最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ひとり12,000円をばらまく代わりに

2009年01月25日 11時10分11秒 | その他
「通販生活・2009春号」(カタログハウス)の表紙には、通販生活の提案として下記のことが記されている。



ひとり12,000円の定額給付金をばらまく代わりに、
全住民(ホームレスの人、就労外国人まで)に
「新型インフルエンザ防護服セット」(1人分約5,000円)と
「2週間分の備蓄食料」(1人分約7,000円)を無料で配給する。
このほうがよほどよろこばれます。
なによりも命を守るのが国の仕事ですから。

麻生内閣が第2次補正予算案の目玉としている定額給付金だが、雇用や社会保障などほかの目的に使うべきとの意見に賛成の人は約8割にも達している。
定額給付金は政策目的が不明確だ。景気が後退する中での生活支援であり景気の下支えとも言われているようだが、その効果だって非常に疑わしい。したがって財政にも負担をかけるような定額給付金は白紙に戻すべきという意見はもっともである。
しかし、一番疑問に感じることは、経済対策の重要な柱と位置付けているのであれば、総額2兆円という規模があまりに中途半端であること。「100年に一度の経済危機」であるならば、その10倍以上の数字でなければ効果はないだろう。100年に一度のことに対応するには100年に一度のことをしなければいけないのである。

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夕暮れの海

2009年01月22日 00時25分49秒 | 函館・道南情報


大森浜に面した啄木小公園には海岸への階段がある。
冬の海は冷たくて寂しい。



東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

明治40年の5月から9月まで函館に住んでいた石川啄木は、夏の大森浜をよく散歩した。
この辺りには砂丘があり、ハマナスが咲き乱れていたそうだ。

潮かをる北の浜辺の
砂山のかの浜薔薇よ
今年も咲けるや

浜薔薇とはハマナスのこと。
花言葉は「見映えの良さ」「美しい悲しみ」


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足は重いが気分は晴れ晴れ

2009年01月21日 22時33分29秒 | 山歩き・散歩・温泉
 汐見山の山頂付近

ひと回り大きくなったようにも感じられるウエストに刺激を与えるべく函館山の汐見山コースを歩いてきた。

道はしっかりと踏み固められている。

厚着をして早足で登ったら上半身が一気に汗をかいた。

夕方だったせいか誰にも会うこともなかった。

下りになって、足は重いが、気分は晴れ晴れとなる。

 函館山の山頂を見上げる

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新聞に小誌の紹介記事が掲載

2009年01月17日 16時33分58秒 | メディカルはこだて
昨日の北海道新聞「みなみ風」と本日の函館新聞に小誌「メディカルはこだて」第30号が紹介された。
みなみ風では医療メディエーターや新しいシリーズとなる「治療最前線」、特集最終回となる「強い痛みの症状と治療」について、函館新聞では医療メディエーターのほか、「トピックス・リポート」の中から笑い療法士、前回からのシリーズである「リーダーの肖像」などをそれぞれ取り上げている。
両新聞の担当記者には深謝あるのみ。

 1月16日付北海道新聞「みなみ風」

 1月17日付函館新聞

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第30号(2008年12月号)が発刊

2009年01月12日 15時33分41秒 | メディカルはこだて


ホームページやブログでの紹介が遅れていたが、第30号が発刊となった。
特集は前回に引き続き「強い痛みの症状と治療」の最終回。痛みは身体の異常を知らせてくれる大切な合図である。痛みの程度は様々であるが、激しい痛み、強い痛み、ひどい痛み、憂鬱な痛みなど、我慢できなような痛みをもたらす疾患は数多くある。昔の人は強い痛みでも我慢することが美徳とばかりに耐える人が少なくないが、我慢することは病気の治癒を遅らせてしまうことにもなってしまう。
3回のシリーズで「強い痛みの症状と治療」をテーマにいろいろな病気を取り上げてきたが、最終回では、足の血管が浮き出る下肢静脈瘤、がん患者の疼痛コントロールには、尿路結石症の症状の特徴は疝痛発作、激烈な痛みが襲う疼痛発作、厄介で憂鬱になる鋭い痛みの口内炎について、それぞれの症状や診断、治療法などを紹介する。

函館中央病院外科科長の平口悦郎医師は日本医療メディエーター協会の資格である医療メディエーターAを取得しているが、医療メディエーターの誕生で医療はどう変化していくのだろうか。平口医師に話を聞いている。タイトルは「医療メディエーター」の誕生で医療はどう変わるのか。医療紛争を話し合いで解決する仲介役。

新シリーズとして「治療最前線」をスタートさせた。第1回目は鳥居泌尿器科医院副院長の田崎雅敬医師による夜間頻尿について。夜間頻尿は中高年以降に非常に高い頻度でみられる現象で、QOLを大きく障害するが、これまでは前立腺肥大症(男性の場合)や慢性膀胱炎(女性の場合)などの下部尿路障害と診断されるケースが多かった。しかし、最近では泌尿器科的な病態はもちろんであるが、循環器疾患をはじめとする生活習慣病などの全身的な要因が関与していることが明らかになってきた。田崎医師は患者に排尿日誌をつけてもらい、それに基づいた分類法による治療を行うことで、従来よりも格段に大きい治療効果を得るようになった。タイトルは夜間頻尿は泌尿器だけではなく全身的要素が関連した病態。排尿日誌の分類で高い治療効果と満足感。

最後は「メディカルはこだて」の価格変更(値上げ)のお知らせ。
小社発刊の季刊誌「メディカルはこだて」について、今回の第30号より新しい価格(780円)に変更させていただきたくお知らせ致します(旧価格:680円→新価格:780円)。

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