アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

この森に、天使はバスを降りた

2007年03月25日 | 日記
映画「きみに読む物語」「この森で、天使はバスを降りた」をdvdを借りてきて観ました。(共にアメリカ映画)

「きみに読む物語」は一生涯、ひとりの女性を愛した純愛物語です。

「この森で、天使はバスを降りた」は、10年程前の作品ですが、秀作でした。
5年の刑期を終えた女性がある町に降り立ちます。

閉鎖的な町の中で食堂で働くことになります。

息子を戦争で失った(?)女主人、自信がなく気弱で傷付きやすい優しい仲間、戦争のためズタズタに心に傷をおった元兵士、そして彼女も・・

その傷は、自分が招いた傷ではなく、他人の理不尽なまでの行為によって受け、罪を犯してしまったのだ。

森に癒され、人の真心に癒され、そしてチャンスを与えられた時に人は立ち直れる。

人には無限の可能性がある、それは湿気た社会(世間)が生み出す俗物ではない。
天使は、そんなチャンス(可能性)を与えてくれた。

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我が輩は猫である

2007年03月23日 | 
070323

阿部謹也著『近代化と世間』を読んでみました。
日本社会を語るうえでは「世間」を忘れてはいけないことですが、この「世間」というのは実に厄介なものだなと思います。

この方の本を以前に読んだことがありますが、夏目漱石ほど「世間」を熟知している人はいなかった(?)といった内容でした。

だから、コンプレックスを持ち、文学とはないか?と考え極度のノイローゼになってしまったとか、誰よりも苦悩し続けた作家でもあったのです。

慣習という世間、社会人という世間。
一歩出ればがんじがらめで、夢や希望もなかったりします。

簡単にいってしまえば、世間はしがみつく社会だということ。
だから天下りという、しがみつくムラ社会しか作れない。
(それから外れれば差別と化し、だからやめられない)

本来、大学生活という期間は学ぶ期間であるはずなのに、遊ぶものという風潮がまん延している。(遊びも学びのひとつだと思いますが)
それは、社会に出たら、夢などないと知っているからであろう。

夏目漱石の『我が輩は猫である』を読んでいますが、出だしは
「我が輩は猫である、名前はまだない」で始まります。

あーそうかあ。
この猫は、世間の外側にいるのだなあと思った次第です。
この猫のように、日本社会を外側から眺めてみることも必要かなと思います。
漱石はそれを愉快、滑稽な小説として描き、第一級のユーモア作品に仕上げた。


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ニュースの天才

2007年03月22日 | 日記
DVDを借りてきて観たのですが、自分でニュースをねつ造した実話に基づく物語です。
ねつ造もうわべではなく、偽のサイトを作ったり取材ノートも作ったりと半端ではありません。
でも、しだいにそれも暴かれていきます。

人はなぜ嘘をつくのか?

日本でも旧石器発見のねつ造やテレビ番組のねつ造など、無くなる気配すらありません。

日常生活でさえ、ねつ造の宝庫です。
人の陰口を言いふらし相手を陥れるなんて簡単です。

人を喜ばせようと、それが習慣化して精神が麻痺していくのか、それともなんらかの圧力が人をそこまで追い詰めてしまうのか、嘘をつく動機さえ突き止めればこうしたねつ造もなくなるのではと思います。

僕は常々、人の期待には応えないと書いています。
その訳は、期待させるプレッシャーに負けてしまいそうだからです。
だから嘘をつく理由もありません。

唯一、期待していいのは自分自身であり、それが夢という形に現れたらいいと思っています。

コメント (2)
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春らしく

2007年03月21日 | 
070321

こうして絵を描いていて、上手く描けたと思ったことがありません。
時間が経つと、ため息が出ることさえあります。

ゴールはないのだなあ~。
ただ、タスキはあるのかもしれない・・

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夏目漱石のつもり

2007年03月20日 | 
070320

新聞に載っていた茂木健一郎氏のコラムに夏目漱石のことについて書かれてあったので、僕もなんだか読みたくなってしまいました。

早速、無料でダウンロードして「我が輩は猫である」を読み始めました。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person148.html
 
高校時代に文庫本を買って読み始めたはいいが、途中でやめてしまったという経験があります。
分厚く、ぎっしりと文字が書かれてあり、その頃は世間という魔性にうとく、完読に至るということはなかったのですが、ガシガシ(どういう意味やねん)の大人になった今、果たして完読できるか楽しみでもあります。

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