物検査センター 主任技師の小笠原愛美さんが、遺伝子分析科学や遺伝子関連検査に関わる難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格した。これまでの1級合格者は全国で31人、道内では北海道大学病院の2人に次いで3人目だ。
日常診療において遺伝子検査は,確定診断や予後診断に幅広く利用されている。遺伝子検査によって得られた結果は診断的価値が高いことから,検査の実施方法と結果の解釈には高い精度が求められている。遺伝子分析科学認定士制度は、このような遺伝子検査を行うために設けられた制度である。2007年に第1回の初級試験が実施され,初級合格者がさらに5年以上の研鑽を積んだ後に取得する1級試験が2012年から実施されてきた。
既に初級に合格している小笠原さんは昨年1級に挑戦。試験は多肢選択形式の筆記問題、実技試験、英文和訳が出題された。「動画を用いた実技の問題や苦手な英語に苦戦したことで、時間が足りなくて合格ラインには達していない」と半ば諦めていたが、7月に合格通知が届いた時は嬉しさで声が出たほどだったと話す。「3歳の子どもを寝かせてから試験勉強を続けてきましたが、その努力が報われました」


PCR検査で一度に多くの検体を調べることができる検査機器(Cobas z480)について説明をする小笠原愛美さん

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モヤモヤする患者に「気になるカンファレンス」

2022年01月23日 15時26分45秒 | メディカルはこだて
第80号のトピックスニュースは、モヤモヤする患者に「気になるカンファレンス」

稜北クリニック(函館市中道2丁目、佐々木悟院長)は、外来で気になる患者やモヤモヤする患者がいた場合、職種を問わずに事例を持ち込んで検討する「気になるカンファレンス」を開催している。
職員から「気にカン」の略称で呼ばれている「気になるカンファレンス」が始まったのは2019年。以来、月1〜2回の頻度で実施してきた。稜北クリニック看護主任の楢木琴絵さんは「予約制ではなく、不定期に通院する患者さんの場合はどうしても情報が不足するなど、職員間で情報の共有ができていません」と話す。「そういう患者さんで気になることがあっても誰かに相談することもなく、モヤモヤを抱えながら悩むことがありました」
「気にカン」に出席しているのは医師やクリニックの看護師、医療ソーシャルワーカー、事務職員など職員であれば誰でも参加できる。外来通院から入院した患者を取り上げる場合には病棟の看護師が参加することもある。参加人数は10人前後で、医師は必ず1〜2人が参加している。


「より患者さんを知ろうとする気持ちが大事です」と語る稜北クリニック看護主任の楢木琴絵さん

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「メディカルはこだて」第80号が発刊

2022年01月19日 16時32分27秒 | メディカルはこだて
函館・道南の医療・介護の雑誌「メディカルはこだて」第80号が発刊しました。
現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。



【トピックスニュース】
モヤモヤする患者に「気になるカンファレンス」。話し合うことで、情報収集や問題点の整理ができる
楢木琴絵(稜北クリニック看護主任)

【トピックスニュース】
難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格。誤判定が起こる場合もあるPCR検査は他の所見も考慮
小笠原愛美(市立函館病院遺伝子細胞生物検査センター主任技師)

【トピックスニュース】
国際低侵襲胸部外科学会で最優秀賞を受賞。VR(仮想現実)を用いた手術シミュレーションが高く評価
橘 一俊(函館五稜郭病院心臓血管外科科長)

【トピックスニュース】
昨年1月、日本成人矯正歯科学会の理事長に就任。唇顎口蓋裂児の治療とIT利用の変遷について講演
村井 茂(みはら歯科矯正歯科クリニック院長)

七飯町に「桜町メンタルクリニック」が開院。「こころ」のかかりつけ医を目指して
新出泰士(桜町メンタルクリニック院長)

昭和書房「松井社長」のオススメの本と雑誌
松井靖介(昭和書房代表取締役)

【ドクタークローズアップ】
脳神経外科医として「てんかん」専門医を取得。専門医の知識を活かし地域の診療に貢献する
大川聡史(市立函館病院脳神経外科医長)

身近な漢方医学の知識 冷え症について(その1)
久保田達也 (久保田内科医院院長)

【トピックス・リポート】
日本移植学会が設ける第1回「岩城賞」を受賞。函館出身の岩城裕一氏は移植免疫の世界的権威
森下清文(市立函館病院院長)

【トピックス・リポート】
治療と仕事の両立を支援する体制づくり。院内に療養就労両立支援チームを発足
曽我 理(国立病院機構函館病院事務部長)
片桐奈津子(国立病院機構函館病院相談支援室)

【トピックス・リポート】
クラスター発生の教訓と今後の対策。感染対策は徹底していても感染防止の難しさ
山根のぞみ(函館五稜郭病院感染情報管理室副室長)
山本亜希子(函館五稜郭病院感染情報管理室主任)

【新副院長に聞く】
婦人科がん「腹腔鏡手術」のスペシャリスト。患者へは治療成績記載のパンフレットを渡す
山下 剛(市立函館病院副院長)

【ピックアップニュース】
初診患者の問診WEB予約サービスを開始。LINEからの予約とWEB予約サイトから選択
柴田優里(函館五稜郭病院企画情報システム課企画係)

【ピックアップニュース】
医療費のあと払いサービスを開始。外来も入院も会計を待たずに帰宅できる
新谷尚美(函館五稜郭病院医療情報課長補佐医事システム室副室長)
山岡章江(函館五稜郭病院医事システム室主任)

【スペシャルリポート】
病院のあり方はどのような統合が望ましいのか
地域医療連携推進法人に入ることも選択肢の一つ。実現すべき「幸せに生きる」を後回しにはしない
高橋 肇(高橋病院理事長・院長)

これからの「歯列矯正」の話をしましょう。乳歯はいずれ抜けて、永久歯に生え変わるのが当たり前と思っていませんか?
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

函館口腔保健センター事業。妊婦と家族を対象とする「歯とお口の健康教室」を実施
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

洗口液の新習慣。洗口液が歯周病やウイルスに対して優れた殺菌効果
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

「歯周病」とは。歯周病が進行すると、全身の健康も害する可能性
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

東洋医学の治療院から〜健康寿命を伸ばすアンチエイジング〜
益井 基(益井東洋治療院院長)

楽しく楽ちんな母乳育児をトータルケア
笠原視砂子(かさはら母乳育児助産院)





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の現金詐取。医師を再逮捕

2022年01月07日 10時32分28秒 | 函館・道南情報
父親の死亡診断書に虚偽の死亡日を記載したとして、虚偽診断書作成容疑で医師が逮捕された事件で、函館中央署は6日、有印私文書偽造・同行使、詐欺、窃盗の疑いで、函館市西桔梗町、診療所院長の医師脇坂好孝容疑者(60)を再逮捕した。
逮捕容疑は昨年11月29日、父幸男さん(91)名義の預金口座を、幸男さんの同意があったように装って、払い戻し請求書を偽造し、北斗市内の金融機関から現金約170万円をだまし取った上、幸男さん名義のキャッシュカードを使い、現金自動預払機(ATM)から現金100万円を引き出して盗んだ疑い。同容疑者は黙秘しているという。
同署によると、脇坂容疑者は1人暮らしの幸男さんが昨年11月末、自宅アパートで亡くなっているのを見つけたにもかかわらず、死亡日を翌月10日と虚偽の診断書を作成した。同署は、幸男さんの預金口座から現金を払い戻すため、虚偽の死亡日を記載した可能性があるとみて、詳しい動機を調べている。
(北海道新聞1月6日夕刊より)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする