最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

取材中に取材される

2015年09月26日 12時42分26秒 | メディカルはこだて
昨日は「産後ママヨガ」を取材したが、取材中にスタジオの人に取材をされた。



産後ママヨガwithベビーは、生後2カ月から7カ月頃までのベビーとママが対象。
「首が座っていなくても大丈夫」と講師のKさん。
「赤ちゃんと楽しくふれあい、コミュニケーションを深めると同時に骨盤底筋群を意識して産後のからだを回復させます」。
Kさんは市内の病院に勤務する助産師で、このスタジオでは他に子連れママヨガ(生後7カ月以降の子どもとママ)やリラックスマタニティヨガも指導している。

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「生と死を考える会全国協議会」の全国大会が開催

2015年09月25日 17時51分04秒 | 生と死を考える会
 「生と死を考える会全国協議会」(事務局・神戸市灘区)の全国大会が19、20両日、函館市内で開かれた。上智大学の哲学教授(現在は名誉教授)アルフォンス・デーケンさんは、1982年同大学で「生と死を考えるセミナー」を開き、死別体験の辛さを抱える人や病名を告知できないまま末期患者を看護している人たちの悲嘆と苦悩について語り合う場を持った。このときの反響があまりに大きかったため、デーケンさんは翌83年東京で「生と死を考える会」を始めた。会の目的はデーケンさんの提唱する『死への準備教育』の一環として、人間の生と死に関して様々な面から考え、学び、行動する開かれた場を全国的に展開すること。道南支部(山田豊会長)がスタートしたのは平成8年8月。函館で全国大会が開催されるのは2006年以来9年ぶりで、「若ものと語るいのちの話」をテーマに市民公開講演などが行われた。
 19日は函館中央病院で運営委員会と3つのテーマに分かれた分科会、全国協議会総会が行われた。またデーケンさんからは「ボランティアのこころ~ユーモアのすすめ~」と題する講演があった。

 1932年ドイツ生まれのデーケンさんは、今年3月に日本で司祭にとなって50周年を迎えた。大学で「死の哲学」や「人間学ぶ」などを教えながら、「よく生き 良く笑い よき死と出会う」「死とどう向き合うか」など著作は多数。全米死生学財団賞や菊池寛賞、ドイツ連邦共和国功労十字勲章、東京都文化賞、若月賞など受章歴も多数ある。


アルフォンス・デーケンさん

 20日は市民会館を会場に、午前中は函館西高生のウェストヒルズプロジェクト(WHP)が「命について~高校生ができること」をテーマに活動している取り組みを紹介した。WHPとは函館西高生が自らイベントを企画・運営する有志団体で、平成22年度に発足。今回は西高生が病院で医療者などに話を聞くなどして作成したビデオ上映とディスカッションが行われた。道南・生と死を考える会では、今回の全国大会に合わせて青少年を対象にエッセーを募集した。エッセーのテーマは「あなたにとって大切ないのち」。道南在住や道南出身の12歳から25歳までの青少年を対象とした。審査の結果は最優秀賞と優秀賞の該当作品はなく、3編が佳作に選ばれ、当日出席した21歳看護師の佐藤舞波さんの表彰式と、佐藤さんのエッセーである「今を生きる大切さ」が朗読された。
 午後はオープニングセレモニーとして、山田会長が作詞、市内の作曲家作道幸枝さんが作曲した「いのちの歌」を、山田会長とWHPの約60人が合唱した。山田会長は小児科医として直面した子どもの死を基に歌詞を作った。市民公開講演会では生と死を考える会全国協議会会長で上智大学グリーフケア研究所特任所長の高木慶子さんが「『いのち』それは愛する力」、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが「『生きなおす力』を求めて」と題して、それぞれ講演を行った。

 高木さんはターミナル(終末期)にある人々のスピリチュアルケアや悲嘆にある人々の心のケアに携わる一方、学校教育現場で使用できる「生と死の教育」カリキュラムビデオを制作。幅広い分野で全国的にテレビや講演会で活躍中。著書は「死と向き合う瞬間―ターミナル・ケアの現場から」「大震災・生かされたいのち」「喪失体験と悲観―阪神淡路大震災で子どもと死別した34人の母親の言葉」など多数ある。


高木慶子さん

 柳田さんは東京大学経済学部卒業後、NHKに入局。全日空羽田沖墜落事故などの取材から、1971年にこれらの事故を追ったルポルタージュ「マッハの恐怖」により第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。1974年NHKを退職して、現在までノンフィクション作家として活躍中。災害や事故、公害、戦争、病気と医療、少年事件など現代における「いのちの危機」をテーマに取材、研究、執筆活動を続けている。講談社ノンフィクション賞や菊池寛賞など受賞歴は多数。近著に「僕は9歳のときから死と向きあってきた」「新・がん50人の勇気」「終わらない原発事故と『日本病』」「言葉が立ち上がる時」などがある。


柳田邦男さん




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道新幹線来年3月26日開業

2015年09月21日 10時44分01秒 | 函館・道南情報
北海道新幹線(新青森ー新函館北斗)について、JR北海道とJR東日本は16日、来年3月26日に開業することを正式に発表した。


新函館北斗駅

1日計13往復するが、「はやぶさ」(東京―新函館北斗間)は10往復し(はやぶさは仙台―新函館北斗間でも1往復)、「はやて」が盛岡―新函館北斗間、新青森―新函館北斗間でそれぞれ1往復する。
最速4時間前後で首都圏と結ばれることで、北海道にも「新幹線時代」が到来するともいわれているが、4時間を切るか超えるかが重要なポイントだ。
新幹線と飛行機のどちらを選ぶか。そこには4時間の壁がある。
実際、所要時間が3時間台になると新幹線に乗る人が増え、4時間を超えると飛行機を選ぶそうだ。
博多延伸は2年、青森は1年半で終わった新幹線ブーム。
北海道新幹線のブームはいつまで続くのだろうか。

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