「これがすべてを変える(資本主義vs気候変動)」(ナオミ・クライン著)を読む
・1970年台の10年間に世界中で報告された干ばつ、洪水、以上気温、山火事、暴風雨などの自然災害は660件、2000年代にはその数は3322件と5倍に増えいている。
・災害による緊急時の出費は、通常の公共支出を削減することによって相殺し、これにより今までのインフラ点検、整備が疎かになる。そのうち次の災害が襲ってくるときには、さらに脆弱になる。まさに古典的な悪循環になる。
・2014年5月、フランスの大気汚染が危険レベルに達した時、パリ市当局は市民がk車を使わないように公共交通を3日間無料にするという素早い判断をした。もし民営の交通機関であったなら激しく抵抗しただろう。