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創刊から6年目を迎えた「メディカルはこだて」の第23号が発刊となった。
特集は「専門医」に聞いてみる。
日本の専門医制度は米国のそれとは異なり各学会が独自に専門医認定の基準を決め、しかもその基準は学会によってばらつきがあった。こうした状況のなか、医療の質を保つために専門医認定制機構が中心となってさまざまな改善が行われてきた。加盟する学会を基本領域とサブスペシャリティに分けてその関係を明確にした「2階建て制」は、専門医資格と診療科の一致を目指すものである。
専門医の質を高く保つために最も望ましいことは、学会ではない第三者機関が専門医を認定すべきだと言われている。また専門医制度は技術的レベルを評価すべきとの声も強い。こうした日本の専門医制度は様々な問題点を抱えているが、少しづつ改善されている過渡期にあるようだ。こうした専門医制度の現状や問題点などを函館市内の循環器、小児科、外科、脳神経外科、整形外科の7人の専門医に聞いてみた。取材をまとめるのはこれまでで最も苦労したかもしれません。
特集とトピックス・リポートの目次は下記の通り。
<特集>「専門医」に聞いてみる
■循環器専門医 地域医療に見合った専門性が必要
老松 寛(函館五稜郭病院副院長)
■小児科専門医 専門医制度によって小児科医全体がレベルアップされる
山田 豊(函館中央病院副院長)
■外科専門医 外科では手術件数や手技をきちんと評価した専門医制度へ
本原敏司(函館市医師会病院院長)
■外科専門医 治療成績と結びつくような専門医制度がつくることが必要
木村 純(市立函館病院医療部長)
■脳神経外科専門医 脳神経外科専門医の難しい試験が医師の質を維持している
川口 務(函館赤十字病院脳神経外科部長)
■脳神経外科専門医 メスも握り、カテーテルも操る二刀流の脳外科医として
久保田司(函館脳神経外科病院脳卒中センター長)
■整形外科専門医 手術例など厳しい条件のある「脊椎脊髄外科指導医」とは
金山雅弘(函館中央病院整形外科科長)
<トピックス・リポート>
■成長期の女児に多い脊柱側弯症
橋本友幸(函館中央病院病院長)
■医療画像の画質技術や検査有用性の全国コンテストで準優秀賞を受賞
松崎隆幸(脳神経セントラルクリニック院長)
砂子豊晴(脳神経セントラルクリニック診療放射線技師)
■胃カメラ検査に甘い麻酔剤
原田博幸(はらだ内科消化器科クリニック院長)
■市立函館病院の「市民公開がん講座」に130人が参加橋本友幸(函館中央病院病院長)
岡田晋吾(北美原クリニック理事長)
笹原理恵(函館訪問看護ステーション所長)
尚、創刊号からのすべての号の目次は、「メディカルはこだて」のホームページで紹介している。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/medihako