北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
8月31日掲載のタイトルは「シャンプー無しの生活」。
雑誌や書籍などで編集者の記す「あとがき」が編集後記。これまでに55回書いてきたが、最も反響があったのは6年前。ある治療法を調べている過程で、医療者グループの「シャンプー無しの生活を営む」というネットの書き込みが興味深かったので紹介した。
「シャンプーを使用しない温水のみの洗髪」を続けているグループの師匠(医師)は「フケも痒みもなく、抜け毛も減少した」そうで、頭皮全域でフケの有無をデジタル顕微鏡を用いて観察することで確認。枕カバーに付く臭いも以前より少なくなった印象という。
この師匠に追随した医師は半年間シャンプーなしの洗髪を継続。シャンプー直後のさらさら感はないものの皮脂分泌の多さによる頭皮のトラブルは激減。別の医師は身体も湯洗いのみだが、すべすべ肌になった。
久し振りに会ったM子さんが「実はあの編集後記のおかげで」と教えてくれた。いろいろなシャンプーを使っても髪の状態に満足できなかったM子さん。当初はシャンプー不使用に抵抗があって、数日続けては断念。それでも自分には適しているはずと試行錯誤を重ねた。
辿り着いた結論はシャンプー使用は1週間に1回で、そのシャンプーも髪の毛だけで頭皮は温水。「明らかに以前よりも髪の毛がツヤツヤで、もう髪で悩まないことがすごくうれしい。何を選ぶかではなくて、使わないことだったのも意外な結末で考えさせられました」。
(メディカルはこだて発行・編集人)
8月31日掲載のタイトルは「シャンプー無しの生活」。
雑誌や書籍などで編集者の記す「あとがき」が編集後記。これまでに55回書いてきたが、最も反響があったのは6年前。ある治療法を調べている過程で、医療者グループの「シャンプー無しの生活を営む」というネットの書き込みが興味深かったので紹介した。
「シャンプーを使用しない温水のみの洗髪」を続けているグループの師匠(医師)は「フケも痒みもなく、抜け毛も減少した」そうで、頭皮全域でフケの有無をデジタル顕微鏡を用いて観察することで確認。枕カバーに付く臭いも以前より少なくなった印象という。
この師匠に追随した医師は半年間シャンプーなしの洗髪を継続。シャンプー直後のさらさら感はないものの皮脂分泌の多さによる頭皮のトラブルは激減。別の医師は身体も湯洗いのみだが、すべすべ肌になった。
久し振りに会ったM子さんが「実はあの編集後記のおかげで」と教えてくれた。いろいろなシャンプーを使っても髪の状態に満足できなかったM子さん。当初はシャンプー不使用に抵抗があって、数日続けては断念。それでも自分には適しているはずと試行錯誤を重ねた。
辿り着いた結論はシャンプー使用は1週間に1回で、そのシャンプーも髪の毛だけで頭皮は温水。「明らかに以前よりも髪の毛がツヤツヤで、もう髪で悩まないことがすごくうれしい。何を選ぶかではなくて、使わないことだったのも意外な結末で考えさせられました」。
(メディカルはこだて発行・編集人)