最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

第58号が函館新聞に紹介される

2016年05月31日 04時20分39秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第58号の紹介記事は下記の通り。



「函館・道南の医療・介護・福祉の専門雑誌「メディカルはこだて」の第58号が、このほど発売された。「今号では乳がんの手術で失った乳房を再建する『人工乳房(インプラント)について特集。北美原クリニックの早川善郎医師と函館五稜郭病院形成外科の石崎力久医長が連携する乳房再建を紹介した。この春に就任した国立病院機構函館病院の加藤元嗣院長、函館五稜郭病院の中田智明病院長の2人をインタビューしている。また、入院支援室を開設した函館渡辺病院や、外国人患者受入れ医療機関認証制度の認証を取得した函館新都市病院、はこだて地域医療連携実務者協議会(通称イカリングの会)が開業医に行った医療連携に関するアンケート結果を掲載している」(5月25日付の函館新聞より。一部省略)。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第58号が北海道新聞「みなみ風」に紹介される

2016年05月30日 20時04分43秒 | メディカルはこだて
北海道新聞「みなみ風」に掲載された第58号の紹介記事は下記の通り。



「道南の医療や介護、福祉などの情報を発信する雑誌「メディカルはこだて」の第58号=写真=が発行された。「人工乳房による『乳房再建』に高まる期待」を特集した。シリコンインプラント(人工乳房)による乳房の再建は、2013年から保険適用になった。特集では、北美原クリニックの早川善郎医師と、函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師の連携の取り組みを紹介している。二人は2年前から、根治性、整容性の両面での治療を目指して連携を進めている。また、トピックスリポートでは、4月から土曜日の診療時間を午後5時まで延長した函館のすすき小児科、返済免除のある看護学生向けの奨学金で学生を支援する函館渡辺病院など、四つの話題を取り上げた」(5月24日付の北海道新聞「みなみ風」より。一部省略)。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第58号の特集記事は、人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待

2016年05月24日 11時27分59秒 | メディカルはこだて
第58号の特集は「人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待 根治性と整容性の乳房治療で乳腺外科医と形成外科医が連携」。

乳がんの治療法は、手術や放射線治療、薬物療法(化学療法やホルモン療法)を組み合わせて行うが、最も基本となるのが手術である。手術は乳房をすべて切除する全摘手術(乳房切除術)と乳房を残す乳房温存手術がある。乳房切除の場合、自己組織を用いた乳房再建は保険診療で認められていたが、身体への負担が大きいため、ためらう患者は少なくなかった。保険適用前にもインプラントを用いた再建手術は首都圏などの一部の医療機関が行っていたが、患者は自費診療だった。こうした状況の中、2013年7月にインプラントによる乳房再建が保険適用となった。乳房再建は乳房切除で失った乳房の形を、手術でもう一度取り戻す治療(手術)だ。全国の医療機関の中には根治性と整容性の両方の達成を目指し、乳腺外科と形成外科の連携を進めているところがある。道南地区でも北美原クリニック乳腺外科の早川善郎医師と函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師の2人の医師は、2年前から乳房再建の連携を行っていることで、早期乳がん手術後の乳房再建を希望する患者からの期待が高まっている。


◎皮膚と乳輪・乳頭を残す乳輪乳頭温存乳腺全摘術を実施

早期乳がんの手術では、がん切除による根治率の向上が重視されるが、「患者が術後の乳房の整容性(姿や形を整えること)を要望する声もあることから、切除の範囲を出来る限り小さくする乳房温存術が現在の主流になっています」と北美原クリニック乳腺外科の早川善郎医師は指摘する。「以前は乳房温存率の高い医療機関が評価されるような傾向にありましたが、無理な温存手術による整容性や根治性の低下が問題になっています。人工乳房(インプラント)を使った再建手術が保険適用になって以降、無理な温存よりも全摘を選択する人が増えていますが、それは全摘後でも乳房再建のハードルが下がったことで安全性も同時に担保できることが大きな要因です。乳がんの治療法は、患者さんの価値観や要望が大きく関係しています」。


早川善郎医師(北美原クリニック乳腺外科)


◎乳房再建はシリコン製人工乳房のインプラントを用いて実施

乳房再建の方法は手術を行うタイミングや術式によって大きく分けられる。函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師は「タイミングには乳がんの手術と同時に行う方法と乳がんの手術後に一定の期間をおいて行う方法があります。術式では、患者さん自身の腹部や背中の組織を用いた自家組織による乳房再建、それとティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張器)とブレスト・インプラント(シリコン製人工乳房)を使うインプラントによる乳房再建があります」と話す。早川医師と石崎医師が協力して取り組んでいるのは、乳がんの手術後に一定の期間をおいて行うインプラントによる乳房再建だ。
「乳がんの手術後に一定の期間をおいて再建術を行う方法を二次再建と呼んでいますが、同時に行う方法に比べて、乳房を失ったことに関する喪失感はありますが、乳がん治療に専念できることや乳房の形などについて、患者さんの希望などを時間をかけて検討できる利点があります。また、自家組織による乳房再建との比較では、手術時間や入院期間が短く、手術による体への負担も小さいことが特徴です」。「乳房再建は乳腺外科医が乳がんの手術を行った後で、形成外科医によって行われます。再建の方法は患者さんそれぞれで違ってきますので、乳がんの手術の前に担当する乳腺外科医と形成外科医の両方によく相談をして、乳がん治療と乳房再建の方針を決めることが必要です。乳房再建によって明るく積極的な人生を過ごす時が訪れているのです」。


石崎 力久医師(函館五稜郭病院形成外科医長)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「メディカルはこだて」の春号(第58号)が発刊

2016年05月15日 16時36分39秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」の春号(第58号)が5月12日に発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待
根治性と整容性の乳房治療で乳腺外科医と形成外科医が連携

皮膚と乳輪・乳頭を残す乳輪乳頭温存乳腺全摘術を実施
早川善郎(北美原クリニック乳腺外科)

乳房再建はシリコン製人工乳房のインプラントを用いて実施
石崎力久(函館五稜郭病院形成外科医長)

【トピックス・リポート】土曜日は午後5時まで診療時間を延長
鈴木敞謙(すずき小児科院長)

【トピックス・リポート】「外国人患者受入れ医療機関認証制度」の認証を取得
大堀秀実(函館新都市病院事務部長)

【トピックス・リポート】薬剤師など医療関係者が抗がん剤を安全に使用するために
坂田幸雄(市立函館病院薬事係長)

【トピックス・リポート】返済免除のある看護学生向け奨学金で学生を支援
本間和浩(函館渡辺病院副看護部長実習・学生担当)

【ドクター・クローズアップ】わかりやすい説明と、適確な早期診断・治療を心がける
繁里龍夫(函館新都市病院副院長・整形外科科長)

「新院長」に聞く 消化器内科の常勤医師4人体制へ
加藤元嗣(国立病院機構函館病院院長)

「新院長」に聞く がん治療は道内トップクラスの成績
中田智明(函館五稜郭病院病院長)

【スペシャルリポート】開業医へ医療連携に関する「アンケート調査」を実施
はこだて地域医療連携実務者協議会(通称イカリングの会)

【ピックアップニュース】排泄ケアの質の向上を目指した取り組みに成果
岩本厚子(函館脳神経外科病院副看護部長)

【ピックアップニュース】患者の視線に立ったサービス改善を行う経営企画課の役割とは
船山俊介(函館五稜郭病院経営企画課長兼医療総合サービスセンターセンター長)

【インタビュー】お酒は飲まなくても脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎)に
原 信彦(はら内科クリニック院長)

米国発、空間を自由自在に動き回る新感覚のフィットネス
山崎恵子(アンティグラビティフィットネス函館・ヨガスタジオチャクラ代表)

いつの時代も目の前にいる患者は変わらない
中村幸子(函館市医師会病院看護部長)

函館渡辺病院は患者の入院をサポートする「入院支援室」を開設
堀川千恵(函館渡辺病院入院支援室)
三舩 恵(函館渡辺病院入院支援室)

「セラピア便り」  扇の要、函館から
平田 聡(特定非営利活動法人理事長)

痛みとしびれに画期的な治療の「遠絡療法」とは
久米 守(久米整形外科院長)

メアリー・エイケンヘッドにホスピスの原点を求めて
細野容子(元岐阜大学医学部看護学科教授・京都市在住)

お薦めの一冊 「羊と鋼の森」
日隠 修 (栄好堂美原店)

The 矯正インタビュー Before&After ⑭
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

診断・治療に能力を発揮するマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

本格的な歯のホワイトニングが自宅でできる「ホームホワイトニング」
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

東洋医学の治療院から 鍼灸マッサージの将来に向けて
益井 基(益井東洋治療院院長)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだ新幹線見物客が多い新函館北斗駅

2016年05月15日 13時57分46秒 | 函館・道南情報
3月開業後に初のゴールデンウイークを迎えた北海道新幹線の「新函館北斗駅」。
先週は道外の友人を見送りに訪れたが、駅は新幹線を見に来る人で混雑していた。


新函館北斗駅


駅駐車場の最上階

駅舎の周辺は田畑の広がる田園地帯。
殺風景な駅前で、ちょっと目を引く建物が「畑のレストラン ゆい」だ。
無農薬で美味しい自家栽培の野菜を食べさせてくれる。


畑のレストラン ゆい

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする