函館地検は2日、東京都内の水産会社への株式公開買い付け(TOB)公表前に株を取得するなどしたとして、金融商品取引法違反(インサイダー取引、情報伝達)の疑いで、水産卸・加工道内大手の三印三浦水産(函館)の三浦隆司専務(59)と、法人としての同社を在宅起訴した。認否は明らかにしていない。
起訴状などによると、三浦被告は水産物卸の東都水産(東京)の社外取締役を務めていた2020年9月、ASTSホールディングス(同)が、東都水産に対してTOBを行うとの情報を入手。10月20日までに三印三浦水産名義で東都水産株8千株を約2920万円で買い付けた上、知人に情報を伝え、知人は500株を約215万円で買い付けたとしている。
証券取引等監視委員会は1日、函館地検に告発していた。
(北海道新聞12月3日付朝刊より)
起訴状などによると、三浦被告は水産物卸の東都水産(東京)の社外取締役を務めていた2020年9月、ASTSホールディングス(同)が、東都水産に対してTOBを行うとの情報を入手。10月20日までに三印三浦水産名義で東都水産株8千株を約2920万円で買い付けた上、知人に情報を伝え、知人は500株を約215万円で買い付けたとしている。
証券取引等監視委員会は1日、函館地検に告発していた。
(北海道新聞12月3日付朝刊より)