東京都内の精神科病院で2023年6月、入院していた当時50代の男性患者が心筋梗塞で死亡したのは、病院側による不適切な身体拘束などが原因として、病院に勤めていた女性看護師が30日、男性病院長に対する業務上過失致死容疑の告発状を警視庁に提出した。記者会見して明らかにした。病院は取材に「担当者が不在でコメントできない」とした。
告発状などによると、男性患者は22年10月に精神障害の治療が必要とされて入院。23年1月から他の患者と隔離され、5月以降は別の看護師らが身体拘束を実施。男性患者は6月に心筋梗塞で死亡したとしている。
会見で看護師は、男性患者が嘔吐や胸の痛みを訴え続けていたのに適切な検査が行われなかったと説明。「身体拘束をする必要性は低く、病院側の過失は大きい」と訴えた。
(9月2日共同通信社)
告発状などによると、男性患者は22年10月に精神障害の治療が必要とされて入院。23年1月から他の患者と隔離され、5月以降は別の看護師らが身体拘束を実施。男性患者は6月に心筋梗塞で死亡したとしている。
会見で看護師は、男性患者が嘔吐や胸の痛みを訴え続けていたのに適切な検査が行われなかったと説明。「身体拘束をする必要性は低く、病院側の過失は大きい」と訴えた。
(9月2日共同通信社)