拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

誤字俗字

2010-05-17 13:44:06 | インポート
これからしばらくの間、HPに、民法の最新判例をアップしていきます。登記申請の実務で、受検時代に教わらなかったことの一つに外字があります。日本人の名前には、同じような漢字であっても、微妙に異なる文字(誤字俗字)が使われていることがあります。その人の名前を登記するときは、なるべく、そういった文字を用いてあげたいと思います(オリジナリティの問題ですから。)。で、紙(申請書)で申請していたときは、その文字だけ手書きで書いたりとかして対処は簡単だったのですが、オンライン申請だと、そう簡単ではありません。あーやってこーやってこーやってあーやって(要は、外字をこしらえて保存して申請情報に貼り付けて、ということです。)、どうにかその字で申請します。そうやって申請しても、登記所から電話がかかってきて、「あのー、外字で申請されたんですけど、その字、登記できないんで、一番近い文字で登記します。」とか言われたりします。学校で教えてるおかげで、法令の知識はいつもぴっかぴかなのですが、字にはいつも苦労させられます。こういった苦労は、欧米ではないですよね。言語によって違いはあるにせよ、決まったアルファベット(日本語で言えば仮名に該当する。)だけで、表現しますから。時々、日本語の漢字(+誤字俗字)の制度って、世界と競争するにあたって不利じゃないかなー、と思います。だって、いろんなことを勉強するほか、膨大の時間と脳みそを漢字の勉強にもあてなければならないわけですから。漢字の本場の中国だって、漢字は簡略化してます。でも、文化ですから、守らなければならない、という漢字(じゃなくて感じ)もします。難しいです。

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