第59号では、訪問看護ステーション「オハナ」代表の高畑智子さんを取材した。
講演をする訪問看護ステーション「オハナ」代表の高畑智子さん。
道南・生と死を考える会(山田豊会長)の講演会が7月3日、函館中央病院南棟8階講堂で開催された。「お家で大往生」の演題で講演した高畑智子さんは、訪問看護ステーション「オハナ」代表。最期まで自宅で生活をするために必要なことや在宅医療の実例を紹介した講演に参加者は熱心に耳を傾けていた。
人口が27万人を切った函館市の高齢化率は32%、3人に1人が65歳以上だ。「高齢者単身世帯数は33.9%、つまり高齢者のいる世帯の3世帯に1世帯は単身なのです」と高畑さんは話す。現在、函館市と近郊にある訪問看護ステーションは23カ所。オハナは20133年12月に開設され、年中無休の24時間体制で在宅療養を支援し、自分らしく生きるための在宅療養を支える看護を提供している。
「8割の人が最期まで自宅で生活することを望んでいるのに、8割の人が病院で亡くなっています。函館の自宅看取り率8.7%。日本は先進国の中での在宅死率が低い」と教えてくれる。普段から意識したいことは、あまりたくさんの診療科にはかかり過ぎないで、自分のことをよく知ってもらえる『かかりつけ医』を持つこと。急性期病院とクリニック(診療所)との役割の違い、入院は治療が優先でやることをやったら帰るべきと指摘する。
「ゆる〜い介護を目指したいものです。こうあるべき介護からは脱却すること。自分を犠牲にしないで、どれだけズボラにできるか。つまり『なるようになるさ』という精神も必要です。そのためにはいろいろなサービスを上手く使ってください」。普段関係していない親族の心ない言葉は「へのカッパ」とは、その通りである。
(以上、本文より一部を抜粋)
講演をする訪問看護ステーション「オハナ」代表の高畑智子さん。
道南・生と死を考える会(山田豊会長)の講演会が7月3日、函館中央病院南棟8階講堂で開催された。「お家で大往生」の演題で講演した高畑智子さんは、訪問看護ステーション「オハナ」代表。最期まで自宅で生活をするために必要なことや在宅医療の実例を紹介した講演に参加者は熱心に耳を傾けていた。
人口が27万人を切った函館市の高齢化率は32%、3人に1人が65歳以上だ。「高齢者単身世帯数は33.9%、つまり高齢者のいる世帯の3世帯に1世帯は単身なのです」と高畑さんは話す。現在、函館市と近郊にある訪問看護ステーションは23カ所。オハナは20133年12月に開設され、年中無休の24時間体制で在宅療養を支援し、自分らしく生きるための在宅療養を支える看護を提供している。
「8割の人が最期まで自宅で生活することを望んでいるのに、8割の人が病院で亡くなっています。函館の自宅看取り率8.7%。日本は先進国の中での在宅死率が低い」と教えてくれる。普段から意識したいことは、あまりたくさんの診療科にはかかり過ぎないで、自分のことをよく知ってもらえる『かかりつけ医』を持つこと。急性期病院とクリニック(診療所)との役割の違い、入院は治療が優先でやることをやったら帰るべきと指摘する。
「ゆる〜い介護を目指したいものです。こうあるべき介護からは脱却すること。自分を犠牲にしないで、どれだけズボラにできるか。つまり『なるようになるさ』という精神も必要です。そのためにはいろいろなサービスを上手く使ってください」。普段関係していない親族の心ない言葉は「へのカッパ」とは、その通りである。
(以上、本文より一部を抜粋)