ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

突然大金を手にした人間が、それを無駄に浪費するというのはよく聞く話

2023-12-26 00:00:00 | Weblog

先日読んでみた記事を。動画も。

「3年でほぼ全額失った」高額当せん者の現実…年末ジャンボ1等当せんの確率2000万分の1【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

3年でほぼ全額失った」高額当せん者の現実…年末ジャンボ1等当せんの確率は2000万分の1【Nスタ解説】

私が興味のある部分について一部抜粋してご紹介。


3年でほぼ全額失ったという高額当選者
香川県に住む蔵間雄土さんは、1996年の年末ジャンボで1等前後賞合わせて、1億5000万円を当てています。そのときの心境は…

蔵間雄土さん
「どうしようかというより、当たったなという感動が、じわじわ来るんですね」

当時、蔵間さんは、出張で訪れていた東京で、たまたま年末ジャンボを購入し、みごと当選。ただ、そのときは、家族にも知らせなかったといいます。

蔵間雄土さん
「(関係が)おかしくなってしまうんじゃないかと」

大金を手にした蔵間さんは、さらに増やそうと、投資を始めましたが…

蔵間雄土さん
「全額を、まっいいか、と思って、博打みたいな感じで(投資に)やったら、消えてしまった。失敗した」

わずか3年で、ほぼ全額を失ったということです。

10億円当たったら人に言いますか?
上村キャスター:
宝くじで1000万円以上が当たると渡される冊子「『その日』から読む本」をご存じでしょうか。

本に何度も書かれているのが、「今の自分は、普段とは違う興奮状態であると自覚しましょう」ということ。
さらに、「必要ではない限り、現金は持ち帰らないようにしましょう」と。
また、「後悔する言動に注意をして、いつも通りの生活を心がけましょう」、
「1人でも話せば、噂が広まる覚悟を持って人に話しましょう」など、
当たり前のようにも感じますが、興奮状態なので、気分が大きくなってしまって、普段やらないことをやってしまうということが書いてありました。

秋元里奈さん:
こう書いてあるってことは、痛い目に遭っている人がいっぱいいるってことですよね。

上村キャスター:
本には、「人に言うか言わないか悩むぐらいだったら、言わない方がいい」と書いてあります。
自分だったら教えますか?

井上キャスター:
教えないでしょう…

ホランキャスター:
言わなくても、最近いいものを持ってるなとか、大きいお家を買ったなとか、何かあったんだなっていうのは、何となく思いますよね。

記事に出てくる蔵間氏は、投資に失敗して3年で金を失ったそうですが、こういう話は珍しくありません。たとえば・・・。

このような話はくりかえし読む価値がある(3月1日更新)


大金を手にした時の使い道は人それぞれではあるが、宝くじに当選すると散財しその後の人生を転落させてしまうという人も存在する。このほど宝くじの賞金をわずか2か月ほどで使い果たした英スコットランドの障がい者の男性が、ベネフィット(生活保護手当)を打ち切られ極貧生活に陥っていることを英メディア『Metro』『Daily Record』『The Sun』などが伝えた。

スコットランドのノース・ラナークシャー州マザーウェルに暮らすダニエル・ミラーさん(63歳)は、昨年9月に8万ポンド(約1,200万円)の宝くじに当選した。“大当たり”を夢見ていたダニエルさんの願いが叶ったわけだが、この当選が人生を狂わせてしまったと嘆いている。

【海外発!Breaking News】宝くじで7億円超を獲得するも、3年で使い果たした男性の転落人生(英)


宝くじ当選者の話題は少なくないが、大金を前にすると目先の判断がつかなくなってしまうのだろうか。英プリマスの男性は、「The National Lottery(国営宝くじ)」に当選し日本円にして7億円以上の大金を手にするも、わずか3年で使い果たしてしまったという。現在は行方がわからなくなっているこの男性について、『The Sun』など複数の英メディアが伝えている。

夕張保険金殺人事件


夕張警察署と夕張市消防局の現場検証の結果、この日は作業員の入寮を祝う宴会が夜10時ごろまで行われており、その際のジンギスカン鍋に使った焼き肉プレートか石油ストーブの不始末が火災の原因と認定された。保険会社はこの認定に基づき、全焼した宿舎にかけられていた火災保険金および死亡した作業員4人にかけられていた死亡保険金の合計1億3,800万円をH夫婦に支払った。これにより再び多額の保険金を得たH夫婦であったが、夫婦はこれらの保険金も1か月ほどでほとんど使い果たしたという。

「1億2000万の相続金を5年で使い果たした」生涯無職・長男57歳を"放置"した82歳老母の悔恨


1億2000万円を超える大金を手にして、とにかく舞い上がってしまったそうである。それまでもお金の管理は苦手で、月7万円の障害年金を好き勝手に使っているだけではなく、年金暮らしの母親にお金の無心をする機会も少なくなかった。

そんな長男はまず、亡くなった祖父母から母親が相続した家を、6000万円もの大金をかけて、新築同然にリフォームした。

(中略)

そのほかに長男は、週に2~3回タクシーを呼んで、それほど遠くはないコンビニまで買い物にも行っている。自分のおやつは、自分の目で選んで購入したいというのが、コンビニに行く理由。買い物中は駐車場にタクシーを待たせているので、毎回タクシー代が2000~3000円かかるそうだ。

(中略)

足に障害のある長男は、数年に1回、手術をおこなうことがあるそうだ。手術のために入院する際、今までも差額ベッド代のかかる部屋に入院していたが、相続財産を受け取ってからは、1日4万~5万円もする個室を選ぶようになったそうである。「この先、手術する必要があっても、相部屋だったら入院する気がしない」とまで、言っているらしい。

家の高額リフォームに加え、ひと月10万円を超えるタクシー代、趣味にかけるお金、高額になる入院費などにより、長男はなんと5年で、相続財産のすべてを使い果たしてしまった。

宝くじ3億円当せんの女性は音信不通に なぜ“一攫千金”は不幸を呼び込むのか?


宝くじで3億円当たった40代女性の相談に乗った経験がありますが、彼女は当せん後すぐに仕事を辞めてタワーマンションを契約したり、ブランド品を買いあさったりと無茶なお金の使い方を繰り返し、最終的に音信不通になってしまいました。私は預貯金の確保と分散投資などをアドバイスしたのですが、聞く耳を持ってもらえなかった。いま、どこでどんな暮らしをしているのか、とても心配です


退職金と妻の遺産がいっぺんに入って、1億円を手にした60代男性もいました。真面目なサラリーマンとして一生懸命働いてきたにもかかわらず、『いままで地味だった分、残りの人生を派手に謳歌したい。このお金をもっと増やしたい』と考えて、株式投資や信用取引につぎこんでしまったようです。ピタリと連絡が途絶え、1年後、そのかたのお子さんからお金はほとんど残らなかったと連絡がありました

こういった心理について、同じ記事で


 なぜ“一攫千金”は不幸を呼び込むのか。金融系のウェブサービスを提供するマネーフォワードの創業者のひとりで投資や金融資産の管理に詳しい瀧俊雄さんが解説する。

「同じ“大金”であっても、退職金ならば数十年働いて得たという実感があるうえ、先輩や上司の例を知っているため、浪費にはつながりにくい。ところが“棚ボタ”による大金は、完全なる不労所得のうえ心の準備がまったくない状態で降ってくる。

 いわば異常事態なので正常な判断ができなくなり、すぐに浪費してしまったり、投資でもっと増やそうと考えて失敗してしまう。すぐに仕事を辞めてしまう人も多いですが、働いていなければ空白の時間が増え、暇つぶしにもお金を使うことになる。そうなれば年間で1000万円や2000万円は簡単になくなってしまいます」

と指摘されています。まあそういうことなのでしょう。元予備校教師である佐藤忠志氏は、

“年収2億カリスマ予備校講師・金ピカ先生…朝からビールの日々「生きる屍です」”


 妻との喧嘩の原因の1つが、趣味の車だった。CMC社のティファニークラシックを「人生最後の愛車に」と購入した。

 「1億。めったにないですよ。日本で1台しかない車ですから。米国で1億3000万って言っていたのに、目の前で1億積んだらOKというのでね」

 ちょうどその時期の自身のフェイスブックに「糞ばばに入院中に解約された。私の趣味は日本刀と車。(中略)もう私には趣味は無い。生きる甲斐、目標が無い。(中略)自殺では妻の世間体が悪い」などと記し、その後、更新をストップ。安否を心配する書き込みなどは放置されたまま。妻をのろけることもあったブログもやめてしまっている。

 趣味の暴走は、熟年夫婦の亀裂になった。

 「女房が反対したからですよ。勝手にキャンセルしちゃったんです。結局? 買いました。大きなケンカに? 私から車を取り上げよう、取り上げようとするから…」

 車は生きがいだった。

 「リンカーン・コンチネンタル、キャデラックのフルサイズ、ベンツのオープンカー、ロールスのターボに乗ってきました。今のティファニーは私にとって息子のようなものです」

金ピカ先生・佐藤忠志さんは、なぜ絶望したか


ついには「死ぬまで住み続けていい」という条件のもと、知人に自宅を売り払い、そのカネで高級外車を買おうとした佐藤さんに妻の怒りは限界に達した。'17年のある日、突然家を出ていってしまう。

こんな話は引用し出すときりがないのでこのくらいでやめますが、私たちは、このような人たちの轍は踏まないようにしましょう。こういう馬鹿どものような失敗を私たちがまねることはない。また宝くじでなくても、アスリートなども似たようなところがあります。詳細は下の記事を。

サッカー選手“引退後”の現実とは イングランドでは40%が4年以内に破産、3分の1が1年以内に離婚

こちらの記事も参考になります。

なぜメジャーリーガーは引退後5年で8割「自己破産」するのか

私も拙ブログで、アスリートの破産の問題についてご紹介したことがあります。

「自分は例外だ」なんて考えないほうがいいのかもしれない(米国スポーツ選手の浪費と困窮について)

以上拙記事をふくめて決して読んでいて楽しいものではありませんが、ここは我慢して目を通していただければ幸いです。自分が損をしないためには、他人の失敗を糧にするに限ります。


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