最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

「メディカルはこだて」第78号が発刊

2021年06月30日 22時35分15秒 | メディカルはこだて
函館・道南の医療・介護の雑誌「メディカルはこだて」第78号が発刊しました。
現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。



【トピックスニュース】
障害者の就職をサポートする就労移行支援事業所。利用者の目的やペースに合わせて一緒に計画を立てる
田中奈緒(函館五稜郭病院呼吸器内科病棟看護師)

【トピックスニュース】
摂食嚥下障害患者のQOLの維持・向上に努める。栄養摂取が不良となり、誤嚥や肺炎の危険性が増加
中川愛子(障害福祉サービスほっぷ管理者)

広がるロボット支援手術 大腸がんにも導入
木村聡元(函館五稜郭病院外科主任医長)

岡村昭彦の研究誌「シャッター以前」vol.7が出版
岡村は主婦や看護師などとの勉強会やゼミを各地で開催

【新副院長に聞く】
東京医科大学教授から市立函館病院副院長に就任
今泉 均(市立函館病院副院長

冬の「雪かき」から解放
函館もロードヒーティングの一般家庭が増加
斉藤明紀(株式会社東商建設住宅事業本部設計担当部長)

【ドクタークローズアップ】
旭川医科大学血管外科から市立函館病院へ。下肢切断と診断された全国の多くの患者を救済
古屋敦宏(市立函館病院心臓血管外科科長)

【ドクタークローズアップ】
神奈川県から「縁」があり、函館新都市病院へ。病気を乗り越えた時にはすべてがギフトに
竹林英理子(函館新都市病院皮膚科科長)

【ドクタークローズアップ】
歯科口腔外科の「口の痛み・違和感外来」を担当。舌痛症などの歯科心身症の改善を目指した治療
三河洋平(国立病院機構函館病院歯科口腔外科)

【新連載】
昭和書房「松井社長」のオススメの本と雑誌
松井靖介(昭和書房代表取締役)

【トピックス・リポート】
市立函館病院は特定行為研修の指定研修機関に認定。看護師が医師の判断を待たずに一定の診療行為が可能
益子 健(市立函館病院看護局長)
新田義博(市立函館病院副看護局長)

【トピックス・リポート】
腎移植は腎不全に対する唯一の根本的治療法
親子間移植より夫婦間移植が増えている生体腎移植。患者や家族の悩みや不安に対応する腎移植相談外来
福澤信之(五稜郭ネフロクリニック副院長)

【トピックス・リポート】
がん検診追跡調査で受診者のフォローアップ
子宮がん検診精密検査の受診率向上の取り組み検証で。昨年開催の人間ドック学会で「優秀口頭発表賞」を受賞
中宮早紀(函館五稜郭病院健康管理センター保健師)

身近な漢方医学の知識 フレイルと漢方薬
久保田達也 (久保田内科医院院長)

これからの「歯列矯正」の話をしましょう (9) 不正咬合の原因を探れ!
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

令和3年度函館口腔保健センター関連事業における変更内容
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

「舌ブラシ」や「舌クリーナー」などの専用製品を使用
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

「歯」を失う原因は「歯周病」「むし歯」「破折」
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

東洋医学の治療院から いにしえに想いを馳せる
益井 基(益井東洋治療院院長)

楽しく楽ちんな母乳育児をトータルケア
笠原視砂子(かさはら母乳育児助産院)


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この人を忘れてしまう日が来るのか

2021年06月20日 10時16分38秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
6月7日掲載のタイトルは「この人を忘れてしまう日が来るのか」

 「ベルサイユのばら」で知られる漫画家、池田理代子さんが歌集「寂しき骨」を出版した。池田さんは47歳で突然、東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はオペラ歌手として舞台に立った。オペラ歌手の挑戦は世間を驚かせたが、新たな挑戦の成果である歌集はあまりにも正直で熱い気持ちを見せてくれたことに心を動かされる。
 寂しき骨というタイトルを付けたのは、第1章の「父と戦争」にその理由が書かれている。父の最後の入院では一番親不孝だった池田さんがみとることになった。
<会話なき病室に夕翳(かげ)り来て 確かに聞いた「お前が娘でよかった」>
 1947年生まれの池田さんは60歳の時にオペラの稽古場で彼と出会った。年齢を尋ねると25歳も若い。絶望に打ちのめされ、身をよじるようにして泣きながら初めて神を恨む言葉も口にした。苦しさに耐えられなくなり、彼の前から姿を消したが、あまりにも続く彼からの電話とメールにすべてをぶちまける。彼は「僕もあなたが好きですよ」と返した。
<悠然と二十五年を遅れ来て 我を愛すとなど君のいう>
 先に老いる現実は不安で切ない。
<この人を忘れてしまう日が来るのか いつか私でなくなる時が>
 「私でなくなる」とは彼を愛する私がいなくなること。その日まで愛し続ける自信があるのだ。(メディカルはこだて発行人・編集人)

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