最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

緑の島

2013年07月13日 06時24分18秒 | 函館・道南情報
先週、天気のよい夕方に緑の島を訪れた。
緑の島は函館港の整備による浚渫土砂を使用して作られた小さな人工島。
広さは約8ヘクタール。ちなみに東京ドームは5ヘクタール弱とか。

この緑の島で今月27日と28日、函館市出身のロックバンドGLAYのライブが開催される。
2日間で市内の宿泊能力の倍以上となる5万人が函館を訪れる見通しだ。
緑の島の中央部に立つ。

 芝生の部分

南側には芝生があり、北側には駐車場などがある。

 北側

まだハマナスが咲いていた。

 ハマナス

ピンクを薄くした白っぽいタニウツギもある。タニウツギは開花期が田植えシーズンと重なる地域では「田植え花」とも呼ばれている。

 タニウツギ

海上自衛隊の船は「掃海艇」で、函館(基地隊)には掃海部隊が駐留している。
掃海艇とは機雷を処分して航路の安全を確保することを任務とする艦艇。

 掃海艇

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「患者さま」と「患者さん」

2013年07月02日 18時20分40秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。7月1日掲載のタイトルは「患者さま」と「患者さん」。



 異業種から世の中の流れにも後押しされて医療を対象とした雑誌を発刊したのが12年前。ちょうどそのころ「患者さま」と呼ぶ医療機関が増えてきた。一説では2001年厚生労働省が当時の国立病院に対し「患者の姓名には『さま』を付けましょう」としたことが発端とか。これにより医療機関では患者の姓名ばかりか一般名称の「患者」にも、「患者さま」を付けるようになったらしい。
 「患者さま」という表現には違和感が強い。患者とは心を串刺しにされた者であり、悪い印象を与える言葉に「さま」を付けるのはおかしいとの指摘には同意見の人は多いはず。
 ホテルや百貨店などが用いる「お客さま」と同様、あたかも歓迎されるかのように「患者さま」と呼ばれたり、掲示物やホームページに「患者さま」と書かれてあるのを目にして、それが丁寧であって好ましいと感じる人は少ないだろう。
 数年前から道外では「患者さま」を「患者さん」に戻す医療機関も多くなった。「患者の皆さん」と表現する病院もある。函館のある病院は20年以上も前から「患者さま」と表現してきたが、今年3月から「患者さん」、患者の姓名も「さん」と呼ぶように統一した。
 「さま」という言葉は敬うために使用するが、「患者という言葉に、いくら『さま』をつけてもらっても少しもうれしくないし、敬うことにはならない」と知人は言う。こうした違和感に医療者も気づいてくれたことはうれしかった。
                                           (メディカルはこだて発行・編集人)

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