最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

袋ください

2007年07月29日 11時09分43秒 | 函館・道南情報
道新(北海道新聞)日曜日の「ほんのひととき」というコラム。
今日は函館市立図書館の小倉彩子さんが「マイバック持って来て」というタイトルで書いていた。
小倉さんがカウンター業務を担当していて、たまに言われるのが次のセリフ。
「袋ください」
ここで言う袋とは、つまり借りた本を入れて持ち帰るための袋のことですね。
もちろん図書館ではそうした袋を提供するサービスなどは行っていないが、老若男女問わずに言われるそうだ。
「図書館に来て本を借りるのにどうして袋を持ってこないの、などとツッコミを入れたいこともある」と小倉さんはいう。
当然です。しかし「今ではすっかり慣れてしまい、さらにカウンターデスクの下には、ひっそりと家から持ってきた袋が…」(小倉さん)。

袋くださいという人とは、お友達になりたくないですよね。

 函館中央図書館
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朝、元気になる一曲 ~渡辺香津美「上を向いて歩こう」~

2007年07月26日 07時58分27秒 | メディカルはこだて
ジャズに触れる今日一日だけそれらしいテンプレート(背景)に変えてみる。
朝、元気をもらうために音楽に頼るようになった。
ここ2~3年のことであるが、心の栄養補給にとっても音楽の役割は少なくない。
これまで元気を与えてくれたのは、小曽根真(ジャズピアノ)の「ドラえもんのうた」(Reborn)やレイ・チャールズの「イエスタディ」、サイモン&ガーファンクルの「The 59th Street Bridge Song」など。
「ドラえもんのうた」は「この曲を聴いて外国語をしゃべるドラえもんがもし見えたら大成功」と小曽根が言うようにちょっとラテン系のドラえもんが踊って励ましてくれる。
「イエスタディ」もレイ・チャールズにかかると、とにかく今日はやるっきゃないという雰囲気に導いてくれた。
「The 59th Street Bridge Song」は、サイモン&ガーファンクルらしくないとてもハッピーな曲で明るい一日を約束してくれる。

そこで最近の一曲はジャズギターの渡辺香津美から発見した。写真のアルバム「おやつ」にある「上を向いて歩こう」がそれだ。
「おやつ」はこのカエルのイラストからちょっと敬遠していたが、食わず嫌いはよくないと考え直した。
豪華なゲストも参加しているが、この曲だけボーカルが桑名晴子。もちろんアコースティック・ギターの伴奏は美しいが、桑名晴子が聴かせてくれる。
歌詞はものすごくシンプルだが、その余計なものをそぎ落とした詩だからこそストレートに心の中に飛び込んでくるようだ。
飛行機に乗るといつも坂本九が亡くなった日航機墜落事故のこと、そしてこの「上を向いて歩こう」の歌詞が頭に浮かんでくる。

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函館新聞の「月曜トーク」で紹介される

2007年07月22日 16時52分44秒 | メディカルはこだて
函館新聞の「月曜トーク」というコーナーで紹介された。
創刊から6年を迎えたということで、函館新聞のOさんに雑誌を始めたきっかけや、なぜ医療をテーマにした雑誌にしたのか、また6年間続けることができた理由などを約1時間インタビューされた。
タイトルが「患者目線で伝える医療情報 より実用性の高い誌面作りを」ということで、記事の内容ともかなり恥ずかしいのだが、なにより写真が大きくて直視できません…。
写真を手で隠しながら記事を読んだ。でもこれを励みにしてまた頑張ります。

 函館新聞7月16日(月曜日)付

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紀伊國屋書店とイノダコーヒと街路樹

2007年07月21日 17時18分08秒 | デザイン
先週は札幌に3日間いたが、大丸(札幌店)横にある紀伊國屋書店(札幌本店)には5~6回通った。
書店の2階には大丸の7階にもあった京都のイノダコーヒ(コーヒーと伸ばさないのですね!)があり、正面の大きなガラス窓いっぱいに広がる街路樹や緑の葉を見飽きることがない。
街路樹や植樹帯は都市の美観形成に大きな影響を及ぼしているが、そのデザイン(配置を含めた)が優れている場所は都市を美しくさせる。
大丸の横通りなどの街路樹は街の美しさの主役であるが、新宿西口からの高層ビル群の中にも建物と街路樹が上手にデザインされたところでは、思わず立ち止まって見とれてしまう。
街路樹はその植えられている場所が狭隘であったり環境は劣悪であるが、車の排気ガスを和らげてくれるなどその役割は重要だ。
イノダコーヒは大丸では「氷コーヒー」、紀伊國屋では「アラビアの真珠」を飲んでいた。

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「市民と共に創るホスピスケアの会」での講演

2007年07月20日 18時08分33秒 | 講演会・勉強会


7月12日に札幌で講演を行ったが、主催した「市民と共に創るホスピスケアの会」から写真が送られてきた。
同会のテーマは「共に創る」。「受け手」と「担い手」が対等に協力し合うことでしか、望ましい医療も福祉も実現しないという信念のもと、5つの目標を掲げて活動している。
ちなみに5つの目標とは下記の通り。
1.ホスピスケアを実践している場を支援し、その考えを伝えていく。
2.ホスピスケア運動に参加しながら、より広がりのある活動を目指し、将来の地域づくり、コミュニティづくりに参加する。
3.その人の人生をあるがままに支える方法を学びあい、共感し合う社会づくりをめざす。
4.各人はボランティアの精神で参加し、対等な市民としてのネットワークを広げていく。
5.学習・研究・活動の成果を公表し、制度改革への提言につなげていく。

講座評価や質議評価、書かれた感想や意見など参加者の実際の声も同封されていてとても参考になる。
医療関係者や一般市民からホスピスに関する意見をもっと集めてスライドをまとめたかったが、準備不足であった(90分ちょうどで終了させられたことだけはちょっとほっとしたが…)。

右の写真は同会の「ひまわりサロン」のスタッフと話をしているところ。
「ひまわりサロン」は、がんなどの重篤な病を抱えた患者や家族、また遺族などが集い、語り、思いを分かち合う支援活動を行っている。専門家のアドバイスを求める場ではなく、参加者が自由に話し合い、お互いの思いを分かち合い、支え合いながら気持ちを整理されることができる「場」であり「時」でもある。
同サロンはこれまで150回にも及ぶ開催を積み重ねている。このサロンについていろいろと話を聞くことも今回の大きな目的でもあった。

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今夜、札幌で講演します

2007年07月12日 11時06分06秒 | メディカルはこだて
どんよりと低い雲からもう少しで雨が降り出しそうな札幌にいます。
今夜、札幌で講演します。
主催はNPO法人「市民と共に創るホスピスケアの会」で、毎月講師を呼んでホスピスケアを取り巻くさまざまな問題を学びます。
私のテーマは「函館の医療事情とホスピスがもたらしたもの」。
●時間:18:30
●会場:かでる2・7(札幌市北2西7)
●受講料:会員・学生700円一般1,000円(通し割引あり)
●申込・主催:NPO法人「市民と共に創るホスピスケアの会」TEL011-615-6060

受講料というのがプレッシャーですが、折角の機会ですので頑張りたいと思います。



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石の上にも…

2007年07月09日 08時03分11秒 | メディカルはこだて
最新号の第24号

先月末に「メディカルはこだて」の第24号が発刊となり、創刊からちょうど丸6年が経過した。
「石の上にも三年」というコトワザは、冷たい石の上でも3年座れば暖まるということから、辛抱して頑張っていればいつかは報われる時がやってくるといった意味だ。ということはその倍の期間は経過したことになるが、ある経営者はその分野で一人前になるのには3年を3回繰り返さなければいけないと言っている。
最初の3年が学ぶプロセス、次の3年が自分を見つけだすプロセス、そしてその次の3年が自分を確立するプロセス。確かに見つけたかもしれないが、確立はしていないので、また3年辛抱・精進を続けます。

今回の前号に引き続き、専門医(制度)を特集した。
■肝臓専門医 持っている専門医の資格はすべて開業後に取得してきました
山  英昭(やま内科胃腸科医院院長)
■心臓血管外科専門医 手術実績を加えた現在の専門医試験は以前との比較で充実してきた
森下 清文(市立函館病院心臓血管外科科長)
■外科専門医 現実は患者の求めている専門医の姿と解離しいるのではないか
向谷 充宏(函館協会病院副院長)
■臨床腫瘍学会暫定指導医 質の高い『がん薬物療法の専門医』として治療実績の向上に努めていきます
平田 康二(函館赤十字病院血液腫瘍科部長)
■泌尿器科専門医 泌尿器の分野で高度な知識と技術を習得した臨床医となるために
丹田 勝敏(函館中央病院泌尿器科診療部長)
■リウマチ専門医 リウマチは多くの研究から治療法も大きく変わり、それに合わせて専門医の試験も難しくなっている
北村 公一(函館五稜郭病院整形外科科長)

またトピックス・リポートは下記の通り。
■道内10カ所目となった市立函館病院の役割とは 道南の「がん拠点病院」に指定
木村  純(市立函館病院副院長)
■函館整形外科クリニックが6月15日に開院 人工膝関節とスポーツ整形を専門
大越 康充(函館整形外科クリニック院長)
前田 龍智(函館整形外科クリニック副院長)
■気管側壁欠損部の再建で優れた研究成果 日本外科学会研究奨励賞を受賞
小林  慎(函館五稜郭病院外科主任医長)
■市立函館病院で昨年から開始した乳がんの確定診断法 小さな傷の「マンモトーム生検」
中村麻名美(市立函館病院中央放射線部放射線技師)
■医療徒手リンパドレナージセラピストの資格を取得 がん術後のリンパ浮腫を治療
澤田真由美(北斗市在住の看護師)
■歯ブラシ選びの持ちやすさと磨きやすさを検証 市販の歯ブラシ50本を調査
向  宣男(向歯科診療所理事長)

尚、創刊号からのすべての号の目次は、「メディカルはこだて」のホームページで紹介している。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/medihako

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