最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

第40号(夏号)が函館新聞に紹介

2011年08月12日 17時08分49秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第40号の紹介記事は下記の通り。



 「今号は、前号に続き新たに開発された治療薬について特集。アルツハイマー病の治療薬として今年から承認されたレミニール、メマリー、イクセロンパッチの3薬、脳卒中を予防する抗凝固薬プラザキサ、消化器がんの進行を抑える分子標的薬を紹介し、実際に使用している医師が効果を解説している。
 東日本大震災の被災地の医療や保健活動の支援に当たった函館渡辺病院の精神保健福祉士や市立函館保健所の保健師にインタビューし、被災地の現状や必要な支援を伝えた。
 今号から、障害者の就労支援をするNPO法人「セラピア」の平田聡理事長が執筆する新コーナー「セラピア便り 扇の要、函館から」がスタート。障害者を雇用し、いか型たい焼き『いか姫』を考案したことなどを記している」(8月11日付の函館新聞より。一部省略)

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火口の稜線を登るイワオヌプリ

2011年08月10日 18時23分32秒 | 山歩き・散歩・温泉
8日はイワオヌプリを登る。
ニセコは快晴だ。
駐車場から川(ニセコアンベツ川)に架かった橋を渡ると、石の階段が続く。



高さのある石段もあって、足を上げる動作がきつい。
登り切ると登山届けのポストがある。目の前にニセコアンヌプリがどかんと聳えている。
気温も湿度も高く、ここに来るまでに汗びっしょりだ。
石の次は木(丸太)の階段だ。

 駆け上がる人

木段が終わると、低い木の中を道が続き、それからやや急な石の斜面が続く。
開けた場所で休憩する。少し進みイワオヌプリ分岐を右へ進む。

 イワオヌプリへの分岐点

ごろごろと転がりそうな大きな岩の間を進む。
ところどころ岩にペンキで矢印が印されているが、歩きやすいところを選んで登る。



火口の淵に達すると右奥に頂上が見える。

 頂上とニセコアンヌプリ

火口を囲む稜線は左右どちらからでも歩けるが、左周りで頂上を目指す。
眼下に見える大沼の水が涼しそうだ。

 中央は大沼

少し黒っぽい雲が近づいてきて直射日光を避けることはできたが、それでも暑い。
頂上では先に登っていたカップルからカメラを頼まれた。

 イワオヌプリ頂上

頂上で火口を見下ろしながらしばらく休む。



登ってくる人が小さく見える。
頂上から火口そばまでの下りは早い。
女性3人組が登っていく。



下山後は、ニセコ昆布温泉「ホテル甘露の森」で汗を流す。
入浴料800円はニセコの日帰り温泉(入浴料金)の中でも最も高い施設のひとつだろう。
通路の壁にはニセコの風景写真が飾られている。
露天のあるテラスから外を眺める気分はよかった。

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東大沼キャンプ場での休息

2011年08月07日 14時16分18秒 | 山歩き・散歩・温泉
6日は駒ヶ岳を登ってきたが、サウナの中を歩いてるような暑さだった。
それでも大量の汗は気持ちがよい。

下山後は東大沼キャンプ場の木陰でのんびりとしていた。
ここのキャンプ場はテントサイトだけの施設だが、道内外のキャンパーに人気が高い。
その理由は利用料金が無料であること、明るく開放的な湖岸や木々のある草地など
好みに応じたサイトの選択肢があること、トイレや炊事場が充実している、
そして早朝の霧にかすむ幻想的な大沼の雰囲気が多くのキャンパー達に愛されてきた。



昔は通年を通して住み着いてしまった人もいたようだ。
沼の水はかなり濁っているが、昔はとても澄んでいた記憶がある。
30年以上前までは泳いでいる人もたくさんいた。



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第40号(夏号)が発刊

2011年08月07日 12時26分01秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」第40号(夏号)が7月下旬に発刊した。



特集は「続々登場する新薬で診療が変わる」の『下』

ここ数年、さまざまな診療科の多くの領域で新薬が登場、薬物治療は大きな転換期を迎えた。
アルツハイマー病については日本では1999年発売のアリセプト以来、この薬しか使えない状況が
続いてきたが、今年からレミニール、メマリー、イクセロンパッチが承認されたことで、
アリセプトを含めた世界の標準的治療薬のすべてが日本でも使えるようになった。
血管を詰まらせる血栓をできにくくして脳卒中を予防する抗凝固薬としては、ワーファリンが
半世紀以上も前から使われてきた。この抗凝固薬の領域に今年3月下旬プラザキサが発売された。
ワーファリンの欠点を克服したとされる新薬の登場は心房細動治療への期待が高い。
がん治療の三本柱は手術、放射線治療、化学療法である。このうち化学療法とは、がんに作用する
抗癌剤を使ってがん細胞を死滅させたり、がんが大きくなるのを抑える治療だ。
この抗癌剤については、胃癌や大腸癌など消化器癌で次々に新しい薬が承認されるようになり、
化学療法の治療成績向上が期待されている。

■新薬発売でアルツハイマー病の選択肢広がる危険因子は糖尿病や高血圧などの生活習慣病
三上昭廣(函館渡辺病院名誉院長)

■心房細動治療で納豆を食べても大丈夫ワーファリンに代わる新薬プラザキサが注目
遠藤明太(北美原クリニック院長)

■分子標的治療薬の相次ぐ承認などで消化器癌化学療法は大きく前進
畑中 一映)市立函館病院消化器病センター消化器内科主任医長)

次号(第41号)は10月末の発刊予定。

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自生するブナ林の北限

2011年08月06日 04時16分57秒 | 山歩き・散歩・温泉
6月下旬、黒松内町の歌才(うたさい)ブナ林(面積92ヘクタール)を歩いてきた。
歌才ブナ林は日本のブナ林の自生北限ということで、昭和3年に国の天然記念物に指定されている。
ブナ林入り口のそばには広い駐車場がある。



最初はトドマツの林を15分ほど歩く。
木の橋のある川(歌才川)を渡るとブナの原生林だ。



ここから林の終点までは約45分。アップダウンもあって小さな山登りだ。
ブナは温帯で生育する代表的な樹木で、北海道に上陸した後は、約700年前に黒松内まで
到達したとされている。

ブナの葉が木々の間を埋め尽くすように広がっている。
木の肌を覆う地衣類は、葉の緑と絶妙なコントラストをなしている。



丘陵地に残ったブナの木を眺めているのは至福の時間だ。



終点に近づくと道は平坦になる。



歌才ブナ林は、これまで2度の伐採危機を乗り越えてきた。
太平洋戦争末期に飛行機のプロペラ材として伐採されそうになったこと。
それと昭和29には当時の村が財政赤字解消のために天然記念物指定の解除を働きかけたときだが、
地元住民の反対によって伐採計画が阻止されている

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砂と小石だらけの道を登る駒ケ岳

2011年08月04日 17時56分42秒 | 山歩き・散歩・温泉
ニセコアンヌプリの翌週は駒ヶ岳を登ってきた。
昨年、入山が規制されていた駒ケ岳の登山が一部解除された(一般登山者の入山は1998年以来)。
今年は6月1日から10月中旬までの全日(時間は午前9時から午後3時まで)、標高900mの「馬ノ背」まで登山が認められている。
登山ができる地点は赤井川登山道(森町字赤井川)と銚子口登山道(七飯町字大沼)。

赤井川ルートへ。ここは6合目駐車場まで車両での入山可能だ。
入山届出は「大沼国際交流プラザ」へ提出することになっているが、
当日に各登山口でも行っている(登山条件には携帯電話の持参が必須)。

駐車場のある登山口で名前や住所、携帯番号等を記入する。
砂と小石が混ざった登山道を登ると、すぐに尖った剣ケ峯が見える。

 6号目付近から眺める剣ケ峯

ほどなくと銚子口からのコースと合流する。
観光がてらのような軽装なカップルは苦しそうだ。
高度が上がると大沼と小沼がよく見える。遠くには函館山が霞んでいる。

 大沼と小沼、中央奥が函館山

1時間ほどで馬ノ背に達する。現在、登山が許されているのはここまでだ。

 尖った剣ケ峯

剣ケ峯を眺めながら岩に腰かけて水を飲む。
奥にある砂原岳まで行くことができないのも残念だ。
火口原の横を過ぎて砂原岳へ行く道を歩いていると、映画の「猿の惑星」の
岩だらけの荒涼とした場面をよく思い出した。

 砂原岳

下りは早い。駒ケ岳はやはり湖畔から登る銚子口コースの方が楽しめる。

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快晴のニセコアンヌプリ

2011年08月03日 07時15分30秒 | 山歩き・散歩・温泉
6月中旬の週末、ニセコアンヌプリを登ってきた。
国道5号から昆布町で左折、湯の里の辺りで空は白い霧におおわれている。
以前にも同じような空模様でアンヌプリを目指したときには、
登山口は濃密な乳白色の世界(視界は数10メートル)で、諦めたことがある。
今回は空の所々に青い部分が見えたので、晴れることを期待して登山口へ向かう。
「雪秩父」を過ぎても霧は晴れないが、登山口のある「ニセコ山の家」の直前で、
霧がすっと晴れた。雲海の上に出たのだ。頭上には青空が広がっている。

キャンプ場の下にある有料駐車場はほぼ満杯だったが、1台分の空きを見つけて停める。
登り始めはぬかるんだ所が多い。

登山口

15分ほど歩くと登山道は根曲がり竹の中を通る。
ほぼ快晴の中で気温もぐんぐん上がっているようだ。
石や岩の多い斜面が続く。途中で小さな男の子を連れた家族が休んでいた。

 岩石が多い

途中、頂上を見上げると双耳峰と言われているのがよくわかる。

 よく目立つ双耳峰

つづら折りの急な斜面では立ち止まっている人も多い。
頂上にある避難小屋が見える。頂上まで1時間30〜40分だ。

 頂上までもう少し

頂上にはすでに20〜30人はいる。そして休んでいる間に次々と登ってくる。

 山ガールも多いかが、年配者も多かった

山ガールのグループが多い。頂上はあっという間に賑やかになった。

 ニセコアンヌプリ頂上(1308.5㍍)

目の前にあるはずの羊蹄山は雲で見えない。
西側はニトヌプリ、チセヌプリ、目国内岳などのニセコの山々がところどころ雲に隠れながらも
見ることができる。

 西へ連なるニセコの山々

頂上でのんびりと過ごす。陽射しは強いが座っている限りはそれほど暑くは感じない。
下山中もたくさんの人が登ってきた。

下山後は蘭越町で蕎麦を食べる。
蘭越町は「らんこし米」で有名な米どころであるが、蕎麦も栽培していて、
その蘭越産十割蕎麦を食べてきた。シンプルな見かけだが、蕎麦のおいしさを堪能できた。

 蘭越産十割蕎麦

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