最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

peeps hakodate vol.49に紹介される。

2017年12月13日 09時33分01秒 | 函館・道南情報
peeps hakodate vol.49(最新号)が発刊された。
特集は『紙で伝える』。
昔と同じように紙のページをめくる私たちがいます。
かたや、ネットでの情報発信にくらべて、
圧倒的に時間がかかり、手間もかかり、金もかかる。
それでも紙でなにかを伝えようとする、地域の雑誌があり、
また作り手たちがこの街にいます。
   
作り手の一人として紹介されました。





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受刑者の出産

2017年12月13日 09時18分43秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
12月11日掲載のタイトルは、「受刑者の出産」。



 小泉今日子さん主演のテレビドラマ「監獄のお姫様」は、女子刑務所を舞台とした復讐劇だ。ドラマは見たことはないが、あらすじは脚本を務める宮藤官九郎さんが週刊誌のコラムで語っている。
 第4話では逮捕された妊婦が服役中に出産する。宮藤さんによると、女子刑務所には育児室があり、1歳半まで所内で子育てすることが認められているが、実際は外の病院で出産し、その後は服役が終わるまで親族もしくは乳児院などに引き取ってもらうのが大半とのこと。
 ドラマではどのような演出だったかはわからないが、女性受刑者が出産する際、2014年までその多くが片手に手錠をかけられ、手錠につないだ縄を刑務官が持っていた。刑事施設外で逃走の恐れがある場合は、手錠や捕縄を使用できると定められているが、分娩室から逃走するという設定や、手錠をしたまま出産する受刑者の精神的な負担に疑問を持つのが普通の考え方ではないのか。
 いつの時代かわからない慣習が見直されたのは、出産を控えた受刑者が手錠をしたまま出産することを事実婚の夫に手紙で伝えたことがきっかけだった。夫が関係機関に働きかけたことで、不安を訴えた受刑者の女性は手錠をせずに男児を出産したと報じられた。社会には悪しき慣習がはびこっている。それらを断ち切るのは弱者からの訴えではなく、現場の声として改善されるべきだ。(メディカルはこだて発行人・編集人)



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昆布温泉の鯉川温泉を訪れる

2017年12月13日 09時15分07秒 | 山歩き・散歩・温泉
10日は多くあるニセコの温泉の中でも最も好きな鯉川温泉を訪れた。


鯉川温泉

ニセコ町と蘭越町にまたがる「昆布温泉」は、ニセコ温泉郷の一つで湯治場として親しまれてきた。その中でも鯉川温泉は開湯明治32年と最も古い。
自家泉源から涌き出る豊富な湯量と効能は、道内でも指折りの名湯と知られてきた。
原生林に囲まれた広い敷地にある池には鯉が泳ぎ、滝も流れている。
男湯の内湯は浴槽が二つあるが、それは男湯が混浴だった名残のようだ。
露天風呂は敷地内を流れるニセコアンベツ川の支流が、湯船の前で小滝になっている。
ちんみに眺めは小滝の真正面になっている女湯側が良い。


鯉川温泉の露天風呂

長年、温泉旅館として営業をしてきたが、今年3月31日で宿泊営業を終了、日帰り入浴だけとなった。
著名な湯治場だけに惜しむ声は多い。
その代わり?ということかもしれないが、温泉内に温泉カフェ「こいかわ」がオープンした。
メニューは岐阜県飛騨市から取り寄せた麺を使用した「奥飛騨らぁめん」や「温泉たまごそば」「温泉たまごミルクセーキ」「濃厚プリン」など。




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第64号が函館新聞に紹介される

2017年12月11日 15時10分06秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第64号の紹介記事は下記の通り。



函館・道南地域の医療・介護・福祉の専門季刊誌「メディカルはこだて」の第64号がこのほど、発売された。
3回シリーズの最終回となる「後悔しない『終のすみか』の選び方 函館市の高齢者施設『最新情報』」では、整備が進んでいる日吉町の福祉コミュニティエリアについて詳しく紹介しているほか、函館市内のサービス付き高齢者向け住宅の最新事情を記している。
トピックス・リポートでは、髙橋病院がサービスを開始した「外来デマンドバス」の概要や、函館五稜郭病院が取り組むお薬手帳への「CKDシール」貼付のメリット、福島町が施行する「がんなんかに負けない基本条例」などの情報を取り上げている。(12月6日付の函館新聞より。一部省略)。



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病院では外国人の通訳で出産時の付き添いも

2017年12月06日 06時05分06秒 | メディカルはこだて
第64号ではECCジュニア教室講師の石川圭子さんを取材した。


ECCジュニア「小学校低学年クラス」でレッスン中の石川圭子さん。

「ノー、ジャパニーズ」。講師の石川圭子さんの声が少し大きくなった。見学したのはECCジュニアの小学校低学年のクラス。子どもたちの発音の良さには感心したが、最も驚いたのはネイティブ並みの発音をする石川さんの英会話力だった。函館中央病院へ入職後、平成17年には総合案内(総務課)へ異動。病院を訪れる外国人がいればいつも通訳を依頼されていた。同病院を訪れる外国人は月に10人程度。函館在住の外国人や観光客などだ。「医療現場での通訳は言葉の壁以外にも医療環境などの違いがあって難しい」と石川さんは話す。「体調の微妙なニュアンスを聞き取ることや、不安を取り除くための説明もしっかり伝えるようにしてきました」。
石川さんは函館市日本語教室の講師も10年以上務めていて、外国人の知人も多い。また、海外を訪れたことは30回以上。英語の他にはイタリア語やフランス語の教室でも学んできた。石川さんが講師を務めるECCジュニアの中道教室は、現在は毎週土曜日の午後、中道会館(中道2丁目)で行われている。クラスは「2・3歳児」と「小学校低学年」。「バラエティ溢れるたくさんの教材を使って、楽しくレッスンをしています。小さいうちから英語を使った遊びの世界に入ることで、発音も良くなり、英語への壁もなくなります」。




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市文学館で岡村昭彦の資料展が開催

2017年12月06日 05時06分09秒 | メディカルはこだて
第64号では栄文堂書店の佐藤純子さんを取材した。


岡村昭彦の長女・栄文堂書店の佐藤純子さん

米国のグラフ雑誌「ライフ」に南ベトナム戦線での写真が特集されるなど、世界的に知られた報道写真家・岡村昭彦(1929〜1985年)の函館での足跡や関わりなどを紹介する収蔵資料展が、函館市文学館(市内末広町)で9月9日から11月12日まで開かれた。
岡村は1945年東京医学専門学校(現東京医科大学)に進学するが、47年同校を中退する。中退の理由は学費値上げを企図した学校当局に反対して、学長である伯父の緒方知三郎の前で演説をしたことによる。52年東京で闇屋、役者、学者、労働者、職人などとの共同生活を送る。その後、新天地を求めて北海道へ渡り、その年の暮れからは函館郊外の当別トラピスト修道院に客室係として働いた。54年24歳のときに函館市内の十字街電停近くの書店「栄文堂」で働き、娘の斉藤和子さんとの間に長女・純子さんが誕生する。その後、離婚した岡村は母の住む浜名湖畔の舞阪町と函館を往来したりしながら、出版流通についての仕事やラジオドラマを書いていた。佐藤純子さんは2年前から岡村の著書や関連する雑誌等数10点を文学館へ寄贈してきた。今回はその資料を中心に写真や岡村に関する出版物、著者などが展示された。





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顔のむくみ、くすみを改善する美容鍼

2017年12月05日 17時25分54秒 | メディカルはこだて
第64号では鍼灸師の佐藤美紅さんを取材した。


美容鍼を施術中の佐藤美紅さん

幹線道路(赤川通)に面した富岡町に治療院「野分」がオープンして5年が経過した。和モダンな店舗併用住宅で印象的な丸窓のある佇まいから、和菓子屋と間違われることもある。「野分」の一番の特徴は美容鍼を中心とした施術で、特に女性からの人気が高い。
治療院を開業したのは鍼灸師の佐藤美紅さん。函館生まれの佐藤さんは函館東高校(現市立函館高校)を卒業後、北海道柔道整復専門学校(札幌市中央区)と北海道鍼灸専門学校(札幌市西区)を卒業し、柔道整復師、はり師、きゅう師の資格を取得した。小学校から始めたバレーボールを高校まで続けた佐藤さん。高校卒業後、当初の将来の夢はスポーツトレーナーだった。競技生活の中では怪我をすることも多く、整骨院の柔道整復師から治療を受けていた。柔道整復師、はり師、きゅう師は高校時代から目指していた資格だった。
「スポーツトレーナーの夢が変化したのは北海道鍼灸専門学校の卒業論文で美容鍼をテーマに選んだことがきっかけでした」と佐藤さんは話す。「卒業論文で美容鍼を知って以来、美容に興味を持つようになりました」。平成24年に開院するが、治療院は一般的な整骨院や鍼灸治療院のイメージではなく、女性もリラックスして通院・施術を受けることができる「半個室」を備えた治療院とした。





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ますます重要になる急性期病院の認知症看護

2017年12月05日 17時13分05秒 | メディカルはこだて
第64号では函館五稜郭病院南6病棟看護師の瀧渕修子さんを取材した。


認知症看護認定看護師の瀧渕修子さん(函館五稜郭病院南6病棟にて)

高齢者の4人に1人が認知症患者、またはその予備軍とされ、高齢化の進行に伴って認知症患者はさらに増加すると予想されている。函館市の高齢化率は平成26年に30%を超えたが、その後の高齢化も急速に進行、さらに高齢者人口に対して認知症高齢者の占める割合も全国平均を上回っている。
函館五稜郭病院は道南医療圏の急性期医療を担う病院だが、入院患者は高齢者の占める割合が高く、認知症患者も増えている状況にあることから、認知症患者を受け入れるための整備が求められている。昨年、同病院で認知症看護認定看護師の資格を取得したのが腎臓内科・心臓血管外科・呼吸器外科の混合病棟(南6病棟)に勤務している瀧渕修子さんだ。
 


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10月10日、函館新都市病院に小児科が新設

2017年12月05日 16時48分56秒 | メディカルはこだて
第64号では函館新都市病院小児科の依田弥奈子主任科長を取材した。


小児科専門医・指導医の依田弥奈子医師

函館新都市病院(原口浩一院長)は10月10日小児科を新設、常勤の小児科専門医による外来診療を開始した。昭和62年5月に開設した同病院は、道南医療圏における脳神経外科の基幹病院、函館市の2次輪番病院として、地域の救急医療の一翼を担い、急性期から回復期までシームレスな医療を提供している。
小児科主任科長に着任したのは市立函館病院小児科科長の依田弥奈子医師だ。今年3月には函館五稜郭病院の小児科が休診となるなど、地方都市における医師不足を背景とした小児科集約の流れは強まる傾向が指摘されている。同病院での小児科新設は地域の小児医療の役割分担に加えて、脳神経外科などを受診する子どもの治療に小児科医の関わることへの期待も大きい。



 

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後悔しない「終のすみか」の選び方。函館市の高齢者施設「最新事情」

2017年12月04日 17時38分10秒 | メディカルはこだて
第64号の特集は、後悔しない「終のすみか」の選び方。函館市の高齢者施設「最新事情」の最終回となる3回目。

地域福祉社会を実現するには公的な福祉サービスの充実だけではなく、市民やボランティア、企業など地域全体が主体となって支え合うことが必要だ。そして、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるような住まいや医療、介護、介護予防、生活支援サービスが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築が求められているが、今期計画の新規整備346床については、日吉町の福祉コミュニティエリアへの整備が優先されている。同エリアに整備される高齢者施設は、特別養護老人ホーム1施設100人、地域密着型介護老人福祉施設(29人以下特別養護老人ホーム)1施設29人、認知症高齢者グループホーム2施設36人、地域密着型特定施設入居者生活介護(29人以下介護専用型有料老人ホーム等)2施設58人の合計6施設223人となる。福祉コミュニティエリアの整備基本構想や福祉コミュニティエリアの整備にあたっての基本方針、開発事業者について、福祉コミュニティエリア整備事業の事業計画を紹介した。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは「高齢者住まい法」の改正により創設された介護・医療と連携し、高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅で、高齢者が安心して生活できる住まいづくりを推進するために制定された。
函館市は高齢者人口の増加によって高齢者施設のニーズはますます高くなっているが、後発のサ高住は入居者の確保に加えて、入居費用の価格競争などによって事業者の経営は厳しさを増している。入居当初は自立していた人も、高齢化により介護が必要になるケースは多い。このような介護の重度化へ対応するために、サ高住は診療所や訪問看護ステーション、ヘルパーステーションなどと連携することで、入居者の医療・介護ニーズに対応したサービスを提供することが不可欠だ。サ高住の出発点は、自立した生活を営むことのできる高齢者や介護度の低い高齢者など、比較的元気な高齢者を対象とした施設であったが、最近では施設によって受けられるサービスにも幅が出ているなど、その形態も多様化している。函館の41棟あるサ高住の中から、タイプの異なる「コレクトピア」(昭和4丁目)、「亀田日和」(昭和1丁目)、「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」(湯川町1丁目)などを紹介する。 


特集で紹介した福祉コミュニティエリアの整備事業計画





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