最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

沢コースを登り尾根コースを下った乙部岳

2010年07月27日 10時16分01秒 | 山歩き・散歩・温泉
もう3週間以上も前になるが、乙部岳を登ってきた。
1000mを超える乙部岳は乙部町と厚沢部町の境界にある山で、
江差に向かう国道227号の厚沢部町を過ぎると特徴ある頂上部を持つ山の全貌が見えてくる。
義経伝説のある山としても有名で、山の中腹には祠が祭られている。
下の写真は厚沢部から五厘沢への途中で風車の奥にうっすらと見える乙部岳。



登山道は2本ある。「沢コース」を登り「尾根コース」を下ってきた。
頂上での休憩を含めて往復約6~7時間。
トレーニングという言葉とは無縁の中年山歩き愛好家(一応)にとっては厳しい山である。

最初は杉林の急な斜面を登り、すぐに姫川の支流に出会う。
ここからしばらくは沢に沿って歩いていく。
見上げる稜線はまだまだ遠く先にある。



途中、7~8回は徒渉を繰り返すが、一度石の上で滑り左足が膝下まで水の中に入ってしまった。
40~50分で「行者洞」へ。座禅は可能なくらいの大きな岩のすき間がある。



沢の水が細くなっていくのと比例して斜面もどんどん急になっていく。
足の止まる回数も増えてくる。
大きな岩塔が目の前に現れると稜線まではもう少しだ。
稜線に出るとやはり気分が違う。
尾根の途中に「尾根コース」の合流地点がある。



天気はよいが遠くは靄がかかっている。
腹部までたっぷり汗をかいて頂上に到達。
すぐ先にはレーダー雨雪量観測所の建物がありその下で休む。



帰りは「尾根コース」へ。
アップダウンが連続する尾根の道に息もあがる。
辛いと嘆く膝や太股を騙しながら斜面を下り続ける。
ヒグマの糞も目立つ。ようやく登山口の鳥居が見えた。
鳥居の前で細々と飲んできた水の残りを一気に飲み干した。

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