最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

函館山ナイトハイク

2016年12月29日 12時18分14秒 | 山歩き・散歩・温泉
昨日は夕暮れ時に函館山へ。
週末には満杯となる駐車場は閑散としていた。
12月の日暮れは早い。



歩き始めて10分くらいで真っ暗になった。
ヘッドライトをつける。
20〜30㍍先の2つの小さな光りはキタキツネの目だろう。
つつじ山駐車場からは階段を登る。



街のきらめく明かりを引き立てているのは、闇の海ということがあらためてわかる。
津軽海峡対岸の大間(青森県)の明かりも印象的だった。
展望台は風が冷たくて寒かった。
帰りの登山道は、少し気味が悪いほど静かだ。
ライトも持たない男性が登ってくる。
挨拶をしたが、ほとんど返事らしいものはなかった。
外国人だったかもしれない。


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町立松前病院へ医師派遣再開へ

2016年12月26日 07時04分57秒 | 函館・道南情報
北海道新聞12月22日付の記事は下記の通り。



町立松前病院(八木田一雄院長)の前院長辞職で、同病院への医師派遣を取りやめていた市立函館病院は21日、来年から順次、再開することを決めた。循環器内科医は来年1月から月1回、小児科医は2月から週1回、各1人を派遣する。
市立函館病院は松前病院の前院長が7月末で辞職したことを受け、小児科医、循環器内科医、乳腺外科医各1人の派遣を8月末に中止した。今月13日に八木田新院長が就任し、当面の診療体制が固まったことから、循環器内科医は来年1月から第3金曜、小児科医は2月から毎週木曜に、各1人を派遣することにした。新規に薬剤師1人も不定期で派遣する方針。乳腺外科医については不明。



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町立松前病院の八木田新院長、町が人事発令

2016年12月17日 18時09分51秒 | 函館・道南情報
北海道新聞12月14日付の記事は下記の通り。



松前町は13日、院長不在が8月以降続いていた町立松前病院の新院長に、職務代理者の八木田一雄副院長を充てる人事を発令した。
石山英雄町長は同日開かれた臨時町議会で、八木田氏から6日に院長就任の了承を得たことを報告。今後の常勤医確保について「副院長(の肩書)での医師派遣の要請には限界があった。新病院長と連携し、道など関係機関に派遣要請していきたい」と述べ、地域医療の維持に全力を挙げる姿勢を示した。
院長はこれまで病院事業管理者を兼ねていたが、八木田氏は事業者就任は了承しておらず、町は、空席になる副院長ポストとともに、病院側と協議を続ける方針。



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「呼び覚まされる霊性の震災学」を読む

2016年12月11日 08時02分56秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
12月9日掲載のタイトルは、「呼び覚まされる霊性の震災学」を読む。



 「震災による死」に東日本大震災の当事者たちはどう向き合ってきたのか。東北学院大のゼミ生がフィールドワークを重ねて書いた卒論が、「呼び覚まされる霊性の震災学」(新曜社)として発刊された。
 わが子は記憶のなかで生きていると慰霊碑を抱きしめる遺族。津波の猛威を残す建物の保存で意見が対立する遺族や住民。学生たちは被災地の人びとに寄り添うようにして死を読み解いた。
 被災地では多くの怪奇現象が目撃されている。ゼミ生の工藤優花さんはタクシー運転手が体験した幽霊現象をテーマに選んだ。初夏に真冬のコートに身を包み「彼女は元気だろうか」と話す青年。気づくと姿はなく、座っていたところにはリボンの付いた小さな箱があった。彼女へのプレゼントだと思われる箱を運転手はタクシーに保管している。
 運転手の体験した幽霊現象は夢ではなく、メーター記録も残り、無賃乗車の扱いだ。幽霊現象で共通しているのは幽霊の見かけの年齢が低いこと。工藤さんは「疑問解決するヒントは無念の想い」と考えた。「運転手は亡くなった人たちの意思伝達の媒体となった可能性が高い」。タイトルの「霊性」とは人間の秘められた高次の感情で、生者と死者が呼び合い、現世と他界が共存する世界だと教えてくれる。
 これは「オカルト話」ではない。「死者が生きている」という思い。私は霊性という言葉から、人を悼む心の中の「時間」の流れについて考えた。
                                      (メディカルはこだて発行・編集人)


 呼び覚まされる霊性の震災学(新曜社、2376円)

呼び覚まされる霊性の震災学「目次」
はじめにー呼び覚まされる霊性(編者)
第1章 死者たちが通う街ータクシードライバーの幽霊現象・・・工藤優花
第2章 生ける死者の記憶を抱くー追悼/教訓を侵犯する慰霊碑・・・菅原優
第3章 震災遺構の「当事者性」を越えてー20年間の県有化の意義・・・水上奨之
第4章 埋め墓/詣り墓を架橋するー「両墓制」が導く墓守りたちの追慕・・・斎藤源
第5章 共感の反作用ー被災者の社会的孤立と平等の死・・・金菱清
第6章 672ご遺体の掘り起こしー葬祭業者の感情管理と関係性・・・小田島武道
第7章 津波のデッドラインに飛び込むー消防団の合理的選択・・・小林周平
第8章 原発避難区域で殺生し続けるー猟友会のマイナー・サブシステム・・・伊藤翔太郎
プロジェクトを終えてー東北学院大学 震災の記録プロジェクト



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町立松前病院の新院長に八木田副院長が就任

2016年12月11日 08時00分37秒 | 函館・道南情報
北海道新聞12月9日付の記事は下記の通り。



院長不在が8月以降続いていた町立松前病院(100床)の新院長に八木田一雄副院長が就任することが8日、分かった。町は13日にも八木田氏の院長人事を発令する。
前院長の木村真司氏は、病院の地方独立行政法人化について町と意見対立し、7月末で退職。別の常勤医1人も木村氏に呼応して7月中旬、辞職を決めた。副院長を含む常勤医4人が残ったが、相次ぐ辞職を懸念した町内会連合会が8月末、勤務継続を求める嘆願書を出す事態になっていた。
町は、後任の院長に、院長職務代理者になった八木田氏を軸に調整。八木田氏は、新体制での病院運営に一定のめどがついたことから今月6日、院長に就任することを石山英雄町長に伝えた。また他の常勤医3人が、今後も勤務を続ける意向であることも伝えた。
八木田氏は8日、北海道新聞の取材に対し「地域医療維持のために、微力ながら力を尽くしていきたい」と述べた。


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函館市長方針、中林副市長続投へ。病院経営再建に対応

2016年12月11日 07時59分14秒 | 函館・道南情報
北海道新聞12月9日付の記事は下記の通り。



函館市の工藤寿樹市長は、来年5月に4年任期の折り返しを迎える中林重雄副市長(67)を、来春以降も続投させる方針を決めた。中林氏は、任期2年を残し退任する意向だったが、工藤市長は、赤字が続く市立函館病院の経営再建などの課題対応のため、中林氏に翻意を促したとみられる。
市立函館病院は2014年度以降、3期連続の赤字が見込まれている。工藤市長は、行政経験の長い中林氏を続投させ、引き続き病院局を担当させるのが得策と判断したようだ。中林氏は世代交代を図るため、来春で退任する意向を周囲にもらしていた。
中林氏は、工藤市長初当選後の2011年5月に、片岡格氏(62)とともに副市長に選任され、現在2期目。


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第60号が北海道新聞「みなみ風」に紹介される

2016年12月08日 17時52分53秒 | メディカルはこだて
北海道新聞「みなみ風」に掲載された第60号の紹介記事は下記の通り。



道南の医療や介護、福祉の情報を発信する雑誌「メディカルはこだて」の60号が発売された。編集人の塚本敦志さんは「これからも読者の声を聞きながら、誌面に反映させていきたい」と話している。
同誌は2001年9月に発刊。塚本さんが取材から編集まで1人で手がけて年に4回発行しており、別冊も5回出している。近年は読者から聞かれることが多い「がん」について取り上げることが多く、治療法だけではなく、各病院の取り組みや仕組み、患者会の活動、診断以降の支援など、がんに関する話題を多面的に紹介する。
60号の特集は「糖尿病性腎症重症化予防へ積極的な取り組みを展開〜日本慢性疾患重症化予防学会道南支部の活動に注目〜」。函館稜北病院、函館五稜郭病院が実施している取り組みを紹介している。
また、トピックスリポートではカプセル内視鏡の導入した国立病院機構函館病院院長や、道南で唯一「子育てサポート企業」に認定された函館脳神経外科病院など四つの話題を取り上げている。
塚本さんは「年間4回の発刊を15年続け、ようやく還暦の60号までたどり着くことができた。100号を目指したい」と話している(12月6日付の北海道新聞「みなみ風」より。一部省略)。




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自治労が道に町立松前病院医師増員求め署名提出

2016年12月03日 20時35分14秒 | 函館・道南情報
北海道新聞11月30日付の記事は下記の通り。



自治労は29日、札幌市内の道議会庁舎を訪れ、松前町の町立松前病院の医師増員を求めて町内で集めた署名4059筆を提出した。
同病院は院長や医師の辞職が相次ぎ、診療体制の縮小に直面している。署名は髙橋はるみ知事宛ての「町立松前病院の医療機能の充実と医師が働きやすい環境を求める署名」で、医師増員に向け道が関係機関に働き掛けるよう要請。自治労などでつくる署名実行委が19〜28日に同町内を回って集めた。
署名は29日開会の定例道議会に合わせ、道保健福祉部の粟井是臣・地域医療推進局長に手渡した。自治労は「地域住民の声が届いたと強く感じた。道として取り組んでいただけると確信している」としている。




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市立函館病院の本年度収支は9~10億円の赤字見通し

2016年12月02日 16時27分40秒 | 函館・道南情報
2016年11月30日の北海道新聞の記事から。



函館市病院局は29日、市立函館病院の2016年度収支が当初予算で見込んだ500万円の黒字には及ばず、前年度並みの9~10億円の赤字となる見通しを示した。入院患者数が予算目標を下回ったことが主な要因。14年度以来3期連続の赤字となることが確実となった。
市議会民生常任委員会で市病院局が上半期(4~9月)の事業実績を報告し、見通しを示した。
市病院局によると、上半期の1日平均の入院患者数は408.1人で、目標とした471人より62.9人少なく、前年同期の425.1人より17人少なかった。
函館病院では改築工事などで14年に入院を制限した結果、1日平均の入院患者は467人(予算目標486人)にとどまり、同年度決算で赤字に転落。15年度上半期もいったん離れた患者が戻らず425人だったが、15年度下半期に470人近くに回復したため、16年度の目標を471人に設定した。
だが、本年度に入り、医師の退職や交代などが相次いだ。診療科によっては体制の縮小を余儀なくされた結果、上半期は患者数が目標に達しなかった。15年度からは精神科の医師が1人体制に減少し、入院患者の受け入れを停止していることも影響しているという。
病院局は今後の対策について、精神科は18年度をめどに医師を増やし、入院患者の受け入れを再開させる方針。ほかの診療科でも、医師の確保に向けて大学の医局に協力を求めていくとしている。

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